先日彼が怪我で日本で初めて病院を受診することになり行きました。
その際に腕のレントゲンを撮りました。
終わってから彼が
「レントゲンの時に下腹部をカバーしなかった、子供ができなくなったらどうするんだ」というようなことを言っていました。
彼の国では歯でもどこでもとにかくレントゲンを取る際は必ず防護カバーをしてくれるそうです。
彼は足を組んで下腹部を隠したそうですが...
そうやって考えたら歯のレントゲンの際に歯医者によってカバーしてくれるとこと何もしないところがありました。
彼は「日本ではこれが普通なの?」
「手だろうが、歯だろうが、男でも女でも必ず下は保護してくれる」と言っていました。
特に神経質にならなくても大丈夫なものなのでしょうか?
彼の国と日本の違いを聞いて少し気になりました。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
歯科医師です。
腕のレントゲン撮影の場合、骨の太さなどから考えて、歯科用のレントゲンと同程度か、せいぜい2倍程度の強さのエックス線を使います。大学病院にいた頃、実際に使用しているエックス線でどの程度の害が発生するのか計算してみたことがあります。当時の感度が低く従って強いエックス線が必要な装置で、
連続して600枚撮影すると、火傷で皮膚が赤くなる
という計算結果でした。
この強度ですと、直接股間に照射して不妊になるのは、連続して5万~10万枚程度照射する必要があります。この場合、精子が死滅して不妊でいる期間は1~3ヶ月程度です。
その後の技術の進歩で、使用するエックス線の量は数分の一に減少していますから、腕を撮影するために歯科用の2倍程度のエックス線を使ったとしても、不妊になるためには股間に10万枚程度照射する必要があります。
FUKU925さんのご友人は直接照射したわけではなく、しかも1枚だけですから、不妊になる心配は全くありません。
No.4
- 回答日時:
結論から言うと、事故が無い限り、基本的には大丈夫でしょう。
日本では、レントゲンの撮影のときに、必ず、絞りを使い、特定の撮影部位にのみ、レントゲンを照射します。その背後にレントゲンのフィルムのはいったカセッテや検出装置を置き、その範囲の像を見るのです。実際に、絞りで絞った部分以外はほとんど真っ黒、一部、骨などに当たったレントゲンの散乱線が検出できることがありますが、ほとんど検出限界に近い量、屋外を歩いていても太陽や宇宙から降り注ぐ線量程度か、それよりはるかに低いレベルです。
国によっては、その絞りの能力が非常に低く、レントゲンの照射範囲を確実に絞り込めませんので、代わりに鉛の防護服を着せます。
しかし、そんな危険な装置は日本では許可されない、そういう意味でもはるかに安全なのです。
事故と冒頭に書きましたが、事故というのは、絞りが壊れて外してあったとか、普通では予想できないようなこと、透視で長時間被爆するなどでしょうし、透視としても、通常の検査時間でのものなら絞りの範囲外はかなり安全です。
鉛の防護服を着ていても、それよりも絞りのレントゲンのシャットする能力の方がはるかに高いですので、そこが壊れていない限りはまず、安心だというレベルですが、万が一の事故も起こりにくいように監視はしているものです。
部屋の内部の放射線の線量チェックも定期的にしていますし、レントゲンの機械も定期チェック、それと、放射線を扱う人もフィルムバッチやガラスバッチなどで撮影時を含む、その周囲での作業で異常線量を被爆していないかチェックしています。
そこで、異常が発生していない限り、完全ではないですが、屋外で自然に浴びる放射線量よりははるかに低い被爆程度ですので、許容範囲内でしょう。
日本のレントゲン撮影の基準は世界的に見てもかなり厳しいものでしょうから、必要なら、甲状腺のプロテクター、眼球保護の防護メガネ、下半身の生殖器をおおうエプロンなどをして、防護ガウンを着る、そこまでして腕などを撮影することになるでしょう。そんなことをするのは、通常の検査でなく、放射線治療で扱う、高レベル放射線の照射のときだけです。
歯医者でもその程度の甲状腺プロテクターや防護メガネなどを使うのが理想でしょうが、そんなことしていたら、必要な撮影も拒否されることも増えるでしょうし、そちらの消毒や装着の確認、これだけでも大変でしょう。そんなことをするよりも、普段、携帯電話で被爆する電磁波の影響の方がはるかに大きい可能性もあります。となると、過剰反応と言われてもおかしくないでしょう。
逆に、外国で安全にレントゲンを撮影される装置を使う、こちらが、必要なのです。海外では、病室や屋外というような特定範囲以外での移動撮影装置を利用することも簡単に許されますし、恐ろしいと思うことも多いです。日本では現在は許可されませんので、移動撮影などはほとんど出来ない状況です。
すごく詳しく教えて頂きありがとうございます。
私自身も正直よくわかっていなかったのですごい興味深く読ませてもらいました。それと安心できました。
No.3
- 回答日時:
歯科の場合はこのカバー(プロテクター)というのですが、これは日本歯科放射線学会では、
装着してもしなくても遺伝的影響には関与しないという報告があります。
もちろんこれは世界的に見ても同じです。
しかしながら、一般の患者さんには正しく伝わっていないことが多く、歯科医師側も余分なトラブルを避けるという意味で、意味はなくてもこのプロテクターを使用している方もいます。
(患者さんの中には『少しでも放射線を浴びる』とガンになるとか、極端な話死に致ると真面目に思っている方もいらっしゃいます。)
手であっても同様です。
なるほどーだからカバーをしない歯医者とする歯医者さんがあるんですね。私もよくわかってなくて無知な一人でした。
ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
腕のレントゲン検査をしたとのこと。
でしたら、通常の健康診断で肺(胸部)レントゲンを撮影するのと同じ機械で、放射線量も同じ程度でしょう。
その程度なら放射線を照射する範囲も時間もごくごく限定的なものですし、腕の撮影をするのに下腹部まで放射線が照射されることはあり得ません。
この程度の放射線を気にするなら国際線の飛行機に乗るときにはもっと多くの放射線を浴びますから、鉛のパンツをはかなければならなくなります。
>この程度の放射線を気にするなら国際線の飛行機に乗るときにはもっと多くの放射線を浴びますから、鉛のパンツをはかなければならなくなります
これ彼に伝えます!
ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
安全意識って日常習慣なので、その国の災害の歴史で全然違うのです。
日本の憲法9条とか、ハリウッド映画の最終兵器が必ず核爆弾だったり、フランス人は黒猫を殺し続けてますし、台湾の人は未だにトイレットペーパーを流せない。
放射線の危険性は、レントゲン技師のほうがはるかに被爆しています。
放射線の危険性を調べるのも、安全性を決めているのもレントゲン医師です。
自分が一番かわいいですから、あまり神経質にならなくて大丈夫です。
この理論で心配なのは、視力を治すレーシック手術。
眼科医で眼鏡かけてる人いなくなりませんよね?
ありがとうございます。安心しました!
レーシックは正直きになっていますが、適性検査受けにいったら、
医師3人眼鏡だったので止めました。(それだけの理由ではないですが)
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