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この英文の意味を教えてください

"It will not be difficult to find a dedication for the money part of it commensurate with the purpose and significance of its origin."

A 回答 (12件中1~10件)

半世紀以上前(1950年)に行われたノーベル文学賞の受賞スピーチで、しかも、それがあのアメリカ文学の巨匠ウィリアム・フォークナーによるものであれば、難解なのは仕方ないかもしれません。



とにかくにも前後の文脈なしには正確な翻訳はできませんね。

問題の部分はスピーチの前半のパラグラフにあり、以下の文章に続きます。

I feel that this award was not made to me as a man, but to my work - a life's work in the agony and sweat of the human spirit, not for glory and least of all for profit, but to create out of the materials of the human spirit something which did not exist before. So this award is only mine in trust.

この部分の大意は「この賞は私個人に贈られたものと言うより、私の苦難に満ちた著作に対して贈られたものだと思う。ですので、この賞は私に委託されたものであると考えている。」というようなことです。

それに続くのが件の部分です。

It will not be difficult to find a dedication for the money part of it commensurate with the purpose and significance of its origin.

さて、実は重要なのは前半部分ではなく、この後に続く部分です。

But I would like to do the same with the acclaim too, by using this moment as a pinnacle from which I might be listened to by the young men and women already dedicated to the same anguish and travail, among whom is already that one who will some day stand here where I am standing.
(しかしながら、私としては、この賞賛に応えて、同じことを違ったやり方でやりたいのです。それは、この瞬間、この場を、私と同じ苦痛と苦悩のために心身を捧げている若い男女に語りかけるための、高峰の頂として使うことなのです。その中にはすでに、今私が立っているこの場に、いつの日か立つことになる者もいるでしょう。)

さて、賞賛に応えて、ノーベル賞の授賞式の壇上で行うこととは何でしょうか?

そうです、この“a dedication”は「献呈の辞」(著書や賞などを「誰それに捧げる」という旨を述べる、スピーチや本の冒頭の挨拶)の意味で使われているのです。

これを「寄付」だとか「献身」と解釈してしまうと、文脈から意味が取れなくなってしまいます。(dedicationには「寄付」の意味はありませんし、「献身」の場合は後に続く前置詞がforではなくtoでなければなりません。また“a”dedicationとなってますので、これは可算名詞として使われていることにも注意が必要です。)

以上の点に注意して私なりに翻訳してみますので、参考にしてみて下さい。
It will not be difficult to find a dedication for the money part of it commensurate with the purpose and significance of its origin.
(この賞の本源的な意義や目的にかなったものではありますが、賞の一部である賞金についての献呈の辞【この賞金をどこどこに寄付するといったような】はよく見られるものです。)
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ノーベル賞の起源を考えると,その賞金を新しい作家育成のための基金とすることは何ら下世話なことではありません。



for the money part of it これでかたまりとしか考えられません。
part of it で「その一部」と切ると,ここが浮いてしまう。
for one's part とか for the part of ...で「...に関していえば」
すなわち,「金銭面についていえば」

do the same with the acclaim
これは「賞賛に応えて」などとはなりません。
「喝采についても(関しても)同じことをする」
この with はこうとしかとれません。
こういう英語を何十年も読んできたらわかりますよ。

「金銭面でしたことと同じことを喝采についてもする」

今自分が浴びている喝采を,作家として身を立てるべく献身している若者に対して贈ろう。
ノーベル賞の賞金を新人作家育成の基金とすべく寄付するのと同じく,この喝采も将来の作家のために贈ろう。

a dedication
確かに,この語が可算的になるのは辞書によると
「献呈の辞」「竣工式」です。
「献呈の辞」で前後とどうつながるのか。
「献呈の辞」だけで,それが賞賛の言葉という意味になるわけでなく,どんな言葉なのかも書かず,単に a dedication としてどんな意味を持たせるというのか。

と言いながらも私の中でこの語については納得しきれていません。
(一つにはやはり a donation ではないか,という気持ちがあります)

新たに浮かんだ考えとしては
dedicate という動詞に「金を取りのけておく」という意味があることです。
その名詞形として「賞金を何らかの用途にさくこと」程度の意味。
for the money part of it という語句のために,
dedication という名詞に金銭的な意味を含めることができる。
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#3の回答者さんがリンクされているスピーチの初めの部分を、私なりに訳してみました。



この賞は、私という人間に対してではなく、私の仕事に対して与えられたものだと思います。人間の精神の苦悩と汗の中での、栄光やましてや利益のためなどではなく、人間の精神という素材から以前には存在しなかった何かを創造するための、生涯の仕事に対して。
ですから、この賞は私に委ねられたものにすぎません。この賞の賞金(の使いみち)について言えば、そのもともとの目的と重要性にふさわしい献身(的な仕事)を見つけ(て、その仕事に報いるために使用す)るのは難しくないでしょう。
しかし私は、(この賞によって私にもたらされる)喝采についても同じように(次の世代の献身的な仕事に報いるために使用)したいのです。(私と)同様の苦悩と労苦に既に身を捧げている若い男女 ―その中には、いつの日か、私が今立っているこの場に立つことになる者もいるでしょう― が私の言葉に耳を傾けているかもしれない、この絶頂の瞬間を利用して。


“mine in trust”のtrustは「信託」「寄託」の意味で、全体では「一定の目的のために私が預かっているもの」のニュアンスだと思います。

“a dedication”は、“the young men and women already dedicated to the same anguish and travail”のdedicateと全く同じものをさしていると思います。(文学賞を受賞した作家なんだから、違うもののことを言っているなら、当然違う言葉を使い分けていたはずです)
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it will not be difficult to find a dedication


が主になるぶんです。
a dedicationは9番さんが仰るように

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&stype=0 …

献呈の辞

の意味でつかわている。

献呈の辞を見い出すのはそんなに難しいことではない。

moneyは添付辞書のIDIOMSで
http://education.yahoo.com/reference/dictionary/ …

for (one's) money
According to one's opinion, choice, or preference: For my money, it's not worth the trouble.
でカッコの中のone'sがtheに換わったと思えば

ノーベル賞の~の~に関して’献呈の辞’にあたる意見等を見い出すことはそんなに難しいことではない・・・

そうすれば、お金の呪縛から解放され、前後文が繋がるはずです。
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「ノーベル賞の一部である賞金は同賞の本来の目的と意義に相応な金額だが、賞金獲得を目的に進められている研究も少なくはないだろう」



'a dedication for the money' は「おカネを目的に頑張る」という意味ではないでしょうか。
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ひとつ気づいたのは,前の


this award is only mine in trust
とつながっているのですね。
trust の面でのみ「このノーベル賞は私のもの」
でも,for the money part of it「賞金に関して」は
寄付しましょう。

acclaim も若者たちに捧げよう。

「捧げる」という意味で dedication でいいのでしょうか。
まだ donation という気がしてなりません。
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#5 の方の回答をみて,なるほど,と思うと同時に,


a dedication という語で「寄付」の意味合いが出るのかという疑問が残ります。
まさか,donation の誤り?
もちろん,本人が間違えたわけでなく,文字に起こす段階で。

それでも for the money part of it の説明がつきません。
part of it で「その一部」というつながりにはなりますが。

もう少し検討したいと思います。
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William Faulkner


http://en.wikipedia.org/wiki/William_Faulkner
「Though he won the Nobel prize for 1949, it was not awarded until the 1950 awards banquet, when Faulkner was awarded the 1949 prize and Bertrand Russell the 1950 prize.[19] He donated a portion of his Nobel winnings "to establish a fund to support and encourage new fiction writers", eventually resulting in the PEN/Faulkner Award for Fiction. 」
を読めば「dedication」の意味が分かりますね。
>"It will not be difficult to find a dedication for the money part of it commensurate with the purpose and significance of its origin."
「ノーベル賞の賞金の一部を寄付することはこの賞の元来の目的や意義に見合うものであるということを理解するのは難しくはないでしょう。」

以上、参考になれば幸いです。
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dedication for とはつながっていません。


for the money part of it は
for one's part「...に関しては」というつながりです。

「a dedication は,金銭面に関してその起源の目的と意義にふさわしいものであると気づくのに難くはない」

後に do the same with the acclaim とあるようです。
do the same とは find ... commensurate「ふさわしいと思う」で
acclaim とは今浴びている喝さいのことでしょう。

と考えると a dedication は「授賞式」のことでしょうか。
dedicate の意味からも「受賞」というより「授賞」。
「竣工式,献納式」の意味はあるようですが。

あるいは単純に仕事への献身か。
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回答を変更します。



ちょっと調べてノーベル賞授賞の際のスピーチだと分かりました。
http://nobelprize.org/nobel_prizes/literature/la …

it は「ノーベル賞」ですね。
この賞金の授与(献呈)がこの賞本来の目的や意義に見合うものだと気づくのはそう難しくないだろう。
と。

いや、こっちか。
この賞金についてこの賞本来の目的や意義に見合う使い方(捧げ方)を見つけるのはそう難しくないだろう。

find A for B BにAを見つけてやる
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