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フランス人の友人から、以下のピタゴラスの格言の日本語訳を聞かれています。

Les amis sont des compagnons de voyage, qui nous aident à avancer sur le chemin d'une vie plus heureuse. (Pythagore : 585-500 av. J. C.)

素人の私が訳すよりも、すでに格言らしく翻訳されたものが存在するのではないかと思い探しましたが、なかなか見つかりません。どなたかご存知ありませんか?

よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

回答番号3のplapotiです。

コメントを拝見いたしました。

>この時代やピタゴラス自身の背景を踏まえることがなければ、この格言自体は”平易で表面的”である

御指摘のとほりと存じます。偉人の名前を見ただけでその言葉が優れたものだとするやうな風潮がありますが、中身で判断すべきですね。

私はピタゴラスに関しては、先に挙げた本しか持つてゐないのですが、ディオゲネス・ラエルティオスと同じ時代に書かれたものとしては、以下のものが日本語訳として出版されてゐるやうです。もしかすると、質問文の言葉もそのなかにあるかもしれません。地元の図書館にはないので調べがつきません。アリストテレスやプルタラルコスなども少しだけピタゴラスにふれた記述がありますが、該当するやうなものはありませんでした。

http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC-%E3%82%A4%E3%8 …
イアンブリコス『ピタゴラス的生き方』水地宗明訳 京都大学学術出版会
イアンブリコス『ピタゴラス伝』佐藤義尚訳 国文社

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83 …
ポルピュリオス『ピタゴラスの生涯』水地宗明訳 晃洋書房
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この回答へのお礼

plapotiさま、さらにお詳しい解説をありがとうございます。ご案内いただきました本、翻訳を頼まれた友人に伝えます。私もこれがきっかけで、ピタゴラスやその時代に興味がわいてきました。学生時代の"ピタゴラスの定義"は????でしたが、彼の格言集には奥が深いものがありますね。

お礼日時:2015/11/16 23:37

フランス語はよくご存じのやうですし、ご自身で素敵な日本語になさればよろしいのではありませんか。

私は出典の記載のないものは、ただのでまかせだと思つてゐます。今回の格言もピタゴラスの言葉かどうか疑問です。ネット上はガセネタのたらいまはし状態です。だれかがそれらしい情報を載せると、多くの人が何の調査もせずに次次とコピペして拡散してゆきます。

https://en.wikiquote.org/wiki/Pythagoras

上記のサイトによれば、英語では
Friends are as companions on a journey, who ought to aid each other to persevere in the road to a happier life.
といふらしくて、出所は、
Gems of Thought: Being a Collection of More Than a Thousand Choice Selections, Or Aphorisms, from Nearly Four Hundred and Fifty Different Authors, and on One Hundred and Forty Different Subjects (1888). p. 97 by Charles Northend
といふ本だといふことになつてゐます。古代ギリシャの数学者の言葉の出典が1888年までしかさかのぼれないとすれば異常です。ほかに古い文献があるのかどうかは調べがつきません。

友についての古い資料でしたら以下のものがあります。西暦300年ころのものとされます。
「友のものは共通(みんなのもの)であり、友情とは平等である」
(ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』第8巻第1章「ピュタゴラス」第10節 加来彰俊訳 岩波文庫(下)20ページ)
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この回答へのお礼

plapoti さま、詳しいご説明をありがとうございます。お礼が遅くなり、申し訳ありません。
残念ながら、フランス語は得意ではなく、自分で訳すとなると実に表面的な表現しかできないと思います…。とはいえ、この時代やピタゴラス自身の背景を踏まえることがなければ、この格言自体は”平易で表面的”であるように感じますが(ピタゴラスに叱られますね。ごめんなさい)。友人には直訳を伝え、この時代背景やピタゴラスの数学的見地を補足して説明してみます。ありがとうございました。

お礼日時:2015/11/16 03:20

#1 追伸


尚、 (Pythagore : 585-500 av. J. C.) ピタゴラス 紀元前582年~紀元前500年:(496年説もありますが)の生存期間が書かれています。
avは紀元を表し、J.C.は、ジーザスクライスト=イエスキリストを示します。要するにbefore Christ=B.C.と同じですね。つまりイエスの誕生を境に、それ以前を紀元前と表記しているようです。
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出典を忘れましたが、



訳としては、「友達とは、私達が幸せに生きるために役立つ旅の仲間である。」という意味になると思います。

 但し、この時代のこういう博士は、数学の友愛数を、友人とか、友と表現していた数学の本を読んだことがあります。
 つまり、友愛数の原理を発見する時に、あれやこれや、人間の仲間に語りかけるように散文的に記していたものです。
 もし、その種のものであれば、実在する人間との実際的な体験のみならず、比喩的な表現の記録だったと記憶しております。
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この回答へのお礼

Graciesさま、さっそくのご回答をありがとうございます。
この格言の裏には友愛数の原理を発見した時の背景があるのですね。奥深い…。友人にはその背景も補足して伝えます。(うまく伝えられるかしら??)
ありがとうございました。

お礼日時:2015/11/14 05:25

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