大手予備校主催のセンタープレテストの第1問Bに、4つの選択肢のうちから「最も強調して発音されるもの」を1つ選べ、というものがありました。
《状況》 ウィリアムズ夫妻が、夏の旅行について話している。
Susan: I want to go and stay somewhere by the sea this time. We went to the mountains last summer, remember?
Harold: Yes, I enjoyed walking with you in the mountains last summer. But what will be the main point of the trip this time?
Suzan: Seafood! You know I love seafood, don’t you?
(以下略)
問1 (1) enjoyed (2) you (3) mountains (4) last
(1)
正解は(1)enjoyedだそうですが、私は(3) mountains も別解として認めたほうがよいのではないかと思いますがいかがでしょうか?
新情報として重要なのは『山歩きが楽しかった』ということでしょうからこの部分の英語 ”I enjoyed walking” のうち、walkingが下線部全体を通じても「最も強調して発音される」ことになると考えられます。
そのうえで、 (1)enjoyedは直後が最強の強勢”walk”ですから、”joyed”の部分の強勢はリズム原則により格下げされるのではないかと思います。一方、(3)mountainsは旧情報ですから確かにその”moun”の部分は強勢上格下げされるとはいえ強勢を維持しているのではないかと思います。
(2)
そもそも、下線部全体を通じて「最も強調して発音される」walkingを選択肢に入れないで、2番目以下に「強調して発音されるもの」のみ選択肢に挙げておいて、そのなかから「最も強調して発音されるもの」を選ばせる問題にどんな教育的意味があるというのか、という根本的疑問が残ります。
文強勢は話し手の解釈に大きく依存するのでこのような問題そのものが意味をなさない、というより根本的な問題は横におくこととして、上の2点についてご教授ください。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
どこかで、英語の指導をなさっておられるのですね。
さて>新情報として重要なのは『山歩きが楽しかった』ということでしょうからこの部分の英語 ”I enjoyed walking” のうち、walkingが下線部全体を通じても「最も強調して発音される」ことになると考えられます。
についてですが、enjoyed, walking, in the mountain, の三点を良く見ると、walking in the mountains, は、一まとまりで、Susan の>We went to the mountains last summer, remember? の、went to the mountains, という句の内容の詳細で、そこで、Harold が、それに対しての見解を述べている単語が、enjoy ですから、やはり、enjoy が正解と思われます。また私は、合衆国に11年間暮らしましたが、正解で、違和感は特に感じませんでしたよ。また、「リズム原則」とは、名詞を強く、述語や修飾語を弱く読むという原則かと思いますが、センターで扱われるこの手の強勢の問題では、それを逸脱した、会話の脈絡からどこに強制を置くか?といった問題が好んで扱われますよね。これはセンターの過去問やプレテストをずらっと並べて見ると、一目瞭然です。
>そもそも、下線部全体を通じて「最も強調して発音される」walkingを選択肢に入れないで、2番目以下に「強調して発音されるもの」のみ選択肢に挙げておいて、そのなかから「最も強調して発音されるもの」を選ばせる問題にどんな教育的意味があるというのか、という根本的疑問が残ります。
会話の脈絡からして、やはり、enjoyed が強勢ですから、私は、決まったルールにとらわれず、臨機応変に、会話を円滑に進めてゆく技術の習得という点から、教育的意義は多いにあると思いますがいかがでしょう?
この回答への補足
● ひとつの大きな分かれ目は ”walking with you” の情報が以下のどちらであると考えるのかということだと思います。
1.旧情報
2.新情報
確かに、この部分が「1. 旧情報」であるという見方もありえるとは思います。山に行ってwalkingすることは大いに予想されることではありますから。 しかし他にもキャンプをしたり、山登りをしたり、fishingをしたり、星空を見たり、岩登りをしたり…といろいろ思いつくことがあるように思います。私は直感的に「2. 新情報」と感じました。
私は、Haroldは山で行ったいくつかのactivitiesのなかでとっさに、妻と一緒にwalkingしたことを思い出し、”Yes, I enjoyed walking with you in the mountains last summer.”という台詞になった、と考えました。
● さらに、ここで ”walking with you” の部分が単なる「1. 旧情報」であるならば
”Yes, I enjoyed it last summer.”
と言ってもよかったわけです。仮に「1. 旧情報」であるとしても、わざわざ ”walking with you” といったところに私は何らかの意味(つまり、話者Haroldの関心)を読み取りたくなるわけです。
早速のご回答をありがとうございます。
●「walking, in the mountain, の三点を良く見ると、walking in the mountains, は、一まとまりで、Susan の>We went to the mountains last summer, remember? の、went to the mountains, という句の内容の詳細で、そこで、Harold が、それに対しての見解を述べている単語が、enjoy ですから、やはり、enjoy が正解と思われます。...正解で、違和感は特に感じませんでしたよ。」
●「会話の脈絡からして、やはり、enjoyed が強勢ですから」
⇒
ひょっとすると、
(1) walkingが” went to the mountains last summer”との関連で一種の旧情報となっている、
(2) loveなんかと同じように「好き・嫌い」といった感情(emotion)に関わる動詞なのでこの語自体が多くの場合、強い強勢をもつ傾向がある、
ということをおっしゃっているのかな、という感じがしますが、上の「」の部分をもう少し補足していただけませんでしょうか?
No.7
- 回答日時:
No5のdatelummyです。
私の回答はfwkk8769さんが受験生もしくは受験生を教えている指導者であることを前提にしていました。つまりセンター試験は「時間配分」が大事な鍵になります。文強制の問題にかける時間はそれほど多くないと思うのです。
そこで、簡単に正解を導ける方法を伝えられればと考えて、あのような投稿になりました。私の勘違いだったかもしれませんね。
さて05年の問題ですが、もしfwkk8769さんの設定された問題形式であれば、たしかに「worse」を答えにすると思います。ただ、正直「this」と迷うかもしれません。いずれにせよ、そのような出題形式で「worse」か「this」の片方のみを唯一の正解とすれば、おそらく多くの人が納得できないだろうと私は思います。
ところが、幸いなことに実際の出題はこうなっています。
「次の会話の下線部1~4について、それぞれ下の問いに示された(1)~(4)のうちから、最も強調して発音されるものを一つずつ選べ。」
そして、問題の下線部1は「Do the train get any worse than this?」
の「1 get any worse than this?」に引かれてあり、選択肢は「(1)get (2)any (3)worse (4)than」となっています。つまり「this」は選択肢にないのです。これなら、簡単です。
(1)Do the train ★ any worse than this?
(2)Do the train get ★ worse than this?
(3)Do the train get any ★ than this?
(4)Do the train get any worse ★ this?
上の4つの中で最も意味が通じにくいのは(3)です。したがって答えは(3)になります。ほぼ直感的にかつ一瞬で解けます。
私はfwkk8769さんが問題を引用するにあたって、なぜ「選択肢は考えないことにします」としたのか正直、理解できません。
ややキツイ言い方をします。英語に限らず、試験を解く上で「問題をよく読む」というのは基本事項です。「問われたことに答える」のが試験です。
たとえ答えている内容が正確で立派なものでも、問われていることと関係がなければ、正解にはなりません。これはある意味コミュニケーションの基本でもあります。「自分の言いたいことを言うだけではなく、人の話をしっかり聞きなさい」ということです。
walkingとseafoodの「対比」はなるほどと思いました。しかし、walkingはそもそも選択肢に入っていないのですから、そのような考えはあまり意味がないはずです。もし受験生がそのような質問をしてきたら「問題をよく読め!」と私なら指導します。「たしかにその通りだ!センターに文句を言ってやる」と回答すると徒に生徒を迷わせる気がします。そういう質問をする生徒の多くは質問している振りをして、ただ自分の主張を認めてもらいたいだけのことが多いからです。そのような態度ではいつまでも自分の過ちに気が付かず、点数はとれないままです。心を鬼にして注意するのが正しいと思っています。
と、心を鬼にして書きました。失礼をお許しください。
改めてアドヴァイスをいただきありがとうございます。
●「walkingとseafoodの「対比」はなるほどと思いました。」
⇒ 「”I enjoyed walking” のうち、walkingが下線部全体を通じても「最も強調して発音される」ことになる」(私の最初の「質問」の(1)より)に賛同をいただけるのだとしたらうれしいかぎりです。
● さて、以下は私の本来の「質問」の趣旨からやや外れますが、大切な点だと思いますので補足させていただきます。
(1)
私の興味は、与えられた選択肢内で正解をどう導き出すかにあるのではなく、選択肢の選択の適・不適も含めて、「談話において発話の意図に即した音調核の識別」(回答#6の「お礼」より)にあります。(このことは私の「質問」を読み直していただくとわかっていただけるのではないかと思います。)
(2)
「05年のセンターの問題ですが、…私はfwkk8769さんが問題を引用するにあたって、なぜ「選択肢は考えないことにします」としたのか正直、理解できません」
⇒
私の意図は、下線部というひとつの情報単位内で「最も強調して発音されるもの」を選ぶという本来の趣旨から、選択肢に惑わされることなく問題を検討していただきたかったからです。
センターは1997年以来、本・追試験あわせて今年まで都合20回この手の「文強勢」問題を出してきましたが、05年のこの問題で初めて下線部内で「最も強調して発音されるもの」を選択肢から排除した問題を作ってしまいました。(このことは私だけの主張ではなく『英語教育』[2005年増刊号](第54巻8号、大修館書店、p.89)で河合塾講師の小林功氏も私の考えに近い論を展開しておられます。)
回答#6への「お礼」でも引用しましたが、センターの問題作成部会自身が出題の意図として「談話において…音調核(つまり「最も強調して発音されるもの」)の識別を試す」ことにあると言っています。05年の問題がセンターが自ら設定した「出題意図」から逸脱してしまった問題になっているわけです。
No.6
- 回答日時:
#2です。
>”walking with you” の情報が「1. 旧情報」であるということですね。
とコメントをいただいたのですが、
わたしの言わんとしていることはdatelummyさんとほぼ同じで・・・
センター試験では
「新情報と旧情報の対照が明確で、文脈を意識せずに解ける問題が多かった。」という高等学校関係者からのコメント(下記URL参照)
にもあるように
新情報旧情報だけではなく「文脈」も使ってで解かせることで「践的コミュニケーション能力を問う」という出題の意図が生きてくるのではないでしょうか。
うまく説明できないのですが・・・walking with you は聞き手にとっても既知情報であるという時点で、旧情報だと思いますが、
ここでは、旧情報・新情報の概念はひとまずおいておいて
聞かれたらことに答える、聞かれたことが相手の一番ほしい情報なんだ、という自然な会話の流れだけで強勢の位置が決まってくるような気がします。
2度も書き込んでしまい恐縮です。
参考URL:http://www.dnc.ac.jp/old_data/exam_repo/17/pdf/1 …
● どうも「walkingが下線部全体を通じても「最も強調して発音される」ことになると考えられます。」という私の意見に賛同してくださる方は皆無のようですが、coby_cobyさま、改めてのご回答ありがとうございます。
私もcoby_cobyさんのおっしゃる「自然な会話の流れ」で強勢の位置は決まると思います。ご指摘の参考URLの平成18年度版に
第1問...Bは「談話において発話の意図に即した音調核の識別を試す」問題
と書かれています(第3「問題作成部会の見解」の「2.各問題の出題の意図」)。この「発話の意図」に即して「自然な会話の流れ」を判断する必要があるというわけでしょうね。
● 皆さまのご意見を伺ってきて、やっとだんだんに私の感じていたものが言葉としてまとまって来たような気がしますので以下に書いてみます。
(1)
「(山)歩き」はもちろん#3さんがお書きのように客観的事実ではありますが、客観的事実であるからと言って、認識上「既知」(つまり旧)情報とは限らないのは言うまでもありません。私の感覚では、Susanが ”We went to the mountains last summer, remember?”と言い、Haroldが ”Yes” と返した時点で、昨年ふたりで山に行ったことが二人の間の”mutual understandings”(#3さんの言葉)として設定・確立されたわけですが、 このことで「ふたりでした(山)歩き」までは 意識のactiveなレベルでは”mutual understandings” となったような気が私には直感的にしませんでした。
(2)
また、Susanが今年は海辺に行こう、と提案した後Haroldは “I enjoyed walking with you in the mountains last summer.”と答えて ” But what will be the main point of the trip this time?”と聞いています。つまり、「山では(特に君との山)歩きが楽しかったね。でも海だと楽しみ(ポイント)は何なんだ?」
昨年は「山」。ポイントは「(山)歩き」 ⇔ 今年が「海」。なら、ポイントは何だ?(→ 魚)
Haroldの「発話の意図」から見て、私はこんな構図を感じました。結果的には ”walking (with you in the mountains)” と “seafood (by the sea)間に一種の対比(contrast)を感じると言えるかもしれません。
No.5
- 回答日時:
文強制の問題は、得意な人と苦手な人の差が激しく出るところです。
得意な人は短時間で正解を出せるのに対して、苦手な人は時間をかけなければ正解を出せません。その結果間違えることもしばしばです。この問題は「会話」の中での問題なのです。会話の最中に「これは新情報かな?旧情報かな?」と考えていては、円滑な会話は成立しないでしょう。「新情報・旧情報アプローチ」で分析的に思考するのは、最期の手段にするべきです。まず、直感的に答えを出せるようにすべきと考えます。その手段として「ひとこと伝達法」を紹介しました。今回は同じことを逆から解説します。
「I want to go and stay somewhere by the sea this time. We went to the mountains last summer, remember?」と尋ねられたハロルドさんが言いたいのは「Yes, I enjoyed walking with you in the mountains last summer.」ということです。選択肢は(1)enjoyed(2)walking(3)you(4)lastです。このうち最も強調されるものを選ぶわけですが、逆に言えば「弱く読むと、ハロルドさんの意図が伝わらないもの」を選ぶわけです。そこで「究極の弱い発音」として、無音だった場合を考えます。★=無音だとします。
(1)Yes, I ★ walking with you in the mountains last summer.
(2)Yes, I enjoyed walking with ★ in the mountains last summer.
(3)Yes, I enjoyed walking with you in the ★ last summer.
(4)Yes, I enjoyed walking with you in the mountains ★ summer.
どうでしょうか?この問題が「会話」の問題であることを理解し、直前のスーザンさんの発言を理解していれば、「だれといっしょだったのか(2)」「どこを歩いたのか(3)」「いつの夏だったのか(4)」については、たとえ「モゴモゴ」と聞き取りにくくても問題はないのだということが【直感的に】わかるはずです。一方「enjoyed」を「モゴモゴ」と言ってしまうと、「楽しんだ」というハロルドさんの意図は伝わらないはずです。
それは「enjoy」が
>感情(emotion)に関わる動詞なのでこの語自体が多くの場合、強い強勢をも
>つ傾向がある、
という理由ではありません。それはこの問題が「会話中」の問題であることを無視して、その部分だけで解答しようとしている点で根本的に間違っているような気がします。
「Where did you enjoy hiking with her?」と尋ねられた人が「I enjoyed hiking with her in Hokkaido.」と回答する場合に強調するのは「enjoyed」ではないはずです。
センターの過去問もほとんど【直感的】に解けるはずです。解けなかったのは「credit card」の場合です(何年の問題なのかは失念)。この場合は「名詞+名詞でセットになっている場合、前の名詞を強く読む」という英語のルールを知っていなければ解けません。ただし、「新情報・旧情報アプローチ」でも解けないはずです。
再度のご回答をありがとうございます。
● 熱心に「ひとこと伝達法」なる解法を説いていただきました。が、私自身は談話上のイントネーションに興味があり、新・旧情報や前提・断定などの概念こそ、この手の問題が成り立つ上での鍵であると考えていますのでそのような立場でお礼を述べさせていただきます。
正解が(1)enjoyedであるとおっしゃっているということはよく理解できました。やはり、私のアプローチからすると”walking with you”が旧情報だというご主張、と理解しました。
● >「enjoy」が
>>感情(emotion)に関わる動詞なのでこの語自体が多くの場合、強い強勢をもつ傾向がある、という理由ではありません。それはこの問題が「会話中」の問題であることを無視し>て、その部分だけで解答しようとしている点で根本的に間違っているような気がしま>す。
⇒ この点もおっしゃる点、理解いたしました。
(因みに「credit card」の問題は'01年度の追試験でした。)
●以下は今回の私の質問と直接の関係は少ないと思いますが、「ひとこと伝達法」なる解法が興味深いので一言。
この解法によれば、たとえば次の ‘05年度の本試験の「文強勢問題」(ただし、関係ある部分だけをとりあげ、選択肢は考えないことにします。)では下線部内(つまり、"get any worse than this")で「最も強調して発音されるもの」はどの語ということになりますか?
Maya: Here comes our train. It's not too crowded.
Jeff: Do the trains get any worse than this?
(以上、直接関係ある部分のみを抜粋)
私の予想ではworseになるとおっしゃるのではないでしょうか?確かに、センターは選択肢を不当にも(?) (1)get、(2)any、(3)worse、(4)thanと設定して、答えを(3)worseと発表しました。しかし、下線部全体でいうならば、「最も強調して発音されるもの」はthisであり、実際私の質問にもセンターはそのように回答をしています。
No.4
- 回答日時:
No1 です。
walking を楽しんだという事実は、mutual understandings で、両者にとって、すでに分かりきっていることだから、と思うのですが…?まあ、考えようによっちゃ、enjoyed も同様に、旧情報とも取れなくもないですよね。しかし、仰るように>ひょっとすると、
(1) walkingが” went to the mountains last summer”との関連で一種の旧情報となっている、
(2) loveなんかと同じように「好き・嫌い」といった感情(emotion)に関わる動詞なのでこの語自体が多くの場合、強い強勢をもつ傾向がある、
と、お書きのとおりだと思いますが?
センタープレにしろ、本番のセンターの過去問にしろ、過去問を数年間分見てみてください、同様の問題が必ず出てますよ。私は敢えて業者名を出しますが、進研、河合、代ゼミ、駿台、旺文社とすべて、過去10年分くらい過去問を持ってますが、強勢の問題に関しては、ここ5~6年は、すべて同様の問題が出てます。その解説冊子の説明は、質問者様が述べておられるような、旧情報、新情報に関する説明も詳細に書いてありますので、是非ご一読ください。
No.3
- 回答日時:
文強制の問題は、「その状況で、どの単語が最も重要なのか?」という視点で考えればよいと思います。
あるいは「コミュニケーションで、最低限必要な単語はどれか?」ということです。「新情報」「旧情報」といったタームで考えると逆に混乱すると思います。たとえば、外国で急におなかの辺りを激痛が襲った場合を考えてみましょう。「急にお腹を激痛が襲ったので、救急車をよんでいただけませんか」と道行く人にお願いしたいわけです。このときに「急に!」と叫んでも相手にはわかってもらえません。「いただけませんか!(=please!)」でも意味不明でしょう。私なら「救急車!」と叫びます。
このように「最低限の単語しか使えない」状況を設定すると、答えはあっさりと感覚的にわかると思います。またそれはコミュニケーション能力をテストする手段として有効だと思います。
「去年は、山に行ったのを覚えている?」と尋ねられて、「(ええ、)君と去年山歩きを楽しんだね」と答えているわけです。
この「君と去年山歩きを楽しんだね」の内容を伝えたい場合に、使える単語が限定されていると想定して、連想ゲームのヒントを出すような感じです。
選択肢に「I」や「walking」がないので、それはヒントとしてすでに使われているということです。つまり、(1)~(4)はそれぞれ
(1) I enjoyed walking!
(2) I walking (with) you!
(3) I walking mountains!
(4) I walking last (summer)!
と叫ぶことになります。この中で最も「君と去年山歩きを楽しんだね」の内容が伝わるのは(1)以外にないと思います。
旧情報・新情報の類型で敢えて説明すれば、「君と去年山歩きをした」ことは客観的事実である上に、聞き手にとって既知の情報です。それを「覚えているのか?」と尋ねているわけですが、それに対しては「Yes.」で答えているわけです。したがって、それに続く回答の中での新情報は、その客観的事実に対してハロルドさんがどのような評価をしているか、ということです。
「あれは辛かったね」でも「あまり印象には残っていないね」でもなく、「楽しかったよ」というのが彼の評価ですから、それが新情報になるのだと思います。
ご回答ありがとうございます。
「旧情報・新情報の類型で敢えて説明すれば」”walking with you” の情報が「1. 旧情報」であるということですね。
No.2
- 回答日時:
Susanの質問は「去年山に行ったの覚えてる?」であって「去年山に行って何をしたか覚えてる?」ではないので
enjoyed=楽しかった≒印象に残ってる≒覚えてる となってこれがSusanへの答えとして良いのではないでしょうか。
たとえ、walking with youの部分に話しての何らかの意味が読み取れるとしても、ここではSusanの質問に答えるほうが強くよまれるのが自然な気がします。
(私は、Haroldは聞かれたことのほかに内容まで具体的に述べて、気が利く人だなぁくらいに捉えました。)
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