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1.である述語文が二つ続いて一つの文になる場合、
例えば、「彼が会社員××、営業課の主任である。」
××の部分は、「であり」と「であって」のどっちを使った方が正しいですか。両方とも正しい場合、それぞれの表すニュアンスがどういうふうに違いますか。
2.である述語文が三つ以上続いて一つの文になる場合、
例えば、「この林檎の産地が長野県△△、品種名が「恵み」△△、その特徴がみずみずしくてあまいということ△△、長野県の名産品である。」
△△の部分に、「であり」と「であって」をどういう順序で使ったらよろしいでしょうか。
しかし、どこかで「で」の使用も考えられますね、例文が不適切かもしれませんが、とにかく、「であり」と「であって」が一つの文の中で使われる場合の前後の順序、表す程度の相違などがわかりあません。
もし、回答者様の方に良い例文がありましたら、それを使ってご説明していただいてもいいです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

1.である述語文が二つ続いて一つの文になる場合、



「彼が会社員××、営業課の主任である。」という文は、「(この中の)誰が会社員ですか?」という問いに対する応答である場合以外は不自然な表現です。
「彼は会社員××、営業課の主任である。」という文が自然ですので、この前提でお答えいたします。
彼という人物の説明であれば、
「彼は会社員であり、営業課の主任である。」
が一般的です。
「会社員」と「営業課の主任」という身分が同等の価値観で連結されているニュアンスがあります。
「彼は会社員であって、営業課の主任である。」と言う場合は、「会社員」に重点が置かれていることになるでしょう。
たとえば、「自営業ではなくて会社員である」という点を強調したい場合の表現になると思います。
逆に考えると、それ以外の意図でこの表現を使うと不自然になってしまう、ということでもあります。

2.である述語文が三つ以上続いて一つの文になる場合、

「鯨の祖先はカバと同じであり、哺乳類であって、子供は母乳で育つのである」
のような例文が可能でしょう。
基本的には、「であって」など、同じ活用形が連続すると違和感を与えることになると思います。
1と同様に、「であって」は重点を置きたい項目に使うと良いと思います。
上の例文の場合、魚類ではないことに重点を置きたいため、「哺乳類であって」としたわけです。
祖先がカバと同じであることに重点を置きたければ、
「鯨は、その祖先はカバと同じであって、哺乳類であり、子供は母乳で育つのである」などとなるでしょう。

ただ、原文のような商品説明文の場合、重点を置きすぎる(強調しすぎる)とくどい印象を与えてしまい逆効果になる危険性があります。
基本的には、「であって」→「であり」→「で」という具合に強調の度合いは低くなりますが、むしろ、押し付けがましくない表現になるため、逆に好印象の文になる場合も多いと思います。
また、「産地は長野県」と「長野県の名産品」が重複の印象を与えて語感も良いとは言えません。
蛇足でしょうが、「この林檎は長野県の名産品であって、品種名は「恵み」。みずみずしくてあまいという特徴から、好評を博している」などと、県名を強調するぐらいに留めるのが妥当、といったところでしょうか。
  
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この回答へのお礼

解決のできない質問になるじゃないかと思いきや、大変わかりやすいご説明で、ありがとうございました!よくわかりました!ご指摘も納得です!今後の文書作りにまた頑張ります!

お礼日時:2012/10/05 05:50

短文こそが望ましいのだという基本を逸脱してはいけません。


ダラダラと冗長な、長いセンテンスを好むのは、児童のやることです。
長い文章を書くと、頭が良さそうに見えると思い込んでいるのでしょうね。

詩のような短い言葉こそ、美しいのだという理解が必要です。
因みに、アタマの良い人ほど、ひらがなを多用し、そのセンテンスも短いというデータもあるようですよ。
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この回答へのお礼

ご教示ありがとうございました!

お礼日時:2012/10/05 05:28

No.2です。


接続詞を使い分けて同じ言葉の繰り返しは避けた方が読みやすいですし、いくらでも書き換えがきくでしょうと言いたかったのですが、質問は別に一つの表現に拘ったわけではなく、学術的な興味レベルのお話でしたか。
であれば単に本が好きってだけで体系的に日本語を学んだわけではない私ではお役に立てないですね(^^;

「この梨の産地は千葉県××、品種名は「望み」××、とても美味しい梨である。」という文章については、「産地」、「品種」、
「味」という3つの要素はいずれも従属関係にない、それぞれ独立した内容ですよね?
だからNo.2回答に即して言えば、『この梨の産地は千葉県であり、品種名は「望み」であり、とても美味しい。』とするのが正解、というのが補足に対する私の回答としておきます。

ちなみに、
『この梨は千葉県産であって、品種名は「望み」であり、とても美味しい。』
とすれば、「千葉県産」に誇りを持った千葉県民の言葉かと感じますし、
『この梨は千葉県産であり、品種名は「望み」であって、とても美味しい。』
とすれば産地や品種よりも「美味しい」という事実を重視しているように感じます。

どうでしょ、私のニュアンス伝わりましたかね?

もっとも、実際に口に出せばイントネーションや読点の間合い一つで意味合いはどうとでも変えられるでしょうね。
私は「であり、」は前後の内容が同格と見て、2文の間はほとんど開けずに続けて読みます。しかし、「であって、」は前後別格と見て意識を一旦切るために、「であり、」よりもコンマゼロ数秒くらい間隔をあけて読む感じです。だから上記のような印象になるのだと思います。
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この回答へのお礼

前後二回のご回答、本当にありがとうございました!感激で胸がいっぱいです。挙げていただいた例文は、何回も何回も繰り返し読ませていただいています。おっしゃるとおりのそれぞれ違うニュアンスが確かに伝わってきます。最後のまとめも大変よかったです。この感覚を今後の文書作りに活かそうと思っています。先生のようにたくさんの本を読まれることは本当に素敵なことですね。

お礼日時:2012/10/05 05:11

文法的な解説は出来ませんので、例文的な回答で済みません(_"_)



「であり」というのは後ろに同格の言葉が続く。
「であって」というのは後ろに異なる格の言葉が続く。
私はそんなイメージで使い分けてます。

~~~

・彼は会社員であり、営業課の主任である。
 メインの立場がいずれであるのか不明で、両者は完全に同格。

・彼は会社員であり、営業課の主任でもある。
→彼は会社員で、営業課の主任をしている。
 会社員と営業課主任は同程度の意味。営業課主任というのは会社員としての立場の補足。

・彼は会社員であって、営業課の主任である。
→彼は会社員で、会社で営業課主任の職を務めている。
 「営業課主任」であることに会社員であること以外の意味を含めようとしている。

・彼は営業課の主任であり、すなわち会社員である。
→彼は営業課主任で、つまり彼は会社勤めをしている。
 会社員と営業課主任は同程度の意味。会社員というのは営業課主任としての立場の補足。

う~ん、うまく言い表せてる感じがしない気もしますが(--;

なおいずれも、主部は「彼が」ではなく、「彼は」とします。後のリンゴ文も同じですが、質問文の「が」の使い方は一般的では無いように感じますね。「彼が会社員であり」と書くと、会社員とはすべからく「彼」のような存在である事を暗示した文章のように感じます。

~~~

「であり」というのは「で・あり」という言い切り方の言葉なので、そもそも一つの文や連続した文の中で幾つも重ねて使うと鬱陶しく感じます。「で」だけで済ませ、かつ重ねて使うのも2つ程度にして一旦文章を切るべきでしょう。
質問文の例なら「この林檎の産地は長野県で、品種名は「恵み」。瑞々しくて甘く、長野県の名産品である。」といった感じの方が読み取りやすいでしょうね。あるいは「この林檎は産地が長野県、品種名は「恵み」で、瑞々しくて甘く、長野県の名産品である。」とでもしましょうか。

~~~
彼は会社員であり、営業課の主任である。また二児の良き父親であるとともに良き夫であり、同居の養父母にとっては便利な運転手でもある。
・・・漱石の時代にカナで書かれたかのようなレトロ感めいた印象を少し感じます(^^;。

彼は会社員であり、営業課で主任を勤めている。また二児の良き父親であるとともに妻にとっては良き夫であるが、同居の養父母には便利な運転手として思われているフシもある。
・・・なんて文章だと昭和の小説っぽいですね。

彼は会社で営業課主任を勤めている。また妻にとっては良き夫であり、子どもにとって良い父親でもある。さらに同居の養父母には便利な運転手として頼られている。
・・・これくらいが私の感じる「普通」な文章ですね。

この回答への補足

No.1さんが挙げていただいた例は、その後半がちょうど「~であって、~ではない」という慣用文型であり、文末が否定形であれば、迷うことなくその前に「~であって」を使わせていただくことができます。

No.2さんからのご説明の中心は、そもそも欲張りすぎた気持ちのすえ書かせていただいた4つの並行成分からなる例の林檎文が良くなかったせいで、2。+2。で区切るとしてご教示をいただきました。

以上は全部、大変勉強になりましたが、やはり、自分の本来の疑問がまだ解けられていません。質問文ではっきり言わなかった私がいけなかったです。
そこで、「である肯定述語文が三つだけ続いて一つの文になる場合」に限定し直して、質問させていただきます。「であり」と「であって」の混用はおありでしょうか。
もしこの例文がご説明に使えれば、どうぞお使いください。「この梨の産地は千葉県××、品種名は「望み」××、とても美味しい梨である。」
引き続きご教示いただければ幸いです。

補足日時:2012/10/04 14:10
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この回答へのお礼

大変詳しいご説明、本当にありがとうございました!

お礼日時:2012/10/05 05:12

で、あって>故に>即結論。

多くの場合否定に使われる
で、あり>続く分の選択肢は広い

彼の弁当箱に入ってる大量のおにぎりは彼の昼食であり私の昼食でもある
尚「私の昼食でもある」の件については彼の知らないことであり
私が勝手に決意したものであって、おにぎりが私のものになるかは定かでない

この回答への補足

No.1さんが挙げていただいた例は、その後半がちょうど「~であって、~ではない」という慣用文型であり、文末が否定形であれば、迷うことなくその前に「~であって」を使わせていただくことができます。

No.2さんからのご説明の中心は、そもそも欲張りすぎた気持ちのすえ書かせていただいた4つの並行成分からなる例の林檎文が良くなかったせいで、2。+2。で区切るとしてご教示をいただきました。

以上は全部、大変勉強になりましたが、やはり、自分の本来の疑問がまだ解けられていません。質問文ではっきり言わなかった私がいけなかったです。
そこで、「である肯定述語文が三つだけ続いて一つの文になる場合」に限定し直して、質問させていただきます。「であり」と「であって」の混用はおありでしょうか。
もしこの例文がご説明に使えれば、どうぞお使いください。「この梨の産地は千葉県××、品種名は「望み」××、とても美味しい梨である。」
引き続きご教示いただければ幸いです。

補足日時:2012/10/04 14:09
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この回答へのお礼

>>>で、あって>故に>即結論。多くの場合否定に使われる
で、あり>続く分の選択肢は広い
簡潔明瞭なご説明、ありがとうございました!勉強になりました!

お礼日時:2012/10/05 05:21

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