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Wikipediaのサイトで『減価償却』の項目( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%9B%E4%BE%A1% … )を閲覧していました際に、
『社会的影響』の箇所(9行目)の理解が難しく思われましたので、伺います。

★どうして、『その他の会社・家計は、その収益に対応して合計で3億円の出費を計上すること』になるのでしょうか?

A 回答 (1件)

たしか・・・複数の資格を勉強なされている方ですよね。



そもそも、何故「減価償却」を行うのか?
私が簿記(日商2級よりは上、同1級よりは下のレベル)を通信教育[注]で勉強していた時のテキストに、次のようなコラムがあり、簿記を知らない者に私の考えた回答込みで話したらストント腑に落ちてくれました。
 『定年退職した男性が改造費込みで500万円で中古車を購入して、移動式ラーメン屋を始めました。
  大変好評で、毎年500万円の純利益を出しており、それを全て生活費として使うことでソコソコの生活を送ったのですが、5年後に車両を含めて機材が破損してしまったので、ラーメン屋を廃業するしかない状態となりました。これを会計の立場で批判してください』
これに対する私の解答
 『減価償却という行為を考えていない。
  一般車両の耐用年数は5年であるから、仮に「残存価格0円」として「定額法」を用いて、毎年、100万円を減価償却費として計上して置けば、実際の手許現金は500万円でも期間の純利益は400万円となる。この400万円で生活をしていれば、5年後には100万円×5年=500万円が生活費とは別に手元に残っているから、新たな車両を購入資金として活用出来た』
つまりは、勘違い覚悟で書けば、減価償却とは資産の再取得するために利益の一部を貯める行為です。 
 [注]私は高校は商業課卒ですが、落ちこぼれたくないので、
   高校に合格してすぐに通信教育で簿記の勉強を開始しました。


ご質問者様が参考としている記述のすこし前から解説します。
> 建設を発注した企業は、ビルが建設された年に、10億円の建設投資をして収益が3億円であるから、
> この年は差し引き現金7億円の出超となる。
※ここは簡単ですよね※
現金の動きだけを考えると、10億円の支出に対して、投資収益3億円。だから、現金7億円の支出。
キャッシュの実際の動きを書いています。

> ところが、会計上は、1億円だけを費用として計上するため、会計上の利益は3-1=2億円である。
※上とは異なり、ここでは財務諸表[B/SとP/L]の話※
10億円は有形固定資産としてB/Sに計上されるので、期間収支を算出するP/Lに10億円は収益(売上??)とも経費とも計上されない。
一方、10億円の投資に対して3億円の利益が発生しているので、減価償却を考えなければそのまま3億円の収益(増益)はP/Lに計上されます。
でも、減価償却費1億円が経費としてP/Lに計上されるので、最終的なP/L上の収益(増益)は2億円。

> また、発注企業により支出された10億円は、建設会社や家計に入り、乗数効果をもたらす。
> この10億円のうち1億円だけが経費なので、経済全体では9億円の会計上の利益がもたらされる。
※すいません、ここは私の能力では説明が長くなるので省きます※

> しかし、翌年はもうビルを建設しないとすると、建設を発注した企業は、収益3億円に対し
> 減価償却費1億円を計上する。
> 減価償却は会計上の費用であるため、実際は3億円の入超でありながら会計上の利益は
> 2億円となる。
※2つ上で説明したことと重複するので省きます※

> この企業の収益は3億円であるから、その他の会社・家計は、その収益に対応して合計で
> 3億円の出費を計上することになる。
マクロ経済(ケインズ派)の細かい説明は省きますが、マクロの視点(経済学と言う意味ではなく、比喩)で経済活動を見た場合には必ず収支は一致するので、どこかで3億円の収入が発生していれば、別の箇所で3億円の支出[出費]が発生ている。
翻って、企業の実質収支(手持ち現金)は3億円の増加なので、3億円の支出[貯蓄・投資]が発生しないと、国際収支とか経済収支が一致しない。

今回は私の中では合格点に達しない下手糞な説明鹿掛けておりませんが、勉強の一助となれば幸いです。

この回答への補足

有り難う御座います。

社会全体でゼロサムにするのですね。

補足日時:2012/09/03 11:55
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