No.4ベストアンサー
- 回答日時:
留学のもっとも大変なところは「現地でアルバイトできない」ということです。
国によってはアメリカのように「留学している大学の中でのアルバイトなら時間を限定して許可する」と言う場所もありますが、バイトの空きがあるかもわからないし、その程度のバイトでお金が足りるかも分かりません。
なので、選択肢は二つしかありません。
・日本でお金を貯めてから行く
・ワーキングホリデーなど現地でバイトができるビザを取得する
です。
いずれにしても決して簡単なことではありません。だから「なぜ留学したいのか?」を具体的に考える必要があるし、どの程度の期間行くのか?それまでに日本でどの程度の英語のスキルを磨くのか?など考えることはたくさんあります。
たとえばTOEFLというテストがあります。これに受からないと英語国への留学、つまり語学を学ぶためではなく「英語を使って現地で専門知識を学ぶ」ことはできません。
質問者様のいう「留学」が語学留学ではないなら、TOEFL合格もやるべきことになるといえます。
逆に語学留学なら「日本でもかなりのところまで行ける」し「英語が話せるからと言って、それが仕事にはつながらない」という事も知っておくべきでしょう。
既に日本には英語が話せる人がたくさんいて、日本で英語を必要とする仕事の枠はほとんど埋まっています。だからお金をかけるなら「英語と専門知識」を学ばないと意味がありません。
No.2
- 回答日時:
留学はそれ自身が目的ではありません。
留学して何を学びたいかが直接的な目的でしょうが、その上にある本当の目的を考えたことはありますか。
たとえば、語学を身に着けたいなら『それを身に着けたらそれで何をしたいか』です。
留学は安くありませんし、留学に行っている間に日本で出来ただろうことは出来なくなるわけですから、得るものと失うものとを天秤にかけ、得るものをできるだけ多くしなければならず、その点で留学の成果を自分のその後にどう生かすかを考えることはとても大事です。
日本では奨学金は額が小さく、それが高校ではもっと小さいです。
そして、その種のお金は留学に対しては出ないと思います。
なので、おうちから出してもらえないなら高校での留学は無理でしょう。
それは大学でも同じです。
しかし、お金がないということは残念で悲しいことですが、だからと言って留学の夢を捨てる必要はないと思います。
問題は、目的と、それに向かう意思をしっかり持ち続け、実現に努力できるかかと言うことと思います。
私は東北の山間の寒村の生まれ育ちで兄弟の末でしたから、何とか大学には入れてもらえたものの、そこからは生活も含め、ほとんどは自力でやってきました。
そんな中で、ある時私も『アメリカに渡って勉強し、そこで覚えたことで仕事して暮らしたい』という思いを持ちました。
それは40年以上も前のことで、当時、我々庶民にとって、外国に行くことはお金以上にそのものが夢物語でした。
為替レートは今の倍以上、ビザなし渡航や格安航空券などと言う言葉さえない時代でしたから。
それでも目的と意志をもち、実現に向けて可能性を高める努力・工夫をし続けた結果、思い立ってから十年以上かかりましたが、プロファイルに記したように、私はそれを実現しました。
あなたも、海外に興味があるなら、留学だけでなく、海外と付き合ういろいろな選択肢を調べてみることで、その中で自分がやりたいことを見つけてはどうでしょう。
若いあなたには、時間はいくらでもありますから。
参考になるかどうかわかりませんが、私の経緯を紹介します。
私はプロファイルのような在米の年寄りです。
私が、アメリカに渡って勉強し、そこで覚えたことで仕事して暮らしたいと考えた発端は、大学で先端技術の本に出合ったことでした。
私は子どもの頃から電気工作が趣味で、捨てられたテレビやラジオから部品を集め、わずかに手に入れた雑誌を教科書に、オーディオアンプやアマチュア無線の送受信機なんかを自作して楽しんでました。
そんなことから大学では工学部に進みましたが、自分と同じような人ばかりの電気科は選ばず、電気の技術が不可欠な分野を専攻にしました。
しかし、それは電気の専門技術について学ぶ機会が少なくなることではありましたが、趣味でたたき上げたウデは結構理論的背景を抑えたつもりでいましたから、それ自身は心配していませんでした。
むしろ気がかりだったのは時流の新しい技術に触れられないことで、その意味で独学のために教科書になるような書物をあさっていたところ、出会ったのが先に言ったアメリカの教科書でした。
それは、半導体や通信、信号処理、コンピュータなどに関する当時の最先端技術を教えるもので、エントリーレベルから高度なレベルまでを網羅し、どの段階でも詳しい説明をふんだんな図表や写真、データなどで提供していました。
そこで勉強したい、働いてみたい、と思ったのは、こんなに奥深いところまで惜しげもなくさらけ出すアメリカの太っ腹に感激したからでした。
ただ、当時私が通っていた大学はそれを授業で教えるまでレベルは高くなかったので、それを学ぶのは独学するしかありませんでした。
なので、私は躊躇なく独学することとし、それとともに就職ではアメリカに行けるチャンスのありそうなところを選ぶようにしました。
就職はその勉強とは無縁の会社にしましたが、アメリカに行けるチャンスのありそうな会社がほかに見つかり、私は当時はまだ珍しかった転職なんかもしました。
社会人になって数年がたったころ、勤めていた会社がアメリカの機関と先端技術の共同研究開発事業を始めることになり、その一員に混ぜてもらえることができました。
そこに混ぜてもらえた理由の一つは、私が趣味でずっと積み上げてきたものづくりのウデと実績だと思います。
私は独学の勉強も続けてましたが、私の信念は『作って実際に確かめる』ことでしたから、勉強したことを自宅で自作して確認するということもまたやっていました。
仕事ではそれがいろいろな場面で生き、いつしか『私が手掛けるものは必ず期待通りの性能が出る』と言っていただいてました。
なので、新事業を成功させるうえで必要と評価していただけたのだと思います。
『アメリカに転勤』と聞くと『カッコいい』と言う方がいますが、私のそれはそうではありませんでした。
何しろ、行った先は全米一貧乏なミシシッピ州の、これまた超々ド田舎の小さな町でしたから。
しかし、もともとド田舎出身の私にとって、それは都会よりむしろ落ち着いて仕事や勉強に取り組める場所でしたから、全然苦ではありませんでした。
そこでの本来の仕事は粛々とこなしていたある時、現地の仲間が我々との事業とは関係のないプロジェクトにも参加しており、そこで解決できない問題の壁にブチ当たっているということを耳にしました。
詳しく聞いてみれば、私が勉強してきたことを組み合わせれば克服は出来そうです。
しかし、ものづくりや一つ一つの要素は確認実績がありましたから心配していませんでしたが、実際にそれらを組み合わせて使うのは初めてです。
なので、そこは大風呂敷は広げず、できることと心配事を正直に伝え、それで解決できる可能性はあると伝えたところ、トライしてみてほしいとの言葉だったので、仕事以外の自分の時間を使ってトライすることにしました。
何分にも、私にとっては趣味の延長なうえ、出来るかどうかの保証もできないので、出来なくても責任は負わない代わりにタダでいいということで始めました。
まぁ、こういうと簡単に聞こえるかもしれませんが、特殊な半導体材料を使い、今でいうシステム半導体を作り、それを使った信号処理と通信システムを実現するというもので、結構な開発量です。
そのうえ、とんでもない温度や衝撃への耐性、小さく複雑な形状の空間への収納、耐久性、耐候性、耐環境性、安全性、信頼性、量産性などもそれなりに求められましたから、やらなければいけないことがテンコ盛りなのに閉口しました。
まぁ、もともと一人遊びの趣味の自作をしてきましたから、ひたすらコツコツ『企画・設計・検証・調達・試作・試験・解析・評価・・・』を繰り返しました。
時間とお金は予想以上使っちゃいましたが、何とか期待通りのものは実現できて仲間に引き渡すことができました。
仲間は半ばできるとは思ってなかったらしく、動作させて見せたら結構驚いてくれました。
それから先は私が立ち入る世界ではないので、どうなったかは噂で聞いただけでしたが、結構いい結果だ出たようで、彼らが喜んだことで私もうれしかったことだけ覚えています。
そんなことなどすっかり忘れたある日、私は仲間のずっと上の偉い方に呼ばれました。
そんな方とは面識どころか、遠目にも見たことはありませんでしたから『何だろう?』と思って行ってみると、その時の礼が言いたかったということでした。
聞いてみると、私が作ってあげたものは従来にはない優れた機能・性能を発揮し、出来がとてもよく、その後の事業にとても役立ったとのこと。
なので、『日本の会社の顔色など気にすることなく、アメリカには居たいだけ居られるようにしてあげる』というご褒美をいただきました。
今の私はその結果です。
これは自慢しようと思ってお話したのではありません。
言葉はただの道具です。
それを覚えても、それを使って自分だから出来ることがないと、あなたという宝の持ち腐れになってしまいます。
まず必要なのは、あなただからできる、他の人よりうまくできる、と言うものを用意することです。
それと並行して言葉のような道具を覚えましょう。
それから、何事をするにも、意味のあるようなレベルにするには時間がかかります。
その間、目的意識や、やり遂げようと思う意思や努力を持ち働かせ続けることです。
最後に、この世で大事なのは実績です。
意味のある、満足できる評価を得ることができるのは実績だけです。
口先の美辞麗句は評価ではありません。
そのことが言いたくて長文ながら紹介しました。
今できないからと言ってあきらめず、やりたいことをはっきり考え、やれる範囲で何が効果的かを考え、時間をかけて努力する。
がんばってみてはどうですか。
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