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It is only when some irrelevant memory makes us prejudiced, when we
instinctively turn away from a magnificent picture of an alpine scene
because we dislike climbing, that we should search our mind
for the reason of the aversion which spoils pleasure we might
otherwise have had.

何か的外れな記憶のために、私たちが偏見を持つようになったり、
また山登りが嫌いだからといって、壮大な高山の景色の1枚の写真から、
本能的に顔をそむけるときにこそ、もし顔をそむけなければ、抱くことが
できたはずの喜びを台無しにする、その反感の理由を
確かめるために自分の心を探るべきである。

このotherwiseですが、この本にはotherwise=if...notなので、、
if we didn't turn awayの代用だと書かれています。

しかしその場合、mightの後ろのhaveの時制がおかしくならないでしょうか?

抜き出して整理します。
pleasure we might otherwise have had
we以下は関係詞節ですので文に戻します。

We might have had pleasure if we didn't turn away from the picture.

この訳は「私たちがその写真から目を背けなければ喜びを感じたかも知れない」
となりますが、仮定法だと考えると、時制がおかしくなりませんか?

pleasure we might otherwise have "had"
上に書いたことを考慮すると、haveのうしろのhadは必要ないのではないと
思います。

もしhadを書かなければ、
pleasure we might otherwise have
→We might have pleasure if we didn't turn away from the picture.
と流れがよくなります。

"had"が必要な理由が分かる方いらっしゃいますか?

A 回答 (8件)

問題文を拝見して、「あれ?」と思いました。

読んだことがある文でした。
実は、以前この和訳を求める質問が、このサイトでありました。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8033717.html
3つの和訳(拙訳含む)が出されています。
この中で、「仮定法過去完了」という表現は、私だけ使っていて、直訳は「過去の事実の反対」の帰結として訳していますが、全訳の中では、それらしく訳していません。他2つは、訳から「仮定法過去完了」と捉えられているようです。
===============
前の拙訳を再録します。(前から順に訳することに苦労したような記憶が……)
><意訳的>
ただ、ある無関係な記憶により偏見を抱くと((たとえば)登山が好きでないからと雪の風景画から思わず背を向ける場合)、嫌う理由付けをしようと、心の中を模索してしまうのだが、元来味わえる楽しさが、そういうことで損なわれる。


なお、この時、原文は見つけていました。また、原文との違いで、which の前に comma があったことから、先行詞についても言及しています。(今回は、a pleasure の a がありませんが……。)

原文に合わせ、 picture のあたりを変え、which を限定用法に戻し、後はそのままで訳し直してみます。
<意訳的>
ただ、ある無関係な記憶により偏見を抱くと((たとえば)登山が好きでないからとアルプスの壮大な風景画に思わず背を向ける場合)、嫌う理由付けをしようと、心の中を模索してしまうのだが、元来味わえる楽しさが、それ(その反感(の理由))で損なわれる。
===============
otherwise の書き換えは、前回、深く考えていなかったかもしれません。今回のご質問で、新たに考えました。
仮定法過去完了ではなく、仮定法過去だと思い直しました。
★この paragraph は、基本的に現在形です。should と最後の we might otherwise have had だけが異なります。どこにも「過去に行なわれた事実」はありません。つまり、「過去の事実の反対」の仮定が作れません。★
まず、which が何を指しているか(先行詞)ですが、
限定用法なので、(the reason of) aversion, the reason (of aversion) だと思います。
aversion which spoils a pleasure
時制は現在で、「aversion というものは、a pleasure を (常に/普通は)spoil する」という一般性を意識した現在形だと思います。
===============

次に、
a pleasure we might have had
を考えます。(otherwise なしで)
might have had は、帰結(仮定の結果)には間違いないと思います。すると、仮定法過去完了で考えると「(昔)持っていたかもしれない喜び」と、なります。
矛盾が起こるように思います。事実が、a pleasure we didn't have になってしまいます。a pleasure について現在の内容が言及されていません。
a pleasure について、「今、持っている」という帰結(仮定の結果)があって初めて spoil できます。
might have had において、帰結(仮定の結果)が現在で表わされなければいけません。

★つまり、might have had は、may have had, have had で、元が現在完了です。★
a pleasure we won't have had [have not had] が現実です。
「(これから)持つという状態が完了すること/(今)持ち続けていること」ができない a pleasure なのです。
===============
これを、otherwise を加えて(仮定を作って)、「『何かが行なわれないなら、持ち続けている/持つという状態が完了する』かもしれない pleasure を spoil する」
aversion which spoils a pleasure we might have had without such a thing
?aversion which spoils a pleasure we might have had if the aversion didn't spoil it
「そんな反感さえ持っていなければ、ずっと味わえるかもしれない楽しみを(反感を持っているがゆえに)損なう、そういう反感」
最後の表現に悩みます、aversion を説明する節で、aversion を使いたいのですが……。だから、otherwise を使う方法を取っているのでは?
otherwise を 他の if... not で表わすには、補語で強調されている2つの when 節の条件を否定するしかありません。
if some irrelevant memory didn't make us prejudiced
if we didn't turn away
でも、直接的に
if the aversion didn't spoil the pleasure
だと思います。
===============

形の上で、仮定法過去完了と最初に思い込みましたが、意訳という意味では、拙訳も悪くなかったと思いました。

might have done が「現在時•未来時における完了の可能性/推量」を表わすという趣旨の説明は、手元の辞書で、電子版「ジーニアス第4版」ver.1.0.1 (書籍版の第4版(2006) には、ありません)と、電子版「ウィズダム英和」に記載があります。いずれも、may have done より可能性が低いが、may have done と同じ意味での使用もありとしています。
以上、少しでもお役に立てたでしょうか? ★★ydna★★
Hope it helps.
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
回答の内容、完全に盲点でした。
目から鱗です・・・。

もう少し時間をかけて持ってる文法書を
総ざらいするべきでした。

今後、英文解釈の技術100の解説を読んで
疑問を持たれる方のために以下引用しておきますね。

Practical English Usageを確認しました。
Practical English Usage Third Edition (Michael Swan, Oxford University Press, 2005), pp 317
msy/might have...:(略)
...to say that it is possible that something happened or was true in the past, we can use may/might have+past participle.(略)

ここからですね。

may.might have...can sometimes refer to the present or future.
I'll try to phoning him, but he may have gone out by now.
By the end of this year I might have saved some money.

ということで、回答していただいた内容がぴったり合います。
持っている本の中に解説があったとは、かなり恥ずかしいですね・・・。
might have doneは過去の推量とばかり思いこんでいたので、
回答下さって助かりました。

丁寧にありがとうございます。

お礼日時:2013/07/16 00:41

#4です。

時間がかなりたってしまって、本題とは直接関係のないことで、わかりにくかった点、言うべきところを言わなかった点がありました。追加説明です。以下は、特に気にされる必要はありません。

>「大文字で始まる"Art"というものは存在しない。つまり固定した観点はない。
>もし"Art"と呼びたい人がいれば、それは"Art"フェチである。"art"のみ存在する。

→ 大文字で始まる"Art"と呼びたい人は、"Art(芸術)"という「名付け」に特別な固執をもつ。その語"Art(芸術)"が実際どのような意味を持つかは考えようとはせず、その語が何か特別な意味をもつものと考える他に考えが思いつかない人のことです。"Art(芸術)"という言葉そのものでしか「芸術」のことを考えるしかない人のことです。これがフェチというものの正体です。
→ 本題の質問とは直接関係ないことを述べまして申し訳ないですが、この著者は結構自分の考えに凝るタイプです。評論家ですが、芸術家のようなタイプです。

>芸術作品の好き嫌いにはこれといった間違った理由はない。
>Actually there are no any wrong reasons for liking a statue or a picture.
>There are wrong reasons for disliking a work of art.

少し簡単に述べすぎたようです。2つの訳を掲げておきます。後半の英文の訳がこの本題の質問と少し関係があるかもしれません。
>Actually there are no any wrong reasons for liking a statue or a picture.
訳:「実際は、彫像や絵画を好きになる誤った理由は存在しない。」

つまり、この著者は「各人の、彫像や絵画を好きになった理由は常に正しいものである」と言っています。

>There are wrong reasons for disliking a work of art.
訳:「芸術作品を嫌いになる誤った理由は存在する。」

つまり、この著者は「過去の何らかの経験から、現在のある種の芸術作品を嫌いになったのは間違っていると言っているのです。

「過去の何らかの経験」というのが、本文の"the reason of the aversion"のことです。

このような英文の解釈は、現代国語で考えるような問題で、英語そのものの問題としては出題されることはないと思います。しかし英語も現国も同じ言語です。正解はどうあれ、この"otherwise"から様々な疑問を持たれ、考えられたことは、真実の勉強をされているということです。

このような癖のある英語の文章を読む際、日本人にとっては、英語の形態分析、つまり文法的分析は必ず必要ですが、その視点だけの解釈に終わり、現代国語的な意味論的分析も念頭に入れた統合的解釈を考慮しないのは、日本人の悪い癖です。

この回答への補足

ありがとうございます。

日本人の悪い癖…そうですね。

表題の文は、高校生に英語を教える必要があるため、問題集を色々見ていってる中で、発見した問題でした。
どうも山口大に出た問題のようです。
しかも、参考にしている「英文解釈の技術100」という問題集では
we should~might have.の部分を日本語訳せよ、という問題でしたので、
実際に解いてみたところ、今回のような疑問が浮かびました。

この文が受験生が解く問題集の問題文であるところ、
そして本にはmight haveの解説がまったくされていないところ、
色々問題点がありそうですね。

この本は他にも、明らかに誤り(や誤訳)と思われる部分もありました。
高校生向けの問題集としてはそぐわないのかも知れませんね。

しかし今回の問題は、自分自身の勉強になりました。
時間をかけて回答を書いて頂き感謝です。

補足日時:2013/07/16 00:47
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あと、こういう otherwise は日本語としては「何であるの?」くらいになることが多く、


ここでは「spoil しなかったならば」でしょうか。
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私も全然全体を読んでいませんでしたが、確かに #4 の方のおっしゃるように


otherwise というのは turn away の部分のみについてではないですね。

only when ~, when ~の部分は後半が例示なような気もしますが、
このような後半のみについてではないです。

ただ、spoils の主語は the aversion ですね、内容的には。
reason は search for の対象となるだけで、
spoils するのは aversion です。

have had となっているのは一般的な現在のことであっても、
条件として「偏見があったり、背けた場合のこと」だが、
「もしそうでなかったら、持っていただろう」というのは
時制の感覚として自然とずれるだけのことです。
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この疑問は英語の単純な形態論ではなく、この芸術評論の著者「エルンスト・ゴンブリッチ」氏の伝えたい内容を吟味しなければならないのでは?ちなみにこの文章内では"picture"は「写真」ではなく「絵画」でしょうね。



リンクの文章の第一段落・第二段落を読んで、少し内容を追加致しました。

「大文字で始まる"Art"というものは存在しない。つまり固定した観点はない。もし"Art"と呼びたい人がいれば、それは"Art"フェチである。"art"のみ存在する。

過去の偶然な出来事を経験し、ある作品がその出来事を連想させることによって、その芸術作品の好き嫌いが決まる。

これらの記憶が我々が鑑賞するものを楽しむ手助けとなる限り、問題はない。

ただ問題となるのは、過去の記憶がそういった作品に対する偏見をもたらしたり、過去から現在まで個人的に嫌悪しているものを連想させる作品に対する嫌悪感が生じてくる場合だけである。

芸術作品の好き嫌いにはこれといった間違った理由はない。
Actually there are no any wrong reasons for liking a statue or a picture.
There are wrong reasons for disliking a work of art.


まとめ:
『このように芸術作品に対する好き嫌いの感情は、鑑賞者の過去の経験とつながっている。その鑑賞者の過去が鑑賞の手助けになる場合は問題はないが、偏見、嫌悪感が出てくる場合はなぜかと問い、自分の心を探らなければならない。』

そこから
"pleasure we might otherwise have had"の問題に入ります。実はこのとらえ方が問題だと思うのですが。

>このotherwiseですが、この本にはotherwise=if...notなので、、
>if we didn't turn awayの代用だと書かれています。
→この問題集の書き換えが的確ではないと思います。この"otherwise"の代用文は次の文全体から書き直さなければいけないと思います。問題集にはこの後半の部分だけを取り出して書かれてあります。
when some irrelevant memory makes us prejudiced, when we instinctively turn away from a magnificent picture of an alpine scene because we dislike climbing,

もし形態にこだわって、この両方を取り出すとするならば、
"if we weren't prejudiced or we didn't turn away"あたりになると思います。前半は「偏見」、後半は「嫌悪」ということになりす。もっと正確に言うと、「過去とつながった偏見」が「嫌悪」をもたらすと言うことになると思います。この両者が線でつながったように、名詞形"aversion(嫌悪)"になっています。

本題の"the reason of the aversion which spoils pleasure we might otherwise have had"の中の関係代名詞"which"の主語は"the aversion"なのか"the reason of the aversion"なのかを作者の意図にしたがって決定しなければならないと思います。そして、"pleasure"とは「現在、芸術作品を鑑賞する楽しみ」なのか「過去の嫌な経験がなかったなら、その過去において経験できた快感」なのかということを明確にしなければならないと思います。

1)関係代名詞の主語を"aversion"ととれば、"pleasure"は「鑑賞する楽しみ」となり、"might have had"は矛盾することになります。"aversion"を主語に取りたければ、"might have"にしなければなりません。
2)関係代名詞の主語を"the reason of the aversion"ととれば、この"reason"(理由)は「過去の理由」になりますので、"might have had"は矛盾することはないと思います。すると"otherwise"の意味は、「嫌悪する理由・源泉となる過去の経験がなかったならば」ということになります。すると"pleasure"は「鑑賞する楽しみ」という意味ではなく、「過去の快感」という意味になります。このようにとると問題集の"otherwise"の書き換えは間違いということになります。

それなら、2)の解釈で"otherwise"を書き換えるとすると、
"if we had had no source of aversion"「過去における嫌悪の源泉そのものがなかったならば」とか
"if we had not encountered the source of possible aversion"「これからひょっとしたら嫌悪という感情をもたらす原因に遭遇しなかったなら」などと書き換えることができると思います。書き換えは文の一部を利用して機械的にすっきりと書き換えることもできますし、かなり表現を変えないと書き換えが難しい場合があります。いやしくも書き換えを問題とする場合は、前者のような英文を選ぶべきですね。

いずれにしても、この問題集の著者はそれほど内容を深く考えずに、機械的に書き換えと説明をしたのだと思います。もとの文は評論とはいえ、作者の感情に沿って書かれた「徒然草・枕草子」などの随筆のようなものだと思いますので、論理を主張する文章ではありませんね。
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pleasure we might otherwise have had と完了形にする場合と現在形 (pleasure you might otherwise have) にする場合とがあります。



ではどういう場合にどちらにするかというと、一般論の時は現在形にします。例えば
A messy lifestyle can ruin every pleasure you might otherwise have from life.
では現在形とします。

一方
We should search our mind for the reason of the aversion which spoils pleasure we might otherwise have had.
ではある特定の瞬間の心の動きを議論しています。この場合、それまでに感じていたであろう pleasure を反感/嫌悪感が湧いた瞬間に消し去るという風に「時間差」を見るのですね。その時間差を時制で表現しようとしています。

この回答への補足

つまり「それまでに~していた可能性のある」という意味だから、
couldの後ろが完了形になっているという解釈ですね。
そう考えればcould have doneとなっている理由が分かります。

ただ、そうなれば、otherwiseはどのように書き換えるのが
適切なのでしょうか。やはり、otherwise=if we didn't
turn awayという解釈に誤りがあると思われますか?

補足日時:2013/06/30 23:54
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>このotherwiseですが、この本にはotherwise=if...notなので、、if we didn't turn awayの代用だと書かれています。



んーと、まずここが違うような気がする
コンマの位置からか考えると
It is only when some irrelevant memory makes us prejudiced that we should search our mind for the reason of the aversion which spoils pleasure we might otherwise have had.
が、主文というか、言いたいことだと思うんですが

", when we instinctively turn away from a magnificent picture of an alpine scene
because we dislike climbing,"というのは挿入されてて、"例えば"という類の具体例を挙げた文にしかすぎないような気がします(それとも、when節の間に"and"があるのでしょうか? そうすると大きくは変わりませんが、少し解釈が変わるかも)

そして、"when some irrelevant memory makes us prejudiced"
偏見を持つことになるためには、その理由がもうすでに存在しているわけで、それがなければ"pleasure"を持って物事を見ることができるということです(= 関係ないはずの記憶によって、楽しく物事を見ることができず、偏見や嫌悪感を持つことしかできない)
つまり、"irrelevant memory"に関係する何かネガティヴなものがどこかにあるわけで
それがなければ"otherwise"、"pleaure"を持って物事を見ることができる(= 「見ることができたはず」)
だから"might have had"としている(つまりネガな何かが"先に"存在する)
言いなおすと、ネガな何かがなければ同じものを見ても"pleasure"を持てたはず
その例として、"dislike climbing" → "instinctively turn away from a magnificent picture of an alpine scene"を挙げている

同じように、"irrelevant"と思っていても、「登山が嫌いだから、山の写真を見たくない」と同じ理屈で、"prejudiced"に陥る(= instinctively turn awayする)
だから、その原因を探るために"we should search our mind" と言っていると思います

整理すると、"irrelevant"なはずなのに「偏見」や「嫌悪」を持ってしまう原因の"memory"は何なのかを探るために、"we should search our mind"という流れ(ただそれは、"It is [only] when..."です)

Without the memory, we might have had pleasure (with sth).

ちょっと、堂々巡りのような部分もありますが、私の解釈は以上です

この回答への補足

回答ありがとうございます。

出展の記載を忘れ失礼しました。
『英文解釈の技術100』(桐原書店)
pp.125
「仮定法の条件を1語で表現する副詞otherwiseに
注目して下さい。otherwiseには<if...not>が
省略されています。「もしそうでなかったら」の意味
なのですが、例題ではif we didn't turn away
「もし私たちが(写真から)顔をそむけなかったとすれば」
の代役を務めてい」ると書かれています。

出題の引用元(原文)はおそらく次のものです。
http://www.moodbook.com/history/articles/art-and …

問題集のotherwiseの解釈自体に間違いがあり、
otherwiseがwithout memoryを指すとすれば
説明していただいた内容は確かに納得できますね。

もう少し文構造を探っていきたいと思います。

補足日時:2013/06/30 23:45
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微妙な時制の感覚ですね。


一般的な話で基本,現在形で書かれています。

そして,現在のことは仮定法過去で書く。

when we turn away ~
これから,だけれど when の後で現在形「背けるとき」
という話をしながら,「もしそうでなければ感じたかもしれない」

「背ける」ということが実際に実現したとして,
「もしそうしていなかったならば,感じたであろう」

というふうに,過去のことを述べるような感覚になるので
仮定法過去完了として
We might have had pleasure if we hadn't turned away from the picture.
ということなんでしょうね。

実際,ネイティブはこういう仮定法過去完了を might have had ~ですませ,
if 節はただ過去(仮定法過去でなく,過去のことだから過去)にすることが
日常的にはよくあります。

ここでの解説がそういう感覚なのかどうかわかりませんが,
解説はどうあれ,英語としてはここでは仮定法過去完了として
might have had が使われています。

こういう未来のことを when や(直説法としての,条件的な)if で述べる場合に
未来に実現したら,というのを過去形で書きます。

Let me know how your trip was when you return.
「帰ってきたら,旅行がどうだったか教えてね」
旅行から帰ってくるのは未来で,when の後で現在 return
旅行がどうなのかも未来だけど,実際,旅行が終わってどうだったか
という過去で書く。

こういう過去を仮定法に組み込むと仮定法過去完了。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

> 実際,ネイティブはこういう仮定法過去完了を might have had ~ですませ,
> if 節はただ過去(仮定法過去でなく,過去のことだから過去)にすることが
> 日常的にはよくあります。

回答いただいたような文例が多くあるのでしたら、
むりやりif節を過去完了にする必要はないということですね。

つまり、
if節内は特に仮定法的ニュアンスを持たず、
could have doneの部分は仮定法となっている
という例ですね。

could do・・・だったら、未来に実現し得ることを指すので
if節内が直接法で、過去を表すのであれば、
could have doneとするのは自然な流れですね。

if節が単なる条件を表す過去形で、could have doneの
部分が過去の仮定を表す仮定法過去完了であるという
可能性について、もう少し考えてみますね。

補足日時:2013/06/30 23:50
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