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よろしくお願いします。

the same A as B と the same A that Bの使い分けを教えて下さい。

『英語の構文80』(美誠社)p. 124に、次の例文があります。

1. She stayed in the same hotel as the Hollywood star did.
2. I bought the same gunglasses as the actress was wearing.
3. I visited the same place that I had seen in the photo.

1. と2. は、the same A as Bの形が使われています。
3. は、the same A that Bの形が使われています。

前掲書には、『「~と同じ…」が「同じ種類のもの」なのか「同一物」なのかは文脈から判断しましょう』、と書かれています。したがって、asだから同じ種類をあらわすとか、thatだから同一物を表す、といった分類はできないように私は思います。

実際、1と2と3の例文では、同一物をあらわすのか、同じ種類を表すのか、ということに関しては、以下のように説明できると思います。

1. asを使用、同一物をあらわす(同じホテルに泊まった)
2. asを使用、同じ種類をあらわす(同じ種類のサングラスを買った。その女優がかけていたサングラスそのものを買ったわけではない)
3. thatを使用、同一物をあらわす(同じ場所を訪れた)

以上のように、「asを使うのか、thatを使うのか」、という基準で、「同一物をあらわすか、同じ種類をあらわすか」、という区別をすることは、できないように思います。

それでは、asとthatは、どのような場合分けがなされるのでしょうか。語法としての、asとthatの使い分け、ニュアンスを教えていただければ幸いです。

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

用例としてthe lock needs oil.というものがあります。


→そういう例も書こうかとも思いましたが、そうすると長くなるので書きませんでした。
この場合、時間が必要というのとはまた違います。need oilが一種の「受動態」のように感じられる意味になり、かつoilがthe lockに直接必要なものだからです。すなわち、the lockにはoilが必要とされるーーみたいな意味です。
このことが端的にわかる例が
The house needs repairing.
です。これを不定詞を用いて言換えると
The house needs to be repaired.となってしまいます。つまり、needs repairingに受動態的意味があるのです。しかもrepairingがhouseに直接必要なものだからです。家を改築しようと思っている人間がまさかrepairされる必要はありません。あくまでもrepairされるのは家であり、人ではありません。
しかし、need timeの言い方では、timeを必要とするのは、人間であり、this workということではないのです。We need time.ですが、*This work needs time.ではないのです。

もう少し違った点からもお話をしますと、needという動詞は、何か欠けた部分があるから必要性があるーーということを意味する動詞です。lockにはoilが欠けていますし、houseには何か欠陥があるからrapairが必要なのです。しかし、this workにはtimeが欠けているとかいうことにはなりません。
This soup needs salt.なら、塩が欠けていて味が悪いのです。
しかし
This soup needs time.で、このスープを作るのに時間を要するーーとはなりません。soupという物質に欠けているものが時間ーーとはならないのです。this workでもそうです。
This work needs a lot of efforts.は可能です。内容に関して、effortsが欠けているーーは言えます。しかし、This work needs time.というのは、そもそもtimeがworkの内容の要素でも何でもないので無理なのです。

以上、ご参考になればと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

needの語法、大変よく分かりました。ありがとうございました。

ところで、このneedの用法はthe same as[that]の語法と、どのような関係があるのでしょうか?それが分からず、困っています。勉強不足で申し訳ございません。もしよろしければ、補足いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

お礼日時:2014/02/23 23:46

1. She stayed in the same hotel as the Hollywood star did.


→この場合、私なら、同じホテルに泊まったと解釈する方が自然だと思います。
それは、sameという語の意味がそう思わせる要素を含んでいるからです。
そもそも、sameという語は、対象が1つであり、それについて同一という意味と、2つの対象があり、両者を比較して多少の差違があっても、ほとんど区別できないような類似性があるという意味の2通りがあります。従って、ハリウッドスターが宿泊したのとうりふたつのホテルーー名前も外観も部屋の配置も近くに湖があるとか、駅からの所要時間だとかいうことも、サービスのレベル、部屋の雰囲気などがすべて同じーーなど考えにくいので、同じホテルと解釈して、おそらく大丈夫だと思います。
逆に、本当に泊まったのとうりふたつというのではなく、同種のーー程度の別のホテルであるとするならば、She stayed in the same kind of hotel as . . . と言うことで区別したい気がします。これなら、類似性はぐんと減ります。

2. I bought the same sunglasses as the actress was wearing.
→これは間違いなく「同種」という意味になり、sameですから、同じメーカーの同じ品物ということになります。

3. I visited the same place that I had seen in the photo.
→これはthatを用いたことにより、同一の場所の意味になります。

★したがって、asだから同じ種類をあらわすとか、thatだから同一物を表す、といった分類はできないように私は思います。
→asについてはその通りですが、thatを使うと通常、同一になります。ただし、その同一が、まったく同じその物の場合と、もう1つ、同じに製造されたものの意味の2つがあります。
例えば2番の文で
I bought the same sunglasses that the actress was wearing.
とすれば、この場合、同じメーカーの同じ型番、同じ色、すべて同じという、まったく同じに製造されたととれます。特に、was wearingであって、had been wearingでないので、その女優が所有していたsunglassesが質屋に出回って買ったとかの意味ではとりにくいと思います。この場合、単に「種類」でなく、まったく同じに製造されたものーーという意味での「同一」の意味となります。

★以上のように、「asを使うのか、thatを使うのか」、という基準で、「同一物をあらわすか、同じ種類をあらわすか」、という区別をすることは、できないように思います。
→私が説明しましたように、お示しの文に関しては、判断できそうです。あなたはasとthatだけに注目していますが、もう1つの大事な要素であるsameという語の持つ意味が判断基準になることも忘れてはなりません。

★それでは、asとthatは、どのような場合分けがなされるのでしょうか。語法としての、asとthatの使い分け、ニュアンスを教えていただければ幸いです。
→asなら「種類」または「同一」の意味になります。ただし、おおよそ文脈で判断できます。
thatなら「同一」の意味にしかなりません。ただし、「同一」が全く同じに製造されたものーーという意味の場合もあります。

以上、ご参考になればと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。ご丁寧に、長文でご回答いただき、感謝いたします。

thatは同一をあらわすが、asは同一か同種か文脈で判断する、ということ、よく理解できました。

ありがとうございました。

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お礼日時:2014/02/23 23:44

that は普通に人やものを先行詞とする関係代名詞で、


same の場合、which より that が普通で、
先行詞を受けているわけだから同一に決まっています。

一方、as は「ように」という意味なので、本来、「同種」を表し、
私の学生時代はそう使い分けるようにも習いました。
でも、今では as でも同一の可能性があります。

だから、as については文脈で同一か同種か判断します。

日本語で「君、僕と同じ時計してるね」というと、
同種、(同一といっても同一タイプにすぎない)
であるのとは逆の意味合いで、as の場合はどちらの場合にも使います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

thatは同一をあらわすが、asは同一か同種か文脈で判断する、ということ、よく理解できました。

ありがとうございました。

お礼日時:2014/02/23 23:42

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