No.2
- 回答日時:
アメリカの大学を卒業しました。
実際、英文法の学習はありませんでした。しかし、「英文法=Grammer」の授業かといえば、違います。ENG○○○(○は数字)と表現され、英語の授業です。
英語の授業では、リサーチペーパーやエッセイと言った、日本で言う「論文」の授業を中心として展開します。その際に、文法を少し説明する事はあります。
しかし、アメリカ人の学生でも「英文法」を扱う特殊クラスは存在する大学もあります。
アメリカ人でも、論文を書かせると「文法的」に問題のある文章を書く学生がいますので、その様な特殊なクラスが存在します。
しかし、卒業単位とはみなされません。
反対に留学生に対しては、ESLやインテンシブイングリッシュクラスと言った、レギュラークラスを取る前に任意や強制で受けさせられるクラスが存在します。卒業単位にはなりません。
また、日本でも「国語」という科目があります。英語も言語ですから、「英語」のクラスがアメリカの大学で存在しても、おかしな事でもありません。
日本人であるあなたに質問です。日本語の「文法」をすべて理解し、他人に説明する事は出来ますか?
私は出来ません(笑) 日本人ですけど。しかし、日本語に問題はありません(笑)
日本でも、大学入学時点で「日本語の文法」に問題のある学生はいると思いますよ。
この回答への補足
もちろんまともに論文を書けないレベルの大学生がいるとは思いますが、それに特化した授業があるというのが驚きでした。
その「特殊なクラス」とは興味深いです。
No.4
- 回答日時:
私は、帰国子女ではないけれど、大学で、イギリスの先生から、「英文法」を習いましたし、その後、英会話スクールでも、イギリスの先生から、「英文法」を習いました。
特に、後者の先生は、イギリスの高校クラスで「国語」を教えてきたせいか、日本人には理解しにくい「現在完了進行形」などを分かりにくい所を習いましたが、高校で教わったよりも、感覚的に教えてくださったので、ずっとわかりやすかったです。>日本人が大学で日本語文法を学ぶなんておかしな話です。
私は、国語学概論、国語文法、音声学などをひと通り勉強しました。
だから、卒論も、日本語の「助詞・助動詞」をテーマにしました。
ところで、なぜ、英語に古典的英文法があるのか知っていますか?
初期の英文法書は、「マリーの規範文典」とか言うそうですが、きちんとした英文を読み書きできることで、社会的な地位が得られると信じたので、皆が勉強したそうです。それは、アメリカにも伝えられるようになったそうです。
No.5
- 回答日時:
何か勘違いされているのかもしれませんが、「文法を学ぶこと」は決して教養的な問題ではありません。
例えば日本の小中高の各課程で「口語文法」や「文語文法」を学ぶことは、「文章を適切に読み取る理解力」を培うための準備ともいえます。
古典を読む時に、現在の言葉やその使い方で読むことが可能でしょうか。平安時代には平安時代の言葉や使い方があって、それは必ずしも現代の私達の使い方と同じであるとも限りません。
「反語」という表現方法がありますが、これは「特定の係助詞」を使うことで成り立つことも「文法」を通して学ぶことになります。
英語にも「感嘆文」や「疑問文」「否定文」がありますよね?。ではこうした「文の形の違い」をどうすれば知ることができるでしょう。先頭にWhatがあっても、それは必ずしも疑問文とは限りません。感嘆文の時もあれば、それが特別関係代名詞であって名詞節を構成することもあります。そうした「違い」を見分けるためにも文法の知識が必要となります。
英語の文化圏に生活する方々にとっての「英語」は私達にとっての「日本語」と同じであって、相手に意思を伝えるためには「より適切な使い方」を身に着けることも大切です。
フランスやドイツでもそれぞれの母国語教育に相当の時間を割いているのは、良く知られている話です。「ネイティブスピーカーだからキチンとした英語を話せる」とお考えでしたらそれは幻想ともいえ、疑問符が付くことも珍しくはありません。
>日本人が大学で日本語文法を学ぶなんておかしな話です
これは「言語としての日本語」を研究対象として研究するとの意味であって、日本人だから全員が全員、適切な日本語を使えるかとの問題とは別な話です。
老若男女を問わず、おかしな日本語を使っても違和感を持つことのできない方々もかなりの数に上ることも質問者様はご存知でしょうか。
No.6
- 回答日時:
英語のネイティブスピーカーが、英文法がわかっているかといえば、ちゃんと勉強していないと、とんでもない文法知識だというのをご存知でしょうか。
あなたも、「は」と「が」の使い方の違いとかわかりますか。
「どうして来なかったのですか」の主語は何かわかりますか?(「あなた」と答えるとおかしなことになりますーー「あなたはどうして来なかったのですか」だと他人が来たことになりますから。
こういう文法がわかりますか?わからなければ、あなたは日本語の文法が完璧にはわかっていないことになりますね。
同様に、アメリカ人でも英文法がわかっていない人はたくさんいます。
また、生成英文法(チョムスキー)以降の文法など、文法そのものの考え方もいろいろ複雑にあります。そういう勉強は、大学レベルであり得ます。
また、それとは別に、私の留学中も、リーディングを中心とした文法を扱うネイティブ向けの授業がありました。また、大学院では、英文解析的な授業も受けました(こっちはかなり特殊なものでしたが)。
ということで、英文法も立派な科学的アプローチで研究対象になりますから、とうぜん、大学でも学ぶことはありますし、私も少し体験しましたし、さほど驚くことではありません。
以上、ご参考になればと思います。
No.7
- 回答日時:
日本では小学校から中学までの間に、かなりきちんと文法の勉強をしますが 、アメリカでは、そんなにやりません。
沢山読んで、沢山書く中で自ら習得してくれる事を学校側は求めている様です。
なので、本読みやレポートの宿題は日本で出される量の3倍以上はあるのですが、文法の宿題は殆ど見たことがありません。
話し言葉では、多少文法が間違っていても、他のもの、例えば表情や身振り、話の流れや雰囲気で自分の気持ちを伝えることが可能なのです。
しかし、書き言葉ではそうは行かない。
大学を出ていない人の文法は、ありえない程に酷いものです。
自分が話す通りに書くので、助動詞の "have" が "of" と表記されてしまうなんて、日常茶飯事です。
そこで、大学に入学して来た学生に、まず、きちんとした英語が書ける様に教育し直さなければならないのです。
文法の授業のある大学とない大学があるというのも、ごく普通のことです。
レベルの高い大学では、それなりの文法力のある学生が来ています。
「なんで今更文法なんてやる必要があるの?」と言う学生が集まっていれば、教育し直す必要なんてないのです。
ご参考まで。
この回答への補足
>大学を出ていない人の文法は、ありえない程に酷いものです。
少し実感がわきませんが・・・
一体どのように違いがあるのでしょうか。
お答えできればお願いします。
No.8
- 回答日時:
#4の回答者です。
>古典的英文法とはなんのことでしょうか。
英語文法史についての詳しい資料がないので、記憶だけですが、古典的英文法というのは、日本の学校で習ったような英文法で、原型は、イギリスの「マリーの規範文典」だそうです。これは、ラテン語などを学ぶ時に、利用されたものを、英語に置き換えたそうです。
新しい文法には、他の方も触れていますが、生成文法などがあります。これが教育の現場でも使われているとはいうものの、私たちのような外国人には、返って煩雑に感じることが多いようです。もともと、生成文法は、人が第一言語(母語)を学ぶ段階で、文法規則を自然に身に付けるという考え方にもとづいているのですが、外国語を学ぶということでは、そう思ったように行かないのが現状のようです。また、私たちは、すでに母語として日本語を習得していますが、日本語の習得した段階が、英語のネイティブの人たちの発達段階で学ぶ文法の順序とは、必ずしも一致していません。それが、学習段階で障害になることもあるようです。
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
No.7です。
> 一体どのように違いがあるのでしょうか。
> お答えできればお願いします。
私の書いたものをきちんと読んでいただけたのでしょうか。
若しくは、短すぎ、少なすぎ、ということでしょうか。
どこまでご理解いただけているのか分かりませんので、重複する点もありますがお許しくださいね。
先ず、大学で学ぶ英文法は、『話し言葉』ではなく『書き言葉』に対してのものです。
前回の回答の中で、
『自分が話す通りに書くので、助動詞の "have" が "of" と表記されてしまうなんて、日常茶飯事です。』
と書きましたように、一番の問題点は『自分が話す通りに書く』ということです。
例も、ご覧の通り、挙げております。
例文で挙げるとすれば、
“You should of done that.”
などのように使われます、が、勿論、間違いであることは明白です。
正しくは、
“You should have done that.”
『それをするべきだったのに』
ですよね。
私自身が英語のネイティブではありませんので、パッと思い出すよくある間違いというのはそんなに多くはないのですが、もう一つ例を挙げますと、文中に使われる “where” を “were” と表記するというのもあります。
“I went to Tokyo, were my wife was born.”
正しくは、
“I went to Tokyo, where my wife was born.”
『私の妻が生まれた東京に行きました。』
です。
これは単なるタイポ(ミススペル)の人もいますが、発音通りに書いたと言う人もいます。
上記2つの例は共に文中ではっきりと発音されない単語であるため、別の似たような発音の単語に置き換えて書かれてしまう間違いです。
また、疑問副詞 “where” で始まる文章の最後に前置詞を持ってくるというようなエラーもあります。
“Where is it at?”
正しくは、
“Where is it?”
『それは何処にありますか』
ですね。
すみません、あまりいい例文が思いつきません。。。(汗)
もう一つ、『三単現の“s”』を知らない人は多いかも知れないですね。
アメリカ人の友人に、
『動詞に“s”が付くときと付かないときがあるけど、どうやって見分けるのか教えて!』
と頼まれたことがあり、『三単現の“s”』を教えてあげたら、
『ボスに聞いたら、前に出てくる単語に“s”がなかったら付けたらいいって教えてもらったんだけど、よく分からなかったんだ』
と言って喜んでくれました。
『前に出てくる単語に“s”』と言うのは、主語が複数形かどうか、ということだと思うのですが、アメリカ人はかなり曖昧な覚え方をしているみたいですね。
ご参考まで。
Akichiさんの説明を見ると、大学でも文法を教える必要性に納得できますね。
Whereのスペルを間違えて書いてしまう人がいるというのも、ネイティブならではの間違いなのが伺えます。
すっきりしました。ありがとうございました。
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