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elegancisteというフランス語はあるのでしょうか。あるとしたら、どういう意味でしょうか(日本語の本で見かけたのですが、カタカナでエレガンシストと書いてあり、スペルは推測です)。文脈からすると、エレガントな人という意味で使っているようなのですが、-ist(e)は、「主義」や「~を仕事とする」という意味だと辞書にありました。

A 回答 (2件)

はじめまして。



ご質問1:
<elegancisteというフランス語はあるのでしょうか。>

ありません。

ただ、語尾に-isteという女性形を使っていることから、これは、著者が「仏語として」使っているのは間違いないとと思われます。

英語としての使用ならelegancistになるからです。


ご質問2:
<日本語の本で見かけたのですが、カタカナでエレガンシストと書いてあり、スペルは推測です>

という状況であれば、その本の著者の「造語」と思われます。

個人的には、造語にしてもあまり「エレガンス」を感じません。接尾辞-istに固いニュアンスがあるため、elecancisteにすると「エレガンス」がえらく気張って感じられます。エレガンスの持つ「優雅さ」が消えてしまうような気がします。


ご質問3:
<文脈からすると、エレガントな人という意味で使っているようなのですが>

ご質問にあるとおり、-ist(e)は、「主義」や「~を仕事とする」という意味になりますから、ここでは「エレガントを信条とする人」「エレガンスを実践する人」という意味で使っていると推察されます。

ファッション雑誌などを見ていると、そのような造語が次から次へと出てきますね。

雑誌などでは、明らかに造語とわかるのが殆どですが、ご質問の場合も、著者が「造語」とわかって和製英語として使っているように思います。

ちなみに、愛読している25ansというファッション雑誌に「パリマダム(私のHN)」とあったので、ちょっとドキッとしましたが(私のHNのParismadamは「パリ在住の既婚女性」という単純な意味でつけたので)、フランスでパリ在住のマダムを「パリマダム」とは言いません。これも造語の和製フランス語(英語)です。

以上ご参考までに。

この回答への補足

順番にわかりやすく答えてくださってありがとうございます!
造語とわかり、納得いたしました。よくよく考えてみれば、雑誌やテレビなどで、やまほど造語を見かけますね! 
HNの由来のお話も大変興味深いです。Parismadamと聞くと、「パリのマダム」だと思ってしまいました、お恥ずかしいです。
後学のためにお聞きしたいのですが、「エレガントな人」はフランス語ではどう表現するのでしょうか? une femme eleganteと辞書で見つけましたが、合っていますか?? 質問を重ねてしまってすみません。お答えをもしいただけたなら幸いです。

補足日時:2008/07/31 20:48
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この回答へのお礼

本当にたすかりました、どうもありがとうございました。
補足質問の「お礼」にHN「Parismadame」と間違えたスペルを打ってしまいました。お詫び申し上げます。

お礼日時:2008/08/01 03:29

No.1です。

早速のお返事を有難うございます。補足質問にお答えします。

ご質問1:
<「エレガントな人」はフランス語ではどう表現するのでしょうか?>

1.ご質問にあるune femme eleganteで合っています。femmeは「女性」になります。

2.このeleganteは「エレガントな」という形容詞として使われていますが、エレガンスという名詞を使って表すこともできます。
例:
une femme d’elegance
(直訳)「エレガンスを持った女性」
→(意訳)「エレガントな女性」

3.このdeは「特徴」を表す前置詞で、「~の特徴のある」→「~を備えた」の意味で使われています。

4.あるいは、名詞を使わずに形容詞だけで「エレガントな人だ」の意味になり、名詞をつけるよりこの語法の方が一般的で、相手にも敬意を示す表現になります。
例:
Elle est elegante.
「彼女はエレガントな人だ」
の方が適切です。

Elle est une femme elegante.
は客観的な語法ですが、特に面と向かっては使わない方がいい表現です。

5.一方、形容詞に定冠詞をつけて名詞化することもできます。
例:
Elle est l’elegante.
「彼女はエレガントな人だ」

この名詞を使った
faire l’elegante「上品ぶる」
などのイディオムもあります。


ご質問2:
<「パリのマダム」だと思ってしまいました>

その解釈でいいんですよ。ただ、マダムはこちらでは単なる既婚女性または成人女性に対する一般的な敬称ですので、和訳すればパリ(在住)の既婚女性という意味になるのです。

マダムとフランス語にすると上品に聞えますが、Madame!という呼びかけはフランスでは一般的で日本でいう「奥さん!」と同じ感覚なのです。

確かに「パリ」自体にスノッブな響きがあるので、どうしても「パリのマダム」的なニュアンスが出てしまいますが、さらに秘話を申し上げれば、少し前のドラマで「プリマダム」というのがあったと思いますが、それをヒントにもじっただけなのです(笑)。


以上ご参考になれば、、、。
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この回答へのお礼

追加質問にも、ご丁寧にお答えくださり、ありがとうございます!
elegant(e)/eleganceでは単に名詞と形容詞の違いとしか思っていませんでした。
日本語でも、文法上は間違いではないが、本人に対しては言わない言い方、気取った言い方などありますが、異国語ではそのことを失念してしまいます。Parismadameさんが「生きた」フランス語教えてくださって、とても勉強になりました。
わたしがずっと気になっているdeとla(le)もでてきて、うなってしまいます。難しいです。。。
HNの由来のヒミツ、プリマダムだとは思いませんでした!黒木瞳さんのドラマですね?
マダムがカタカナ日本語では「優雅な奥様」という使われ方が多いですが、既婚の女性、というシンプルな意味なのですね。
フランス語の質問をまた投稿すると思います。そのとき、見かけましたらどうぞまたよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/08/01 03:21

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