電子書籍の厳選無料作品が豊富!

【成年後見人の実務が分かる書籍をご教示ください】

現在、司法書士が母の成年後見人になっているのですが、信託契約を済ませた後に私が成年後見人を引き継ぐ予定であります。

そこで、成年後見人の仕事の内容や実務が一冊で分かりやすく説明されている書籍をご存知であればご教示ください。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

とりあえずのハンドブックとして,



『今日から成年後見人になりました(第2版)』
 児島明日美,村山澄江 著 自由国民社
 https://www.jiyu.co.jp/houritsugakushu/detail.ph …

というものがあります。この初版を買ったけど,退職した同僚にプレゼントしちゃったのでそれも手元にはないんですけどね。
リンク先にある「試し読みサービス」を開いてみるとわかるように,プロ向けではなく初心者向けです。絵もあるのでわかりやすいと思います。

これ1冊で足りるとは思っていません。これはあくまでも「基本テキスト」です。
これ1冊あれば足りる,という本は寡聞にして知らないというか,そんな本はないと思います。そんな本があれば他の本なんて駆逐されちゃうというか,そもそもそんな本を作ることが無理なんです。制度は,よりよいものであるために,変わっていくものですから。古い本に「これでいい」と書いてあったとしても,現在は「これじゃダメ」なんてことだってあるのが法律の世界ですから。

それに極めて実務的な問題として,取引する金融機関ごとに異なる扱いがあったりするんです(成年後見じゃないけど相続財産管理業務で,家裁がこうじゃなくちゃダメと言っているのに,自行の本店の指導はこうなっているのでそれは認めないと言い切った銀行支店もありました。もちろんそんな金融機関は使いませんし,この銀行は家裁のやり方なんて聞かないと言っていますと名指しで家裁に伝えました)。基本的な考え方を理解したうえで,自分で判断して,あとは応用と取捨選択していくしかありません。

だからその基本的な考え方と,若干の基本的な書式等が載っている本を参考にするしかないでしょう。わからないことがあったら家裁に訊けばいいんです。特に親族後見人であれば法律知識に乏しいのなんて当たり前であり,家裁の指導が悪くて後見制度がうまく機能しなければ,それは家裁の責任になるだけです。ぶっちゃけると専門職である司法書士だって,つまらないことを家裁に訊いていたりもするんです。

信託契約が絡んでいるということは,財産がそれなりにあったということですよね。信託銀行のチェック機能も働くので,制度の趣旨にそぐわない行為が行われにくいものになっているということでしょう。
でもそれは,成年被後見人の財産は,本人のためにしか使えない,家族のために使うことは許されない(たとえば,相続の際のことを前提とした保険契約等はできない),資産の投資運用も不可(リスクが大きすぎるから。さしあたって使わない預金を定期預金にするのが限界)といった制約のもとに財産管理をしていくことになります。

最初から,完ぺきに処理しようだなんて思わないこと。わからないことは家裁に訊けばいいんです(というか就任時にちょっとした資料をくれたりもします)。
そういう気持ちで取り組んでみてください。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

解決しました

書籍のご紹介ありがとうございました。

アドバイスもいただきありがとうございます!
まずはご紹介いただいた書籍を読んで、分からない事があれば家裁に聞いてみようと思います!

お礼日時:2022/01/31 08:23

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!