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御伽草子の浦島太郎に出てくる
いかならん天上 とは
どうゆう意味ですか?天上はどうゆう意味で使われているんですか?

A 回答 (2件)

「いかんらむ(ん)」で、「どのような、どんな」



いかならん世にも、かばかりあせ果てんとおぼしてんや
[どのような世の中でも、これほど衰えようとお思いになっただろうか]
〈徒然草・二五〉

「む(ん)」は推量の助動詞。
[大修館 全訳古語辞典]



したがって、

いかならん天上の住居も
「どのような天上界の住まいも」
これにはいかで勝るべき
「これに勝るということはないはずだ」
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
詳しくてわかりやすかったです!
ありがとうございました!理解できました。

お礼日時:2019/05/11 10:24

さて船より上がり、いかなる所やらんと思へば、銀の築地をつきて、金の甍をならべ、門をたて、いかならん天上の住居も、これにはいかで勝るべき。



どのようであろう天上の世界、という意味です。太郎は目前に美しい海中(底?)の世界を見ているわけで、それは以前聞いたことのある「天上の世界」と較べて劣るものではない、と言いたいわけです。「いかならん」の「ん」は婉曲で、聞いただけで現実には見ていないので現実として表現できない「ためらい」を示しています。

「天上」は、聞いたことも含め知る限りの範囲で最も美しい理想郷、の意味です。文全体としては、それがどのように美しいとしても、眼前の竜宮城には及ばない、つまりは一種の強調表現となっているわけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
ん は婉曲なんですね、理解できました!ありがとうございました!

お礼日時:2019/05/11 10:26

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