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ヨウ素滴定でヨウ素ヨウ化カリウム溶液を過剰に入れる理由について
お尋ねします。


問題
オキシドール中の過酸化水素の濃度を求めるために、適量の希硫酸と
ヨウ化カリウム溶液を加え、この反応で生じたヨウ素を滴定するために
チオ硫酸ナトリウム水溶液を滴下した。


この実験でヨウ素ヨウ化カリウム溶液を過剰に入れる理由を答えよ。

解答・解説
I2は水に難溶であるが、I-が水溶液中に存在すると、
I2 + I^- ⇔ I^3- ・・・(1)
のように I^3- となって水に溶けるようになる。
この実験では、生成したI2が沈殿しないようにKI水溶液を十分過剰に加えなければならない。
つまり、H2O2を完全に反応させるとともに、生じたI2を完全に溶解させる必要があるので、
KI水溶液を過剰に加える。


解答の前半はわかるのですが、生成したI2が沈殿したらマズイのでしょうか?

できれば(1)の化学平衡のあたりのお話もからめて説明いただけると
ありがたいです。よろしくお願いします。


よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

 チオ硫酸と沃素の反応は溶液中で進むので、沃素が一度固体になると、反応速度が極端に遅くなり、実用上支障が出ます。

(溶液中の沃素が消費されると、固体沃素の一部が溶液中に溶出し、順次反応して行く)
 又、沃素は昇華するので、一部が逃げて定量性が悪くなります。 I3-は揮散しません。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ございません。

kikeroさんのおっしゃってるのは滴定をスムーズかつ正確に進ませる
ために、ヨウ素をI3-の形で存在させておくということでしょうか?

ありがとうございました。

お礼日時:2003/09/29 14:33

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