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よろしくお願いします。

同族有限会社の株について教えてください。

数十年前まで、祖父が代表取締役をつとめていたのですが、引退し、その息子が承継しました。
その状態でまだ祖父はかなりの株を所有しています。
なので、毎年、孫や子供達に控除額程度の株を贈与していますが、なかなか、減りません。

そこで思ったのですが、祖父が所有している株を会社が買い取ることは可能なのかということです。
もし可能であれば、万が一祖父が亡くなったときに相続税等も減らすことも可能ですし、会社に蓄えがあるうちに、出来るのであればやりたいと考えていますが、会社が個人から株を買い取ることは、有限会社でも可能なのでしょうか?

A 回答 (1件)

 これまで自己株式の取得は原則禁止と言っていいほどだったのですが、平成17年の改定でかなり自由になりました。

もちろん、一定の難しい手続きは必要ですが。

 有限会社も株式会社に組み入れられ、原則同じになったので、買い取りはできると思いますが、残念ながら手元の資料では確認できませんでした。

 なのになぜ回答するのかというと、質問者さんがお考えの方法はいくつか、疑問点と問題点があるからです。

 まず、
> 毎年、孫や子供達に控除額程度の株を贈与しています

 これは、全体をまとめて「一つの贈与契約」を分割して履行しているだけとして、全体に対する巨額贈与税が課される可能性が大きいです。

 税務署も暇ではないのでコストパフォーマンス的に1度か2度くらいの贈与で済んでしまうような場合は調べに来ないでしょうが、お書きの内容から考えてかなりの額になるようですので、調査は十分に採算にあいます。

 気づいた時点で調べに来て、課税するものと覚悟しておかれたほうがいいでしょう。

 次に、株を会社が買い取る場合ですが、上場株式会社の株価は市場価格で買い取ればいいのですが、非上場の株式会社や有限会社の株式買い取り価格については査定が必要です。

 私の会社の株価は、同じ1株が父が興したときの何倍にもなっています(税理士事務所の査定)。したがって、私の会社の株は額面での贈与はできません。

 どうも、質問者さんはそのような査定をしないで贈与や買い取りしようとしているかのように見えるのですが、だとしたら問題です。

 キチンと第三者機関で査定をして、贈与なさっているとしたら邪推したことをお詫びします(でも重要な点なので、その旨書いておいてほしかったです)。

 つぎに、会社が例えば1000万円相当の株を買い取った場合、祖父さんは1000万円相当の株はなくなりますが、現金を1000万円持つことになりますから、相続税は変わりませんよ。

 むしろ、会社の営業が思わしくなくなり、株価が下がった場合は、現金を持っている方が相続税は高くなります。

 きっと、なにか勘違いなさっているのです。

 相続まぎわに意味のないそういうことをやると、税務署は質問者さんたちがなにか悪いこと(例えば祖父の資産を現金化して家族にばらまいて有耶無耶にしてしまおうと)したとかを考えて、非常に悪い印象を持ちます。

 当然、1000万円の使途などを含め、相続時の調査も厳しくなります。

 有限会社が自己株を取得できるかどうかにかかわらず、そういうやり方での相続税対策はおやめになったほうがよかろうと思います。
 
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