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0.1mol/l,10mlの塩酸を3つ用意して、それぞれにフェノールフタレイン液を数滴入れ、0.1mol/lの水酸化ナトリウム溶液で中和滴定をし、滴定に要した水酸化ナトリウム溶液の量の平均値を出しました。その平均値とHCl,NaOHの濃度などを次式
HClの濃度(M)×量(L)×HClの濃度係数(F)=NaOHの濃度(M)×量(L)×NaOHの濃度係数(F)
に代入して、塩酸の濃度係数を調べるという実験をしました。ちなみに実験の前に水酸化ナトリウムの濃度係数は0.999として計算することとの指示がありました。
濃度係数がなんなのかよくわかりません。また、この実験のレポートは、考察になんて書けばいいかわかりません。(たぶん濃度係数についてよくわかってないからだと思うのですが。。。)

A 回答 (5件)

濃度係数とはF(ファクター)ともいいます。

まぁ補正値みたいなものです。
滴定用の0.1 mol/L 水酸化Naは0.1 mol/L と表示されていますが実際、正確な濃度なのか誰にもわからないですよね?そこで「標定」という作業をしてFを求めその滴定用の試薬ビンに貼り付けとく訳です。F=0.999であれば1×0.999=0.999mol/Lの水酸化Na溶液ということですね。
F=1.000・・であれば最初にその試薬を調合した人の技能(機器類)は精度が高いことになります。(調合は適当にして後の標定をきっちり出せばいいや・・・という考え方もあります)

さて本題の考察ですが、出題者(先生)の意図がはっきりと見えませんが・・・想像で・・・多分この実験では酸と塩基の中和滴定で酸のFのバラツキ(数値が一定しない)原因を理由をつけてあげれば良いと思います。例えば・・ビュレットを読み取り位置の誤差とか、ピペットの最後の一滴の処理とか・・いろいろあると思いますよ。実際に実験をした時を思い出してみて下さいね。
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この回答へのお礼

濃度係数を本やネットで調べても、どこにも載ってなくて本当に困っていました。濃度係数=ファクターということがわかり、今度はファクターで調べてみたらいろんなところに載っていて、とても助かりました。
今まで実験などをしたことがなくて、今回が初めての実験でレポートの書き方などわからないことだらけで戸惑いました。今後は、より良い実験、レポート作成のために、ビュレットの読み取り位置の誤差やピペットの最後の一滴の処理をはじめ、本当に細かいところまで気にかけて実験に取り組みたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/04 00:41

この滴定は、空気中で行うと、終点を決めにくく、結果が可成りバラツクとおもいます。


その原因は(空気中の)二酸化炭素を吸収して、NaOHを計算値以上に消費するためです。考察として、このことも記述すればよいでしょう。
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この回答へのお礼

確かに計算値以上にNaOHを要しました!そうですね!そのことも考察にいれなきゃですよね!
でも今回はもうレポート提出してしまったので、今度からはそういう視点からも考えなきゃいけないということで参考にさせていただきます。
なるほどな指摘、ありがとうございます。

お礼日時:2007/05/04 01:10

No.2 です。

失礼しました。Fはその試薬そのものでしたら実際は除しなければならないのでした。滴定後は掛けるのです。
1、0.1 mol/L の水酸化NaのF=0.999 の真の濃度
  0.1÷0999=0.1001 mol/L の水酸化Na 
2、0.1 mol/L の塩酸10mlを0.1 mol/L の水酸化Naで滴定。
    滴定量 × 0.999 =真の0.1 mol/L の水酸化Na量
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濃度係数とは、ファクターの事ですね。


ファクターとは目標とする値とのズレを表しています。
0.999という事は、実際は0.1mol/Lより濃いNaOHだと言えます。
ファクター係数を掛ける事により、真の 0.1mol/L NaOHで滴定した事にするのです。
通常0.1mol/L(1規定)の酸塩基は同量で中和が完了するので、もしNaOHの滴定量が10mlからかけ離れていたら塩酸は0.1mol/Lの塩酸ではないとゆう事です。
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この回答へのお礼

「濃度係数=実際の濃度/理想の濃度」で考えると、F=0.999ならば実験で使ったNaOHは0.1mol/Lより薄いNaOHになってしまうので、かなり混乱してしまいました。
でも、濃度係数はファクターのことだって書いてくださったので、ファクターについていろいろ調べることができました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/04 00:54

濃度係数は実際の濃度を「理想の濃度」で割ったもので、0.999なら99.9%含まれています。



考察
三つの滴定で値がばらつきませんでしたか、誤差の範囲を考慮しましょう。
塩酸の濃度係数が幾らになったか考えましょう。0.1mol/Lは期待の値、濃度係数がそれからのずれなので、平均してから0.1で実際出た濃度を割ります。

この回答への補足

「濃度係数=実際の濃度/理想の濃度」
ということならば、「理想の濃度×濃度係数=実際の濃度」で、私の質問の中の式
『HClの濃度(M)×量(L)×HClの濃度係数(F)=NaOHの濃度(M)×量(L)×NaOHの濃度係数(F)』
は、つまり
『HClの実際の濃度(M)×量(L)=NaOHの実際の濃度(M)×量(L)』
という計算をしているってことですか?

補足日時:2007/04/30 16:52
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この回答へのお礼

「濃度係数=実際の濃度/理想の濃度」

知識として完璧に定着しましたッ。

確かに三つの滴定で値が多少ばらついてしまいました。考察ではそのことについても書いてみました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/04 00:21

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