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総入れ歯について調べているのですが、
総入れ歯は、「上あごの天井部分」が、金属かプラスチックで値段が違ってくるようなのですが、
「歯と歯茎に相当する部分」は、どれも“プラスチック”とだけ書いてあるのですが、保険適用のものと自費のものとで、このプラスチックの部分に、違いはあるのでしょうか?
使われるプラスチックの種類は違うのでしょうか?
ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示下さい。よろしくおねがいします。

A 回答 (4件)

1)です。

(1)人工歯は陶材、レジン系の材料があります。陶歯でも保険適応のものはあります。レジン歯とレジン床は同じ系の材料ですので、科学的に結合して強度を確保しますが、陶歯はレジン床とは化学的に結合しませんので、ピンのような構造で物理的に維持させます。陶歯は自然観がある。色素が沈着しにくく、経年変化が少ない。と言った反面、落としたりすると欠けやすい。かみ合せによってはカチカチ音がする。などと言うことがあげられます。レジン歯はおおよそこの逆です。床の材料ですが、一部を金属に置き換えたりしますが、基本的にはレジン系の材料です(昔は木やゴムなども使われていたそうです)(2)レジンとは(細かい定義は別として)プラスチックの事を指していると思って良いと思います。ですので、総称のレジンの中にアクリル系やポリスルフォン系などの種類があります。
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この回答へのお礼

再びレスを頂きありがとうございました。
陶歯とレジン歯の違いやレジンの分類などとてもよくわかりました。とても参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/10/10 18:46

No.2です。



No.1,3様のお答えの通りです。
保険の場合、顎部分はアクリル系及びスルフォン酸、カーボネイト等のレジン(プラスチック)で出来ています。
保険の場合でも自費の場合でも使われる人工の歯はセラミック(陶材)やレジンで出来ています(共通です)。
レジンの歯は、アクリル系で、レジン単体の物や二酸化ケイ素等の添加剤を加え硬度を増した物が使われます。
(自費の場合噛み合せ部分の設計が非常に高度な物が使われる場合はありますが、材質は基本的に同じです。)

歯科で使われるレジンにはこのほかにもウレタン系の物があります。被せ物に使われる白い歯に使われます。


なお、日本語で使われる「プラスチック」は本来「可塑性の有る材料」(有る条件で自由に形を変えることが出来る材料)の総称で、いわゆる樹脂は専門的には「レジン」と呼ばれます。
アクリル系のプラスチック=アクリル系レジン=アクリル樹脂です。
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この回答へのお礼

再びご回答を頂きありがとうございました。
とても詳しく教えて頂き、疑問点もおかげ様で
解決できました。とても感謝しています。

今回の質問に対しkatatumuriojisan様とkavokg様の2名の方に、本当にご親切に教えて頂き、どちらの方にも新しい有用なご回答を頂戴しましたため、
(しかも補足までお願いしてしまいました。)
良回答20pと10pの選びようがなく
とても決めかねてしまい困り果ててしまいました。
本当ならどちらの方にも良回答20pとさせて頂きたい気持ちで一杯なのですが、それができないため、どうしたらいいか悩んで考えた末、時系列順にさせていただくしかないということに至りました。
katatumuriojisan様には、とても専門的な事を素人にも分かりやすく教えて頂きましたのに、大変申し訳無いのですが、どうかお許し下さい。申し訳ありません。

お礼日時:2005/10/10 18:57

材料の基本的な違いはNo.1様のお答えの通りです。



金属の床(あご)が有る入れ歯に対しては通常ポリメタクリル酸メチルなどアクリル系のレジン(プラスチック)が用いられます。
アクリルを長い線状に重合させた高分子化合物ですが、これをさらに網目状にし強度を増したものが自費の場合使われることもあります。

ポリスルフォン酸やポリカーボネイト等スルフォン系の物は、強度は非常に高いのですが、細かい部分に入り込みにくく金属の床との密着性に問題があり、あまり使われません。

プラスチック部分の材質は保険と自費で似たような物ですが、仕上げは全く違う場合があります。
自費ではその人の年齢や顔貌に合わせた歯肉の状態を再現したり、微妙な色の違いや血管の様子まで表現する場合もあります。

ただし、自費の場合の出来上がりは術者(歯科医師や歯科技工士)の技量やセンス、あるいは考え方によってまちまちです。
それとなく人間の歯茎に見える最低限の仕上げしか保障されない保険の入れ歯と全く同じ仕上げしかされないことも残念ながらあります。

種類はほぼ同じ仕上げには違いがあったり無かったり、と言ったところがお答えです。

この回答への補足

ご回答を頂きましてありがとうございました。アクリルのご説明などネットでいくら調べても素人には分からなかった事を教えて頂きとても参考になりました。
その中で申し訳ないのですが、一点ばかり確認させて頂きたく補足させて頂きました。どうかレス頂けましたら幸いです。

>金属の床(あご)が有る入れ歯に対しては通常ポリメタクリル酸メチルなどアクリル系のレジン(プラスチック)が用いられます。

ネットで見たところ、保険の効く総入れ歯は、床の部分もすべてプラスチックのようなのですが、そうすると“床の部分”“歯茎”“歯”のすべて「アクリル系レジン」でできていると考えてよいのでしょうか?

補足日時:2005/10/08 22:52
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歯科医です。

プラスチック部分は大きく分けて、最もよく使われているアクリルレジン系とポリスルフォン系に大別できます。ポリスルフォン系は鳴り物入りで登場した材料ですが、経年劣化が大きく余り使われなくなって来ているように思われます。アクリル系の材料は通常のタイプと強化したタイプがあります。ちなみに歯(人工歯)にはレジン系(これも普通と硬質があります)のものと陶歯と言う陶器のものがあります。材料費の差は保険、自費であってもそう大きくはありません。義歯製作にかかる、いわゆる手間と技術料によるものが大きいと思います。

この回答への補足

ご回答を頂きありがとうございます。そこで2点ばかりお聞きしたい事があるのですが、お願いできないでしょうか?
(1)総入れ歯は歯茎と人工歯は同じプラスチックの材料で、しか作れないと思い込んでいたのですが(^^;、自費ならば総入れ歯でも、人工歯の部分は陶歯を使う場合もあるのでしょうか?
その場合、歯茎はレジン、歯は陶歯というようになるのでしょうか?(歯茎も歯に合わせてセラミックなどという事はないですよね、歯茎はレジン以外では作れませんよね・・?)
(2)>アクリル系の材料は通常のタイプと強化したタイプがあります。ちなみに歯(人工歯)にはレジン系(これも普通と硬質があります)
アクリル系の材料とレジン系の材料があるのでょうか?
床と歯茎と歯とで、アクリル系とレジン系を使い分ける場合もあるのでしょうか?
どうかよろしくお願い致します。

補足日時:2005/10/08 22:23
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