It gave me a stinging sence of what it was to want and not to have.
この文の構造はまず、gaveが第4文型で使われており前置詞の目的語がwhatになっているというのはわかります。
しかし、what節以下が掴めません。
とりあえずわかることはItは形式(仮)主語で真主語がto~だというのはわかっていますが、このwhatは目的格の代名詞の役割(つまりwantとhaveの目的語)をしているのか、wasの後の補語の役割をしているのかよくわからないので意味が掴めないのだと思っています。
あと、もう一つ似たような英文なんですが
He did for her whatever it was in his power to do.
これもよくわかりません。
まず、主語、動詞、副詞ときて、名詞節が来ているのも疑問ですし、
whateverの中の構造もいまいち掴めません。
doの目的語の役割をしていると思うのですが、
うまくやくせれません。
以上の構文をわかりやすく説明してしてほしいです。よろしくお願いいたします。
No.1
- 回答日時:
はじめまして。
1.It gave me a stinging sense of what it was to want and not to have.:
このwhatはご想像の通り補語になっています。
What節の中を分解すると
(1)what:補語Cで、疑問代名詞
(2)it:形式主語S
(3)was:不完全自動詞V
(4)to want and not to have:Itの真主語
2.この文は無生物主語構文なので、人(ここではme)を主語にした訳がきれいにまとまります。訳例:
(直訳)「欲しいけど持たない、ということが何か、という苦悩させる考えを、それは私に与えた」
→(意訳)「→欲すれど所有せず、とはどういうことか、という考えに私は悩ませれている」
ぐらいの意味になります。
2.He did for her whatever it was in his power to do.:
このdid<doは「~をする」という目的語をとる他動詞です。Whatever以下はその目的語となる名詞節になっているのです。
このwhateverは関係代名詞whatの強調表現で、「~はなんでも」という意味になります。whatever it was in his power to do.を分解すると
(1)whatever:補語C
(2)it:形式主語S
(3)was:不完全自動詞V「~ある」
(4)in his power:手段を表す副詞句「彼の力で」
(5)to do:真主語になる不定詞
以上を踏まえて訳は、
(直訳)「彼は 自分の力ですることが何であっても、彼女のためにした」
→(意訳)「彼は、自分の力でできることは何でも、彼女にしてあげた」
ぐらいの意味になります。
以上ご参考までに。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
ひとつめ
want や have という動詞は通常,目的語をとるのですが,
ここでは,to want and not to have で対句的に
「(何か)欠けていて(欲していて),持っていないこと」と考えるとよいでしょう。
あるいは,この前に何か示されていたのかもしれません。
いずれにしても,what は want, have の目的語ではなく,was の後の補語の役割を果たしています。
it は形式主語で,to want and not to have が真主語です。
it was ... to want and not to have で,「欠けていて持っていないことは ... である」の ... の部分が疑問代名詞 what になっています。
what it was to want and not to have で
「欠けていて,持っていないことがどんなことであるか」となり,
a stinging sense「身を刺すような感じ」と同格の of でつながれています。
全体では,「そのことは,私に,欠けていて持っていないことがどんなことかという身を刺すような感じを与えた」,すなわち
「そのことがあって,欠けていて持っていないということがどんなことであるか,身にしみて感じた」ということでしょう。
ふたつめ
whatever 以下が名詞的なかたまりとして,did の目的語になっています。
動詞+目的語+前置詞句が基本の語順ですが,前置詞句に比べて,目的語が節などになって長くなると,前置詞句の部分が動詞とつながるのか,目的語内の節とつながるのかが不明確になりますので,先に前置詞句を持ってきます。
ここでも for her を後にもってくると,for her が did につながることがわからなくなるので,この位置にきています。
そして,To do something is in his power. で
「何かをすることは,彼の力の範囲内である」という意味で,形式主語構文にすると,
It is in his power to do something. となります。
この something が不明なとき,to do something という真主語の一部にすぎないのに,前に出して,
What is it in his power to do?
「何をすることが彼の力の範囲内ですか」とすることが可能であり,
関係代名詞 what に組み込んで,
what it is in his power to do であれば,
「することが彼の力の範囲内であるもの」とすることも可能で,
さらに whatever にして,
whatever it is in his power to do
「することが彼の力の範囲内であるもの何でも」
という名詞節となり,
He did の目的語になっています。
すなわち,whatever は do の目的語なのですが,to do ~という真主語内の不定詞句の目的語にすぎないものが,主たる動詞句の it is の前に出るという形になっています。
たとえば,It is his duty to do this.「これをすることは彼の義務である」の this をたずねる疑問文は
What is it his duty to do?「何をすることが彼の義務ですか」
となるのです。
この what や,ご質問の whatever は,it is や it was の補語ということにはなりません。
最初の例では,it was の後に補語が欠けていますので,what が補語になりますが,後の例では,in his power が補語になっていて,whatever は do の目的語になります。
この回答への補足
解説ありがとうございます。
最初の「It gave me a stinging sence of what it was to want and not to have.」の文はよくわかりました。
次の「He did for her whatever it was in his power to do.」
も文の構造はわかったんですが、いまいちきれいな日本語にできません。
be動詞があるからだと思いますが。
ご迷惑をおかけしますが、そのあたりの説明をしていただきたいです。よろしくお願いします。
No.3
- 回答日時:
こんにちは!
(1)It gave me a stinging sense of what it was to want and not to have.
全体の構造はすでにお分かりです。
It gave me a stinging sense of .... 「それは、...という刺すような痛みの感覚をわたしに与えた」
It gave me a stinging sense of lonliness. だと1語ですみますね。
では、「欲しいのに持てないという(刺すような痛みの感覚)」だったらどう言えばいいでしょう?
「欲しいのに持てないこと」は、to want and not to have でいいですね?
でも、これto不定詞で、of の後に置けません。そのときの「助っ人構文」がこの、「what it is to 不定詞」なんです。what I am はご存知ですか?「わたしがそうであるところのもの」⇒「(今の)わたし」ですね?同じように、what A is で「Aがそうであるところのもの」⇒「A」になるんです。
ですから what...(be) はダミーというか、文法的なアダプターなんですね。
そこで、what 【to want and not to have】is で、【to want and not to have】と同じことです。ただこれは、前置詞の後に置ける形なんです。主語部分がデカイので、仮主語を使えば、what it is to want and not to have となります。
意味は、
「わたしは、欲しいのに持てないという刺すような痛みの感覚に襲われた」
です。
(2)He did for her whatever it was in his power to do.
~everが出てくると訳に難渋しますが、whateverは、大体、anything の意味ですね。「どんなことでも」です。it was in his power to do は、to do (anything) is in his power ということだから、「できる」という意味ですね。
そうすると、anything (←彼が出来る)ということ、つまり、anything that he was able to do と同じことです。
意味は、「彼は彼女のために、できることならどんなことでもした」となります。
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