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私の父親は今現在58歳なんですが、よく今の英語の入試と、昔の入試を比べて次のことを言います。

「昔の大学入試は、選択問題が少なく、長文も少なかったが質は良かった。私立で
も何処の大学でも英作文や文法問題がきっちり合った。今の大学入試は採点を楽
にする為に記号問題や量ばかりを増やして、速さを重視している。そういう傾向は
よろしくない」
みたいな事を言います。

そこで質問なのですが、根本的に英語の力を養うとしたら、昔の大学入試と現代の
大学入試はどちらのほうが質が良いと思いますか?

是非、皆さんの意見を聞かせてください。

A 回答 (2件)

自分が受験生のころから何十年も入試を受け続けていますが(ただし,いまは試験監督や問題チェッカー,採点者として),傾向は変わっているかもしれませんね。



1.昔は課題文として,いささか古めかしい評論ふうのものが多かったように思いますが,いまは雑誌記事なども多いでしょう。実戦的になっています。それだけ社会や文化,技術などについての知識を前提として要求するようになりますから,高校の英語の先生では受験指導が大変なんじゃないか,と思うこともあります。

2.課題文を読んで正しいものを選べという選択問題は,選択式だからといって易しいとはいえません。課題文の細かなところまで読み込めていないと,正解が出せないように作問しますから。まあ,あてずっぽうでも何分の1かの確率で正解がえられますけどね。

3.文法問題は,昔も今もいわば点取り問題であって,「これができなきゃしょうがない」というものです。もっとも,いまのぼくは,いちおう正解はだせるものの教科書的には忘れてしまい,なぜ正しいかを説明できません 笑。

4.もし作文が減ったとすれば,採点が難しいからでしょう。専門外のぼくが読んでも「すっと読めるか,ひっかかるか」は判断できますが,さて部分点を何点をつけるかとなるとわかりません。答案枚数が多いと,限られた人数の英語の専門家やネイティヴ教員では対応できないのです。ぼくの目では,難関大学なら,いまもむかしもきっちり出題していると思いますが。

どっちがいいというわけではなく,きわめて個人的な印象です。
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30年くらい前に大学入試を受けたものです。



最近の大学入試が、きちんとした知識よりも速さを重視しているという意見は、本当にそうかなと思いますが、もしそれが本当だとしたら、英語の知識だけではなく実用性が重視されているということじゃないのかなあと思います。

実際に英語を使おうとするときに、知識を持っているかどうかだけではなく、どれだけ速く運用できるかは、非常に重要です。「時間をかけてゆっくり考えればわかる」のでは、どんなにたくさんの文法と単語の知識があっていても、実際の会話には間に合わないし、英字新聞を毎日読むこともできません。

また、瞬間的にわかるレベルに達しているということは、それだけ基本ができているということです。野球で基礎の素振りやキャッチボールがしっかりできているというのは、変化球が1つか2つ投げられるかどうかよりも、これまでの努力や今後の伸びを考えると、より評価されても不思議ではありません。

いずれにしろ、大学入試というのは、学生を選抜するためにあります。時代によって高校生の学習内容や社会環境が変わっているのであれば、それに応じて入試も変わらざるを得ません。どちらがいいかというのは、いちがいにはいえないと思います。

ちなみに、私はそこそこレベルの高い国立大学と私立薬科大学を受けましたが、どちらも長文読解が問題の大半をしめていて、細かい文法知識を問う問題は記憶になく、英作文、リスニングはありませんでした。あなたのお父さんの体験とは違いますね(笑)。

また、年配の人間にとって、だいたいは自分が若い頃にやってきたことは、よく見えるものなんですよね。そのあたりは、割り引いて考える必要はあると思います。本気に信じ込むのでも、むきになって反論するのでもなく、「そういう考え方もあるのかな」程度に受け流しておくといいでしょう。
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