プロが教えるわが家の防犯対策術!

金融機関の子会社で、派遣社員として海外のweb上のニュースサイトの投資に関する記事(どこそこの大手ファンドが○国の○○不動産に投資をした。それに至る背景は○○であった。このように不動産投資業界では○○物件が好調であることが伺える…など)を日本語で要約しています。

いずれは金融翻訳ができるようになりたいのですが、いかんせん金融の知識ゼロ。日経読めと言われますが、その日経が理解できないのでどうしようもありません。

金融翻訳者になるための知識はどうやって学んだらよいでしょうか?
おすすめの本やサイトがありましたら、教えていただけませんか?

A 回答 (2件)

「経済学史」を学ばれたらいかがでしょうか?「木を見て森を見ず。

」という格言のようなものがありますね。
「森」=経済学史
「木」=日経やweb上のニュースサイトの投資に関する記事

金融というものがどういう風に生まれたのかを知るには経済の歴史を知れば簡単なことだと思います。日経やweb上のニュースサイトの投資に関する記事は、小さな些末の技術はあると思いますが、いずれにしても小手先のもので、時代によりくるくる変わります。

経済は最も簡単に言えば「交換」です。
1)物々交換=最も原始的な経済。
2)貨幣を媒介として物と物を交換する
ここまでが経済の基本となる商品と貨幣の関係です。しかし生産物としての物品以外に「貨幣」「労働」「土地」までもが商品になってしまいました。

本来は人間が生きていく上で必要な物品を便利に交換するはずであったシステムがいつの間にか「貨幣経済」に振り回されることになってしまったということです。コスト削減をしなければ販売できない、つまり貨幣が手に入らない。「労働」という商品もコスト削減の対象になり、失礼ながら、労働派遣制度までできてしまいました。

「貨幣」は、1973年に「固定相場制」から「変動相場制」に移行し、各国が大手を振って、金融経済へと突入したのです。貨幣の交換レートがくるくる変わるために、自国の貨幣を相対的に安くすることが、利益を上げることになったわけです。しかし金融経済は今に始まったことではなく昔から金貸し・高利貸しなどそのシステムをよく知っていたわけですが、それほど規模の大きいものではありませんでした。

計画と規制のみの社会主義体制がうまくいかなくなって、資本主義体制の勝利かと思いきや、そうとも言えないのです。「見えざる手」によって経済は自然に安定へと収束するはずの古典派経済学を主たるよりどころとする米国の共和党などは自国の経済、世界の経済も混乱に陥れました。民主党は共和党などから社会主義へ移行するのかなどと揶揄されながら自国民の生活を守ろうとはしています。

ブッシュはことあるごとに"Freedom! Freedom!"と言っていましたが、資本主義経済が自由をもとに動いていると思うのは早計で、日本のバブルがはじけたのは、レーガン時代の「プラザ合意」という非常に人間的な為替操作によって日本の浮かれた経済は崩壊したのです。

ですから、人為的操作がどのように行われているか、新聞などの記事を読む前に、政治的な動き特に米国の動きを追っていなければなりません。"Economist"や"Time"その他、政治経済の英語雑誌などは日常的に読破していないといけないでしょうね。各国の為替レートなど毎日記録をとっていなければなりません。

>海外のweb上のニュースサイトの投資に関する記事(どこそこの大手ファンドが○国の○○不動産に投資をした。
>それに至る背景は○○であった。このように不動産投資業界では○○物件が好調であることが伺える…など)を
>日本語で要約しています。
>いずれは金融翻訳ができるようになりたいのですが、いかんせん金融の知識ゼロ。日経読めと言われますが、
>その日経が理解できないのでどうしようもありません。
** 金融経済は、資本主義体制の根幹とされている自由経済のみで動いているわけではありません。どこかで操作がされているのです。その各国の欲の動きを知っていなければなぜ具体的な不動産投資などの動きが生じているか分からないということになります。

ノーベル経済学賞なんてありますが、ほとんどの受賞者はこの金融経済を専門とするアメリカのシカゴ学派の学者が受賞しています。アメリカの金融破綻法人の役員の中にノーベル経済学賞が入っていたなんて別に驚くことではないのです。

世界の富裕層と低所得者層の格差はこの金融経済のためますます広がっています。中間層がごっそり抜けてしまってほとんどが低所得者層に落ちようとしています。日本の金融業者などでもただ机に座ってディスプレイを見ているだけで、4,5時間の間に数百億円を稼ぐところもあるそうです。

ご存じなことばかりだとは思いましたが、金融という私にいわせれば「悪の権化」たるシステムを理解するにはそのシステムの動きを日常的に理解していくほかないでしょう。特に英語を使われるのであればなおさらです。
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この回答へのお礼

深く解説いただき、ありがとうございます。私は経済用語もろくに知らないので、このレベルで、経済の背後の人為的な操作?についての説明は衝撃でした。
経済学史は図書館で借りて、まずは森から責めていきたいと思います。

お礼日時:2013/02/23 14:42

金融の本なんて掃いて捨てるほど毎月新しく出ています。



amazonではそういうコーナーがあります。

投資・金融・会社経営

ただ、俗悪な本が特にこの世界は多いようですから気を付ける必要はあります。

まともかどうかわかりませんが

http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/448006 …

はこの世界の名著の一つのようです。

もっと自分で探したらどうですか。
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この回答へのお礼

出回っている本が多すぎて、逆に何を選択したらいいのかわかりません。『世界一わかりやすい経済学の○○』という本を立ち読みしたら、ちっともわかりやすくなかったし。

お礼日時:2013/02/23 14:45

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