
「~ですし」
「~だし」
「~と思うし」
これらの、「し」って、最近、頻繁に聞くようになった気がします。
サッカー選手の談話でよく聞くなぁ、と思っていましたが、
気にしていると、文章でもよく使われている事に気が付きました。
これって、昔からあったのでしょうか、、、?
私は言葉つかいに関して、正しい、正しくない、っていう論議を
するのは嫌いですが、この「~し」に対して何でもいいので
ご意見、ご感想があれば、お聞かせくださいませ。
正式な場や、説明文などでも、
「これは、~ですし、問題ありません」とか言いますが、
この使い方って、何才くらいの方から使ってらっしゃいますか?
などなど。宜しくお願い致します。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
ほかの方の御意見と重なる部分もありますが、以前調べて御回答したものを下に貼っておきます。
質問者の方がこの「し」に違和感をもたれるのは、「~し、…」という形は、「~し」という理由で「…なんだ」という意味を表すので、言い訳がましい感じを聞き手に与えるからではないでしょうか。また「…」という言い訳にあたる後半を省略することによって、かえって歯切れの悪さ、責任を放棄したような後味の悪さを与えるように思います。
「今日はグランドコンディションが悪かったし(シュートを決められなかったのはしょうがない)。」というように。
>>規範文法では、次のような説が有力です。学校文法では、(1)の意味・用法についいてだけ説明するのが一般的です。
接続助詞「し」
●接続
活用語の終止形に接続する。
●意味・用法
(1) 並立を表す。さまざまな物事(事実)を単純に列挙するのに用いる。
例 彼女は若いしきれいだ。・・・「若い」と「きれいだ」という二つの文節を並立の関係でつないでいる。この場合、「彼女はきれいだし若い。」としても意味・文法的には変化しない。
(2) 並立とされるが、前件が後件の条件(その一部)という関係にあり、順接とも考えうるもの。「~こともあって」などと言い換えられる。
例A 昨日は天候にも恵まれるし、絶好の運動会日和であった。
またこの場合、「~し、~し、~」と列挙を兼ねて用いられることもある(こちらの方が起源か?)。
例B この食堂は、味はいいし、店員のサービスもいいし、すばらしい店ですよ。
例Bの場合、文末の「素晴らしい店ですよ」に至る前に、「~し」の繰り返しにより、その段階で既に「すばらしい」という話者の判断を言外に表していると考える説もある。
(3) 順接を表す。(2)と紛らわしいが、前件が原因・理由で、後件がその順当な結果である関係を示す。
例A 雨も降りそうだし、遠足はやめにしよう。
例B 風邪は引くし、足は捻挫するし、昨年はさんざんであった。
この場合、「~し、~し」が繰り返されると、二つ目(最後の)「し」のあとに格助詞「で」が付くこともある。原因・理由を表す格助詞であろう。「し」一つの場合は付かない。このことは(2)にもあてはまる。
例B”風邪は引くし、足は捻挫するしで、昨年はさんざんであった。
例C テレビは見たいし、勉強は忙しいし、時間がいくらあっても足らない。
この場合、「テレビを見る」と「勉強が忙しい」は逆接の関係にあるが、双方、「時間が足らない」という事柄にとっての条件(理由)になっているので、列挙することができる。ここが、並立・逆接・ほかの順接の助詞との違いで、「し」の特徴といえる。
(4) 理由の一部だけを表す順接。類推させる、婉曲、といったはたらきをする。ただこれも、(2)・(3)との区別は曖昧である。
例 具合も悪そうだし、今日のところは仕事を休んだら。
上記の通り、いろいろ支障があることを察し、そのうちの一因(具合の悪さ)を上げて、欠勤を勧めている。
(5) 終助詞的用法。意味的には(1)列挙、(2)以下の順接と密接に関連している。
例 ほんとうし楽しかった。あの人にも会えたし。
この場合、後に続くべき立論や判断を省略し、言外にそれらを暗示しているわけである。例の場合、倒置法ととらえて「あの人に会えたし、ほんとうに楽しかった。」ということができ(意味的には)、また、あとに、「一緒に酒を飲めたし」という同列の内容が略されているとも、また、「楽しかった」という判断(重複ではあるが)が略されているとも考えられる。いずれにしろ、終助詞的(文末に来る)というだけであって、意味・用法とも、(1)~(4)とは深い関係にあるのは間違いない。
なお、(2)~(4)の「順接」は、より厳密に言えば、「前件から後段が導かれるのがきわめて自然である」ということ、また、「話し手が、前件から後件が導かれるのが、当然至極であると判断していること」を表しているということ、となると思われる。
よって、
ご質問の1)は、「若いしきれだ」だけをとれば、事実の列挙ととるのが自然だが、文脈によっては、前件の「美しい」が後件の「きれいだ」という判断の根拠ととれる場合もある。そのときは、「若い」ということが、「きれいだ」という判断の根拠になっているわけであり、上の(2)(あるいは(3))の、順接(的)意味・用法となる。
ご質問の2)は、明らかに順接で(2)~(4)のいずれかの意味・用法といえるが、上にも述べたように、(2)~(4)は厳密な区別は難しい。
とても長く細かく専門的な
ご回答有難う御座いました。
「~し」の後を省略して、だから何々だって言わないパターンに
関しては、全然気にしていませんでした。
私の場合はむしろ、接続助詞として「~ですし、~でしたし、良かったと思います」みたいな談話で、こんなに「し」を連発してもいいのかなぁっていう疑問でした。
No.6
- 回答日時:
ちょっとご質問の趣旨とは違いますが、補足をお許しください。
質問者さまの違和感に関係があるかもしれません。接続助詞の「し」についてはkyouzaiya-k先生の明快なご回答のとおりで、付け加えることはないと思いますが、終助詞的な使い方には問題?だと思われるものもあります。
「出かける前に部屋を掃除しなさいよ、あれ、もういないし」
「悪いのは彼女だよ、彼はとてもまじめなひとだし」
このように何かをほのめかしたり、他の控えめなことばにかえたりするようないい方は以前からありました。これらは、文が倒置関係になっていたり、前または後を省略していて、一見、終助詞のようにみえるものの、基本は接続助詞だといるものです。このような使われかたはとくに問題とはいえません。婉曲表現の一種だといえるでしょう。
しかし、最近では、明らかに終助詞的な使い方で(婉曲の婉曲であるかのように)もはや接続助詞のバリエーションとはいえなくなってきるいるものがあります。
「もう、彼とは会わないで」
「絶対いやだし」
従来は、「いやだし……。」のような感覚で前後の並列条件やわかりきった理由を省略したような使われかたをしていました。しかし、最近では例文のように「いやだよ」「いやだね」「いやだわ」と同じような終助詞に近い使いかたをよく耳にするのです。--ビミョーな語調の違いが伝わりますでしょうか。
「試験前くらいちゃんと勉強しなさい」
「つうか、もうテスト終わったし」
これなども、「そうはおっしゃいますが、すでに試験は終わってしまったので、いまさらやってもしようがないのですよ」というような内容の省略・婉曲表現だと考えられますが、実際の語調は「つうか、もうテストは終わった"よ"」に近いものです。
「問題?」と書きましたが、一種の拡張のようなものかもしれません。ただし、最近使われだしたものという感じがします。
ご回答有難う御座いました。
「つうか、テスト終わったしぃ~」の方ですか!(笑)
これもありますよねぇ~!
これこそ、「テストおわったし、、、何だ!!」って突っ込みいれたくなります。
それで、皆様ご回答有難う御座いました。
皆様のご回答を読ませて頂くうちに、
自分の疑問が何なのか判りました!
それは、くだけた表現なのか、かしこまった(フォーマルな)表現なのか、さっぱりわからんなぁ、、、という事です。
皆様が新たに挙げて下さった問題も含めて思ったのですが、
辞書でも接続助詞と認められている「し」ですが、
辞書の用例でも色々載っていますが、しゃべり言葉から、
フォーマルな会話まで、この「し」は使われています。
なんというか、正式とアンフォーマルの境目が曖昧に感じます。
それをまたサッカー選手がムスッとした表情で言うもんだから(笑)
余計に混乱しました。
人前で話す、きちっとした言葉つかいと、カジュアルな言葉つかいの
境目っていう点で、この「し」を考えてみたいなっと思ってます。
浅田真央ちゃんが、インタビューで、きちっと話そうとしているのは、
見ていればわかりますが、「スゴイ、うれいいです」とか「ノー・ミスをやって優勝したいです」とか言われるとガクッってきます(笑)
余談ですが、誰か指摘してあげろよ~って思ってしまうんですよね。
No.4
- 回答日時:
接続助詞です。
次のような用例があります。1、事実や条件を累加的に列挙することを表す。
「雨には降られるし、電車は込むしで散々だった。」
2、ある判断を決定(正当)づける条件の一つを特に取り立てることを表す。
「近いんだし、時々遊びに来いよ。」「用事もあるし、今日はこれで失礼します。」
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