プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

難しい簿記の問題です。さっぱり分かりません!

売上高10,000 (売上割戻控除済み)
売上原価7,000
期首売上債権1,000
期末売上債権1,200
期首棚卸資産450
期末棚卸資産600
期首仕入債務920
期末仕入債務800
期首前受金130
期末前受金310
前受金はすべて商品取引に関わるものである
売上割戻40
売上割引20
手形100を割引き割引料を15支払った
仕入債務の返済のために他社振出手形400を裏書譲渡した

売上げ仕入はともに掛で行ったものとする

キャッシュフロー計算書における「営業収入」と
「商品の仕入による支出」の額を求めなさい


これを解ける人いますか?

A 回答 (1件)

営業収入:9,545


商品の仕入による支出:6,870
となると思います。

説明の都合上、先に商品の仕入による支出からお話します。
売上原価、期首棚卸資産、期末棚卸資産より、当期に仕入れた額は
7,000+600-450=7,150
と分かります。これが当期に掛で仕入を行なった額です。これに期首仕入債務、期末仕入債務を用いて、
920+7,150-800=7,270
となります。これが仕入によるキャッシュアウトの基本額です。あとはこれに若干の調整を加えます。調整項目は仕入債務返済のための手形裏書譲渡ですね。
現金で出す代わりに他社振出手形で支払ったのですからキャッシュアウトに対する-方向への調整ですね。
(もしこれが自社振出の支払手形だったら期末仕入債務に反映されているはずです)
以上より、商品の仕入による支出は7,270-400=6,870

次に、営業収入ですが、売上は掛で行なっているのですから、
期首売上債権1,000+売上高10,000-期末売上債権1,200=9,800
が売上によるキャッシュインの基本額です。あとはこれに若干の調整を加えます。
前受金:売上に先んじて得ている現金ですから、期首より期末の方が多いということは、+方向への調整となります。
売上割戻:これは売上高に反映済みですので調整不要です。
売上割引:これは売上高には反映されません(営業外損益計算の範囲ですから)。しかし、キャッシュフロー計算書では営業収入の調整項目になるようです。従って-方向の調整。
手形割引:割引後の入金額(100-15=85)は期末売上債権の減少に繋がっているはずですので、考慮済みです。一方、割引額の方は、売上割引と同様に考えるようです。従って-方向の調整。
そして、もう一点、「仕入債務の返済のために他社振出手形400を裏書譲渡した」です。
この「他社振出手形」とは受取手形、つまり売上で得た手形ですので営業収入の調整にも必要となります。裏書譲渡により期末売上債権は減少していますが、キャッシュインを伴っていません。従って-方向の調整。
以上より、営業収入は9,800+180(前受金の増加額)-20(売上割引)-15(手形割引料)-400(裏書譲渡)=9,545

以上のようになると思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございました。
よく分かりました。

お礼日時:2010/11/14 19:36

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!