
お世話になります。
最近では一般的になっているベタ基礎の配筋について質問いたします。
1 スラブ筋について
シングル配筋の場合の端部処理の仕方です。スラブ筋の端部は、立ち上がり部の横筋(主筋など)にフックにして引っ掛ける。または、90度に曲げて下方向に縦筋などに定着(定着長は?)する。もしくは、そのまま何もせずに配筋。
スラブ厚150mmの時のスラブ筋の位置ですが、60mmのサイコロ状のものを置きますが、これで土被りは問題ないですが、配筋のしかたとしては、スラブ上に近い側に配筋するのがいいように思うのですがいかがでしょうか。
2 継手位置
最近は加工済の鉄筋が多いようですが、加工や運搬を考慮してなのか継手位置のことは考えていないようです。つまり主筋などの継手部位置が上下とも同じ場所に集中しますが、補強筋を入れれば問題はないのでしょうか。
3 縦筋の定着
縦筋を断面で見ると、基礎上からペンで書くと 上→下→横→斜め→横 のような絵柄になると思います。この最後の横の部分なのですが、ちょうどスラブ筋と同じレベルに位置すると思います。この部分の定着40dは必要なのでしょうか。それとも、スラブ筋とは別に考えるため特に40dは必要ないとかんがえるのでしょうか。
4 ベタ基礎内部の立ち上がり部
縦筋の下部の端部の処理のしかたなのですが、もちろん90度に曲げてスラブ内部に配筋されることになりますが、この90度に曲げたところからの端部の定着長の決めはあるのでしょうか。
以上4点の回答、参考文献などをお待ちいたします。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
そうですネ!
貴方の結論は、遠からず正解でしょう?!
大切な事は、沢山の物を見、沢山の事を聞き、そして、自分の意見(考え)を構築する事です。
建築構造設計は力学ですが、書物の中だけの学問ではありません。
現場という場所で、現実に照らして判断しなくてはならないものです。
仮に、正しい事なのですが、出来ない事や無駄な事を無理矢理押し通しても、結果、正解でした! とはいかない場合が多いものです。
そこで、貴方に望む事は、法律等で規制されている事、学会が推奨している事、従来から慣例的に行われている事の種分けをすることが大切ですから、先ずはその辺から、焦らずに勉強して下さい。
想像ですが、貴方は意匠設計を専門としている方と思います。
意匠の方が構造に疑問を持って頂く事は、大変喜ばしい事と思います。
実は、小生、構造と意匠を自分でこなします。最近は、設計期間が不足しているので、構造設計は専門家に任せていますが、工事監理は相変わらず自分でしています。構造を理解した上で意匠設計をする事は楽しいですヨ! こんな事、構造的に無理かナ? と思う事も不安なく設計できますからネ!
貴方は、きっと私より若い方だと思います。設計士にとって、必ずしもスバラシイ未来(明るい未来)が約束されているとは考え難い時勢ですが、これからは貴方たちの時代ですから、頑張ってクライアントに喜ばれる建物を数多く設計されることを期待して、本件の最終回答とします。長く成りました、スミマセン!
何度もご回答いただきましてありがとうございます。
私は、これから新築を考えている少し建築に興味がある素人です。興味のあるメーカーの現場を見学して疑問を感じたところを質問させていただきました。重ねて御礼申し上げます。
No.4
- 回答日時:
JIOの配筋写真との事ですが、確かに定着長の短いものもあります。
これは、設計者及び検査員のその部位に対する考え方によるものでしょう?
基本的に、木造の基礎に関しては配筋基準が明確に示されていませんから、
設計者、特に構造設計者の判断が優先されるのが現状でしょう。
貴方が質問した4)の部位は、舟底基礎でない限りにおいては、
単なる補強程度に考えている事が多いようです。
しかし、この部位は、厳密に言えば、単なる補強の意を越えたものなのです。
その理由は、地震時の基礎のスライドを止めるkeyの役割を持っているのです。
従って、安易な考えで配筋してはいけないのですヨ!
また、立ち上がり筋は、スラブに定着する必要はないと記載しましたが、
これは、スラブ筋が立ち上がり筋に定着されている場合です。
構造計算をしていないベタ基礎の場合、外周以外の立ち上がりが、スラブ下からのものがありますネ!
この場合、スラブ筋は引き通しに成りますから、スラブ筋の定着長は不足します。
そのため、立ち上がり筋をスラブ筋に定着します。また、そうしないと
立ち上がり筋が安定しません。原則40d程度を考えます。しかし、現場的には40dの長さを確保しているものは少なく、スラブ筋ピッチ+5cm程度です。この長さは、立ち上がり筋とスラブ直交筋ピッチが異なった場合の対策ですネ!
何度も回答ありがとうございます。
まさに、私が疑問を感じていることを教示いただいていると思います。おっしゃるとおり、HPの写真を見る限りでは、内部の立ち上がり部の縦筋のスラブとの定着長は、40dなんて数字は該当しないものばかりのような気がします。(ちょこんと載っている感じ)
考えるに、鉄筋コンクリート造は住宅の基礎であれ、躯体がRC造であれ、全ての基準は同じであると思っております。ただ、住宅の基礎については、回答者様が言われる配筋の基準が明確にないとのお話のとおり、図書館なども回りいろいろと調べましたが、ベタ基礎に関する配筋の組み方を未だ見つけておりません。
たぶん、他に回答者が付かないのは上記理由のような気が致します。
回答者様の考えに反するような、あるいは私が疑問に思っているような配筋でも、結果的に法的あるいはJIOの検査でも特に問題はないということになるのでしょうか。
おつきあいいただければ幸いです。
No.2
- 回答日時:
質問の意味が理解できました。
2)の回答:ユニットタイプの基礎立ち上がり部分の横配筋ですネ! この場合(木造の場合)、柱間の距離が狭いので基礎梁としての地盤反力があまり大きくないのが一般的です。従って、それ程の応力が生じませんから、補強筋で十分です。
3)の回答:底版の位置より、周囲の立ち上がり部分の下端が低い場合の配筋ですネ! この場合は、ハンチ状の形状に成りますネ!この部分は、スラブと立ち上がり部分の固定度を高めるために作成しますから、この斜め筋は、スラブの端部応力に対抗します。従って、1)で回答した定着長さが必要に成るでしょう!
たびたびの回答ありがとうございます。また、質問の意味を理解いただきましてありがとうございます。
広義的に住宅の場合はユニットタイプは補強筋でOKということですね。それと、スラブの定着も必要ということですね。ただ、なんとなくですが、いろいろなHPを見ていると、JIOの検査状況の写真などには定着長はおそらく40dもとれていないような写真を多く見受けられます。これでも、建築基準法上悪くは無いということでしょか?
No.1
- 回答日時:
木造のベタ基礎ですネ!
1)の回答:ベタ基礎のスラブは土間ではありませんから、立ち上がり部の横筋にフックして引っ掛けるはダメですネ!また、90度に曲げて下方向に定着は部位から判断して不適当と判断します。因に、定着長さは異形鉄筋では25d~40d(コンクリートの基準強度や先端フック有無により異なる)です。また、基礎スラブ(シングル配筋の場合)は、スラブ上部に配してはいけません!基礎スラブは応力の発生状況が一般スラブとは逆になりますからネ!
2)の回答:この質問はどこの部位ですか? 基本的に鉄筋の継手位置が集中してしまうのは好ましくない! 補強筋の問題ではありません。好ましくないのですから、監理者又は技術者として的確な指示をして改善すべきです。
3)の回答:質問の意味が判りません?
4)の回答:基本的に基礎の立ち上がり部は、基礎梁と解釈するので、梁配筋に準拠すれば問題ありません。つまり、スラブ内に定着の決めはありません。スラブを梁に定着させるのが原則でしょうネ!
参考文献:私は、全国鉄筋業協同組合連合会編『鉄筋工事施工要領書』
を参考に鉄筋の配筋を考慮しています。しかし、この要領書には木造の事は記述されていません。日本建築学会の鉄筋コンクリート造配筋指針を参考にしてはいかがですか?
この回答への補足
回答ありがとうございます。そうです。木造2階建での話です。
1)スラブ筋を立ち上がり部の横筋に引っ掛けるのはNGですか?多くのHPの断面図や写真では、鉄筋端部を曲げて鉛直方向に向けていますが、その鉛直方向部の長さはどこにも記載ありません。定めがないなら端部をフック処理してもOKなのかなと思いますが。
基礎スラブの応力は逆でしたか。
2)いわゆる外周部の立ち上がり部の主筋を含む横筋全てですが、ユニットと呼ぶのでしょうか?縦筋と溶接されて出来上がっています。そのため、おのずと継手位置が同じ場所になるというものです。これが許されることなのかを知りたいのです。
3)ベタ基礎断面図を見ると縦筋が上から下へ、そこから横へ、そこから斜め上方向へ、そこから横方向へ というような加工を施すと思いますが、その最後の横方向部の長さに決まりはあるのでしょうか。
4)スラブ内に定着の決めはないのですか。
以上、ご回答いただければ幸いです。
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