No.2ベストアンサー
- 回答日時:
#1さんの書かれているような消極的節税策のほかに、積極的な節税策というものがあります。
例えば、バブルの頃、莫大な利益をあげた企業の中に、航空機を取得するものがありました。1機200億円くらいもするジャンボ機などを一般企業が取得したのです。当然、自分で利用するわけではなく、航空会社にリースします。航空機は通常30年くらい使用可能です。最初の10年はJALなどが、次の10年はKALなどが、そして最後の10年は東南アジア系航空会社などが使用します。毎年10億円くらいのリース料を受け取ることになります。これがなぜ節税になるかというと、税金計算上の航空機の耐用年数が10年だからです。10年で減価償却できるのです。だから、取得後10年間は20億円の減価償却ができ、10億の収入と相殺して10億円の赤字になる。これで税金が軽減できるわけです。もちろん、11年目以降は巨額の利益が発生するのですが、バブルで大もうけした企業も、10年後には本業で赤字転落しているので航空機の利益は消去され、結局税金を支払わないですむことになります。このように、一時的に発生した巨額の利益を消しこみ、税負担を軽減するのが積極的節税策です。お金持ちの副業による税金対策というのは、いくつかのパターンが考えられます。第一は上記の航空機と同様に減価償却を利用した利益の先送りです。テナントビルの1階店舗部分を取得し、その減価償却などで赤字をつくり節税する。税金を免れつつ不動産投資をし資産形成するわけです。将来本業が苦しくなったとき、不動産を処分して現金化することができます。不動産の立地によっては資産の値上がりも期待できます。
第二は相続税対策です。例えば、大資産家が1億円の土地を所有していた場合、更地や駐車場として利用していると、相続時に最高税率が適用されると7千万円の税金がとられます。けれど、その上に仮設店舗を建築し小規模事業用土地としておくと8割評価減が適用され、1億円の土地は2千万円と評価されて最高でも14百万円の税金に軽減されます。56百万円もの節税になります。これであれば、実際の店舗が赤字であってもまったく損はしません。
第三は税務署対策です。税務署では高額所得者はマークされ所得税や相続税の調査対象となります。年間所得が一定水準を超えると、毎年確定申告時に所有財産の一覧を提出しなくてはいけなくなります。こうしたことをさけるため、わざと損をだして所得を減らし、目立たないようにしたいという人は少なくありません。
このように、税金対策というのはいくつかの理由が考えられます。持てるものの悩みというやつですね。
20050607さん、ご回答して頂きありがとうございます。
目から鱗です。。。そんな方法が。。。って感じです。凄く参考になりました。
何か絶対仕掛け?タネがあると思ったんですが、色々な方法がやっぱりあるんですね。
他にも色々あると思いますが20050607さんの説明でも十二分に理解できました。
本当にありがとうございました(^^)
感謝感謝です!
No.1
- 回答日時:
こんばんは。
節税とは,学問的にいえば(と言いながら簡単な表現ですが)
法律上予定されている手段により納税額を少なくすることです。
つまり,配偶者控除,○○控除など,自分に当てはまる控除などを
きちんと適用することによるものです。
その反対が脱税ですね。
「必要経費をできるだけ認めてもらう」という表現は
節税の定義ではないような気がします。
個人事業者などが収入を得るために支払う経費が必要経費。
これは法律上きちんと控除すべきものとして認められておりますので
それをきちんと申告することは節税となりますが
必要経費は当然控除を認められるものですから
「できるだけ認めてもらう」という表現は誤りではないでしょうか。
多分このような表現になるのは
領収証を手当たり次第集めているような事業者を見てのイメージでは?
いえ,事業者が全てそうとは言っていません。
また,節税は給与所得者に限ったことではなく,納税者全てに共通する言葉です。
カラオケボックス等が赤字でもいいというのは
例えばA社という会社がスーパーを経営していて,そのほかにスナック経営しているとします。
そうしますと,スーパーで仮に2000万円の所得があっても
スナックが1000万円の赤字(マイナス)ならA社としての所得金額は1000万円になります。
これで納税額が減るという意味だと思います。
実際にそういっていた社長さんがいますが
私は1000万円の赤字があるということはその分だけ損はしているわけですから
全然税金対策になっていないんじゃないかと思うのですが。
他に理由があるなら私も知りたいです。
harabojiさん、回答して頂きありがとうございます。
>必要経費をできるだけ認めてもらう
っていうのは確かにおかしいですよね(^_^;
でも全体的に節税に関しては合っている感じなので良かったです。
あと、後半の税金対策の質問ですが、harabojiさんと全く同じ意見で、赤字=損になるからどうしてそれが税金対策とか言うんですかね??
本当に昔からよく社長さん達が言っているんですが理解できません。
単純に儲けるつもりで儲からなかったから税金対策だよ!っていう言い訳、ごまかしを言っているんですかね?
副業でもなんでも何か始める時に赤字でもいい、赤字でも美味しいんだよ!ってことがあり得るんでしょうかね?うーん。。。わかりませんね(^_^;
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 投資・株式の税金 サラリーマン投資家(海外FX)の節税目的のマイクロ法人設立について 2 2022/09/19 18:37
- 副業・複業 副業売上のうち、手元に残る金額をざっくり知りたいです★ 2 2022/10/05 04:42
- 所得税 サラリーマンの副業による税金還付。どこまで教えたら「違法な脱税指南」となるのか? 2 2023/03/15 07:43
- その他(資産運用・投資) 節税と資産形成について 1 2022/07/26 12:24
- 減税・節税 国保➡社会保険に加入のがふるさと納税の恩恵がある? 3 2023/05/26 11:48
- 減税・節税 ふるさと納税返礼品制度を活用する為の方法 1 2023/05/23 15:56
- 個人事業主・自営業・フリーランス 会社員を続けながら会社にバレずに個人事業主として自宅でサロンの開業を考えています。 開業届けや住民税 2 2022/09/24 16:39
- 副業・複業 副業の税申告について 4 2023/05/13 16:01
- 確定申告 分からないことがあります。 ICLを受けると40万ほどかかるそうですが、以下の文章からするといくらか 2 2023/06/28 16:54
- 減税・節税 NTTグループ企業が従業員給与の一部をDポイント払いにした場合、、、、 9 2023/08/26 15:48
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
10.5万っていくらですか?
-
建設業の個人事業主です。先月...
-
固定資産税 住宅用地と非住宅...
-
節税用の投資マンションについて
-
ダンサーの確定申告について教...
-
医療法人化について
-
一時所得の節税
-
「見解の違い」は税務署に有利...
-
法人契約の生命保険で資産計上...
-
個人事業主 青色申告 節税対策等
-
個人から法人への贈与
-
【法律】凄い会社の節税方法を...
-
副業収入と設立した会社から給...
-
源泉徴収ありの特定口座で売却...
-
税務署に行って職員さんに「税...
-
法人の税務調査後の修正申告
-
ネットワークビジネスでの税金...
-
市民税・府民税の滞納について
-
節税と資産形成について
-
学会や大学を法人化するメリット
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
固定資産税 住宅用地と非住宅...
-
年収1000万超えの節税対策とし...
-
10.5万っていくらですか?
-
税金対策のお店について
-
ボランティアで掛かったお金は...
-
専業デイトレで法人化した場合
-
個人で雀荘経営の節税について
-
ダンサーの確定申告について教...
-
サラリーマン投資家(海外FX)...
-
同棲相手に賃貸契約
-
建設業の個人事業主です。先月...
-
法人がNISAやiDecoで投資をする...
-
国税局が抜き打ちで来た会社は...
-
社員契約か業務委託契約か
-
サラリーマンの節税対策セミナ...
-
税務調査での変な計算の仕方の...
-
派遣社員の税金対策
-
個人から法人への贈与
-
自営業者の人は何でも経費にし...
-
法人化したほうが節税できる等...
おすすめ情報