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財務会計論の企業結合の吸収合併の段階取得の仕訳が良く分かりません。
下記が分からなかった問題です。
分からなかったのが、連結修正仕訳の箇所です。
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問題.
1.甲社は乙社の設立時に75,000円を出資し、25%の株式(250株)を取得した。
以来、甲社は乙社を持分法適用関連会社としている。
なお、乙社に対する持分比率は、×1年3月31日まで変化していない。
2.×1年4月1日に、甲社と乙社は吸収合併存続会社として合併した。
当該合併は取得とされ、取得企業は甲社となった。
3.合併にあたり、甲社は乙社株主(甲社を除く)に対して甲社株式450株(全て新株)を交付した。
4.甲社及び乙社の合併直前における個別貸借対照表は次の通りであった。
●借方
甲社:諸資産1,900,000
乙社:諸資産660,000
●貸方
甲社:諸負債520,000
甲社:資本金1,000,000
甲社:利益剰余金380,000
乙社:諸負債200,000
乙社:資本金300,000
乙社:利益剰余金160,000

5.甲社及び乙社の合併直前における諸資産・諸負債の時価は次の通りであった。
甲社:諸資産1,980,000
甲社:諸負債520,000
乙社:諸資産700,000
乙社:諸負債200,000

6.合併期日における甲社の株価は1株当たり950円、乙社の時価は1株当たり570円である。

回答.
・合併における会計処理
諸資産700,000/諸負債200,000
のれん2,500/乙社株式75,000
  /払込資本427,500

・連結修正仕訳
(1)開始仕訳
乙社株式40,000/利益剰余金40,000
(2)段階取得に係る差益の認識
のれん27,500/段階取得に係る差益27,500
(3)取得後利益剰余金の修正
のれん40,000/乙社株式
※115,000-75,000=40,000

このようになっているのですが、
(1)と(3)の仕訳の意味が良く分からないのです。
学校で教わった時は、(2)の仕訳しか教えてもらわなかったはずなので、いきなり(1)と(3)の仕訳が書かれていて、意味が分からない状態です。
分かる方がいましたら教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

ひとことで言えば、乙社株式の簿価が単体と連結で異なるために生じる仕訳です。




乙社株式の簿価は単体上は取得価格の75,000円です。

しかし連結上は「持分法を適用」しなければならないため、
×1年3月31日の連結決算時に
乙社株式 40,000円/持分法による投資損益 40,000円
という仕訳が計上されているはずです。
(金額:乙社:利益剰余金160,000×持分25%=40,000円)

この結果、×1年3月31日時点での「連結上の」乙社株式の簿価は75,000円+40,000円=115,000円となります。
それを連結上修正しているのです。

(1)開始仕訳
乙社株式40,000/利益剰余金40,000
→上記持分法仕訳の開始仕訳。


(3)取得後利益剰余金の修正
のれん40,000/乙社株式
※115,000-75,000=40,000
→持分法による簿価修正に伴いのれんも修正。


(3)補足
連結上の合併仕訳はこうなります。
諸資産700,000/諸負債200,000
のれん42,500/乙社株式115,000
  /払込資本427,500

これを単体上の仕訳から上記連結上の仕訳に治すため、(3)の仕訳が求められます。
乙社株式を持分法適用後の簿価に直し、その分のれんを修正



ちなみに問題文になかったので、わかりませんが乙社の設立が×0年4月1日であることを前提にしてます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
問題テキストにはこんなに丁寧に書いてなくて、全然わかりませんでしたが、
理解が出来ました。
もうひとつ質問なのですが、
25%の株式を取得ではなく、50%の株式を取得していた場合は、
持分法ではなく連結処理となり、(1)の開始仕訳が変わるのですか?
投資と資本の相殺消去のように、
資本金前期末残高/関係会社株式
利益剰余金前期末残高/少数株主持分前期末残高
のれん/
のような仕訳を切るという事でしょうか?
よろしくお願いします。

お礼日時:2011/09/01 16:29

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