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世の中にはいろいろな国があり、どの国にも独自の食文化があると思うのですが、なぜフランス料理だけが特別有名なのでしょうか?
そこまでオリジナリティが有るのでしょうか、他に理由があるのでしょうか?
あまり食べ比べたことがないので疑問に思いました。
中華料理についても同じですが、よろしければ中華料理についても豆知識をお願いします。

A 回答 (2件)

フランス料理の元は、イタリアです。


イタリアはフィレンツエの豪商メディチ家からフランスに嫁いだ、「カトリーヌ・ド・メディシス」が、嫁ぐ際に料理人や菓子職人などを連れてフランスに行ったのが
フランス料理の祖ということになっています。

バロック文化のなかでもまれ、王侯貴族に供する為に手間や値段を無視して高級に洗練されたフランス料理ですが、
その後、フランスで革命が起こります。王侯貴族が、国から追い出されてしまったんです。
それにより、王宮料理を作れる料理人が大量に失職。フランス料理を作れる料理人は、
近隣各国に亡命したり、革命後の新興権力者「ブルジョワジー」に雇われて、世界を共に旅したりしました。
これによって、世界にフランス料理が広まった。と考えられます。

中華については、世界中に「華僑」と呼ばれる中国人のコミュニティーがある事が原因でしょうね。
(華僑とは、先行して商売をはじめたものが同郷人を雇い入れ、
 雇われた者はやがて独立しまた同郷人を雇うことを繰り返すことで、その地に根付いていくコミュニティー)

いずれにせよ「大人数の料理人が、世界に散らばる要因がある」というのが、有名になった原因では?
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フランス料理の有能なシェフは、「料理に唾を入れる」と昔言われていました。

これは、味よりも見た目を重視するということを皮肉った喩えです。つまり、フランス料理は技巧なんですね。
また、フランス料理が花咲いたパリは、海から100キロ近くあります。冷蔵技術の発展していない昔では、食材となる魚はほとんど腐りかけか、塩漬けのものだったでしょう。前の方が書いているように、フランス料理の原型はイタリア料理ですが、内陸のパリでは食材の鮮度が違います。
そこで、どう香辛料を使うかやソースでどうごまかすかという技術が非常に発達しました。
こうした意味でフランス料理は「芸術品」となったわけです。

ただ、60年以降、ヌーベルキュイジーヌといわれる新しい波が現れました。これは、日本料理などのように素材を活かした料理です。冷蔵技術の発展によって、技術だけでなく味についても世界に誇れる物となったのでしょうね。

中華料理については、中国人の食に対する好奇心でしょうね。よく言われるのが、「中国人が食べない四つ足のものは、テーブルと椅子だけ」という言葉です。とにかく、なんでも食べようとしてしまうんですね。
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