No.10
- 回答日時:
クリスチャンでないと難しいところです。
彼が書いた元々の意味は「人は(神に与えられた)痛みを通して成長(elevate)していく」という議論の中の文章です。聖書は人が苦しむのは神が与えた試練であり、耐えられない苦痛はないとしています。であればなぜ神は人に苦痛を与えるのか。それは苦痛を通して人は成長していくからだというものです。聖書を読まれるとこの辺はわかると思います。ご回答ありがとうございました。
>クリスチャンでないと難しいところです。
クリスチャン独特の考え方なのですね。
>彼が書いた元々の意味は「人は(神に与えられた)痛みを通して成長(elevate)していく」という議論の中の文章です。
質問する前に後続の文章があることを確認すべきでした。大変失礼いたしました。
内容について補足していただきありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
elevate は普通には SVO で用います。
だから,「痛み」「弁明(謝罪)」とあったら,
「弁明」が「痛み」を高める
と感じてしまいます。
ただ,ここでは it elevates で「痛みが人間の徳を高める」の意味で使っています。
文脈が必要ですし,それにしてもわかりにくい英語を書くなあ,と思ってしまいます。
無理やりには日本語の「高める」と同じ感覚,と下で説明しました。
痛みを感じなければ楽なのですが,人間は痛みを感じることで危険を察知する仕組みになっています。
痛みが人の知を高めてくれる,などというキリスト教的な見地ほど愚かなものはない。
http://www.myownthoughts.com/2003/02/22/why-woul …
ここに,
an author who says that Christians say that "pain elevates," meaning pain makes people better
とある通りです。
英語の構造としては
「これまでに~より(ほど)愚かな痛みに対する弁明はない」
痛みというものの存在を正当化する,という意味で「弁明」と言っているのでしょう。
stupid の比較級は普通は stupider で,more stupid もあり。
その~より,の部分が that it elavates
こんな~より愚かな弁明はない。
「痛みが徳を高めること」が,結果的に最も愚かな弁明ということになります。
あとは英語としての解釈で,この that で「~ということ」という that 節,
同格の that(同じ接続詞の that に違いありません)で「~という弁明」(比較の観点で「弁明」を補う)
無理には that = the apology で同格の that の省略として「~というそれ(弁明)」
どれも実質上,同じことです。
elevate がこういう使い方をしていますので,議論になるのもやむを得ませんが,
英語,さらに日本語を正しく理解できないと,とんでもない解釈に走ることになります。
毎回補足説明ありがとうございます><
>http://www.myownthoughts.com/2003/02/22/why-woul …
>ここに,
an author who says that Christians say that "pain elevates," meaning pain makes people better
とある通りです。
後に続く文章がありましたか。問題の英文のみしか手元になかったので、てっきりこの文だけだと考えてしまいました。お恥ずかしい限りです><
>痛みを感じなければ楽なのですが,人間は痛みを感じることで危険を察知する仕組みになっています。
>痛みが人の知を高めてくれる,などというキリスト教的な見地
文脈からしてもwind-sky-wind様のご回答していただいた内容ですんなり理解できます。
>この that で「~ということ」という that 節,
同格の that(同じ接続詞の that に違いありません)で「~という弁明」(比較の観点で「弁明」を補う)
無理には that = the apology で同格の that の省略として「~というそれ(弁明)」
>どれも実質上,同じことです。
どのthatの解釈も可能性はあるということですね。そして、それは実質同じことと。
とてもよく理解できました。誠にありがとうございました。お手数をおかけしまして申し訳ないです。
No.8
- 回答日時:
no more … than … …ほど…でない
that ~ということ(名詞節を作る「接続詞の」that)
that の意味は、実はかなり基本的なものですが、参考 URL の辞書ページでご確認ください。そのページ中、下から 1/3 くらいの位置に載っています。
2 文を次のとおりつなげるために、「more stupid」を追加するだけでなく、「that」を付けて名詞節化しています。訳にあるとおり「行い」というふうに捉えると、理解しやすいかもしれませんね。
No apology for pain has ever been devised. An apology elevates the pain.
痛みに対する弁明が考えられたことはない。ある弁明はその痛みを増大させる。
↓
No more stupid apology for pain has ever been devised than that it elevates (the pain).
弁明によって痛みを増大させてしまうということ(行い)ほどに愚かな、痛みに対する弁明が考えられたことはない。
参考URL:http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=that&stype=0&dt …
ご回答ありがとうございます。
ご提示くださいました文から判断するとthatはあくまで「~ということ」という名詞節で、前に何らかの名詞が省略されていたり、that自体が指示代名詞ということではないということですか。
比較対象の一致ということからthat自体がan apologyを指しているかthatの直前にan apologyが省略されているのかなと思いましたが、それとはまた違うのでしょうか。
No.7
- 回答日時:
itとthis/thatは代名詞として使います。
使い方はほぼ同じですが、若干の違いがあるようです。その一つとして、必ずしもと言うわけではないが、一般的な(良い書き手としての)ルールとして前文に単数名詞が一つ以上あるときに、itは主文の主語が代名詞となりthis/thatは文章上の直近の単数名詞を示す。
ならば、
it=apology
that=pain
となり。
that it elevates = the pain (that) the apology elevates = the apology elevates the pain
と言う意味になる。
謝れれば謝れるほどムカつくと同様に謝れれば謝れるほど痛みが増す。と言う様な意味でそれ以上にと前に掛かる文章と一般的に理解されるはずです。
謝罪されると痛みが増すので、それ以上に馬鹿な言い訳(謝罪)があってはならぬ。
と言う様な意味にもなります。
ご回答ありがとうございます。
>必ずしもと言うわけではないが、一般的な(良い書き手としての)ルールとして前文に単数名詞が一つ以上あるときに、itは主文の主語が代名詞となりthis/thatは文章上の直近の単数名詞を示す。
>ならば、
it=apology
that=pain
良い書き手でない場合は逆もありえるということですね。書き手によって解釈が変わるのは難しいですね。
No.6
- 回答日時:
あと,elevate ですが,自動詞的に「品性を高める」という意味が
リーダーズとランダムハウス,研究社英和大辞典には出ていました。
偶然か,言葉の本質なのか,日本語でもただ「高めてくれる」というと
知性などを高める意味になります。
だから,目的語がない以上,自動詞にはなりますが,目的語が省略されて,
ただ「高める」でそういう「知性を高める」という意味合いで使っているとも言えます。
elevateについてご説明ありがとうございます。
>自動詞的に「品性を高める」
>日本語でもただ「高めてくれる」というと
知性などを高める意味になります。
とてもよくわかりました。ありがとうございます。
No.5
- 回答日時:
なぜ考え直したかというと,やはり比較の対象は apology 同志。
that it elevates において,it = pain
この that は接続詞で the apology that ~「~という解釈・弁明」
という同格の関係が成り立つ。
apology 同志の比較のために,
that の前に the apology を補いました。
可能性としては that = the apology で,同格の that は省略もあり得ます。
that 自体はやはり接続詞としても,結論は変わりません。
同格の that も接続詞ですし,#1 の方がおっしゃるように,
that 節が than の後という解釈でもいいと思います。
ただ,私としては than の後に that 節というより,
あと,apology 同志の比較という観点から,
than 以下で「痛みが徳を高めるという解釈」としました。
補足説明ありがとうございます。
>比較の対象は apology 同志。
基本的なことをすっかり忘れておりました。そのように考えると、
>この that は接続詞で the apology that ~「~という解釈・弁明」
という同格の関係が成り立つ。
ということですね。そしてthatの役割としては
>apology 同志の比較のために,
that の前に the apology を補いました。
>可能性としては that = the apology で,同格の that は省略もあり得ます。
どちらの可能性もあるわけですね。
No.4
- 回答日時:
なるほど,elevate に自動詞の用法があって,
品性・知性を向上させる
日本語では他動詞みたいでも,英語的に目的語がなければ自動詞です。
となると,that は「~ということ」という接続詞となり,
the apology that ~「~という解釈・弁明」
apology のこの意味も文語的です。
これまで,痛みというものの存在の解釈として,それ(痛みが)徳を高めてくれる
ということ(解釈)ほど愚かなものはない。
こちらの方が正しいように思いますが,ちょっと文脈が必要ですね。
補足説明ありがとうございます。
elevateが他動詞ではなく自動詞として使われているなら、直前のthatは関係代名詞の先行詞ではなく、
>that は「~ということ」という接続詞となり,
the apology that ~「~という解釈・弁明」
となるわけですね。
No.3
- 回答日時:
elevate は基本的に他動詞で「~を高める」です。
その目的語がなくなっているということは,前にあるということで,
すなわち,目的格の関係代名詞の構造になっている。
一つの考えは that が関係代名詞ですが,先行詞がなくなります。
関係代名詞の that には必ず先行詞があります。
前にあって,共通関係でもない限り。
すると,ここでは that 自体が先行詞で目的格の関係代名詞は省略ということになります。
すると,この that は前の名詞を受ける that of ~と同じタイプのものということになります。
この that は that of でなくても,that in ~とか,that 関係代名詞節もありです。
すると,that が表す名詞と,it が表す名詞があるはずで,
となると,apology と pain しかありません。
どっちがどっちか。
apology = that
pain = it とすると,
これまで,痛みが高める謝罪ほど愚かな,痛みのための謝罪が作り出されたことはない。
逆だとすると,
これまで,謝罪が高める痛みほど愚かな,痛みのための謝罪が作り出されたことはない。
後者だと理にかなって,
謝罪することでかえって痛みを増してしまうような謝罪ほどおろかなものはない
ということでしょうか。
これはまた議論になりそうですが,
私の説明だと,apology と pain を比較しているのではないか。
ちょっといったん切ります。
No.1
- 回答日時:
No more stupid apology for pain has ever been devised than that it elevates.
1)No more ... than ~ で、最上級構文です。「~ほど・・・なものはない」ですね。
2)that が指示代名詞の場合は、that of~の形に限られます。この that は、「~ということ」の that で、that it elevates で名詞節を形成します。
3)that it elevates の it は pain を指します。
4)この名詞節は、an apology that it elevates と、an apology の同格です。「苦痛が人間を高めるという弁明」
5)よって全体の訳は
苦痛が人間を高めるという主張ほど、おろかな苦痛の弁明はこれまでに考案されたことがない。
意訳しますと
これまでに考え出された苦痛に対する弁明の中で、苦痛が人間を高めるという主張ほど愚かなものはない。
となります。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
大変恐縮なのですが、下記の点につきましてもう少しお教えいただければ幸いです。
>2)that が指示代名詞の場合は、that of~の形に限られます。この that は、「~ということ」の that で、that it elevates で名詞節を形成します。
>4)この名詞節は、an apology that it elevates と、an apology の同格です。
(1)thatは接続詞(~ということ)で直前にan apologyが本来くるはずなのに繰り返しになるので省略されていると考えてよろしいのでしょうか。(an apology) that it elevates。
>「苦痛が人間を高めるという弁明」
(2)「人間を高める」の「人間」はどこから訳出できるのでしょうか。英文には「人間」を表す単語がないので少し気になりました。
以上、2点につきまして補足いただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
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