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http://en.wikipedia.org/wiki/Heckler's_veto

Heckler's veto はウィキペディアの英語版にあるのですが、日本語版にはないですね。解説お願いできますでしょうか?

A 回答 (2件)

英語版を翻訳して記事を作成してしまおうかとも思ったのですが、適切な日本語の記事名がよく分からなかったので内容のご報告だけ。



Heckler's vetoは直訳すると「演説妨害者の拒否権」ですが、大雑把にいうと、何らかの動議を提出している党派に対し、反対派が徹底的に野次り倒すことによって、相手のスピーチをやめさせてしまうことだそうです。

ただしこれは正確な説明ではありません。ここで重要なのは、動議を取り下げさせるのは「反対派」それ自体ではなく「政府」であるということです。「Heckler's veto=演説妨害者の拒否権」という言葉そのものからは、前段落で書いたような「反対派が野次で相手の言論を封殺すること」であるようにも読めるため、こちらの誤解された意味でこの言葉を用いる人が多いそうですが、これはアメリカ合衆国憲法修正第1条(言論の自由)に背馳するものです。

厳密にいうと、反対派が暴力に訴える可能性を看取した政府が、動議の取り下げや演説の中止を提案することで暴動を未然に防ぐのを目的とするものだそうです。

……お役に立ちましたでしょうか。
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もともとの法律用語の意味は、#1さんの解説のとおりですが、法律関係以外でも使われます。

日本語に訳すのは難しいですが、あえて言えば「不当な干渉」です。政府に限定せず、権力者が不当な干渉を行うことを指します。

昨年だったか、韓国の大学で教鞭をとっていたアメリカ人が、日韓の領土争い「竹島問題」について自身のブログで韓国の主張に反駁する考えを書いたところこれがネットで批判を浴びました。ブログ炎上ってやつです。その人は史実に照らして論理的に考察しただけだったのに。そして彼は大学から契約を打ち切られました。

彼は、教授としての落ち度はないのに、ブログのせいで首にするのは不当だとして訴えましたが、大学側はあくまで契約更新時期に、もっとふさわしい人材が見つかったからとの主張。

アメリカ人たちは、これこそ Heckler's veto だと言っています。反対派(韓国世論)が暴れるのを防ぐために、権力(大学)が、不当な干渉(首切り)を行ったのだと。
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