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勘定記入問題です。
支払地代勘定と未払地代勘定を記入する問題です。
その問題を解くために自力で行った仕訳のなかで、「損益」の仕訳の金額がなぜその額になるのかがわかりません。もともと損益に関する問題は苦手で、困っています。
<問題文>
決算は年1回・決算日は12月31日。前期の4月1日に、毎期継続的に使用する目的で、土地の貸借契約を結んだ。
この契約で、地代は毎年4月1日に向こう1年分(12か月分)¥360,000を現金で一括払いすることとしている。
当期(平成22年度)の支払地代勘定と、前払地代勘定の記入を行いなさい。

1.期首時点で、前払地代勘定に前期繰越高に関する記述が行われている。(開始記入)
2.期首に、前払地代勘定の残高を支払地代勘定に振り戻した。(再振替仕訳)
3.期中に、土地の貸借料支払いの処理を行った。(期中取引)
4.決算日に、支払地代勘定の当期未経過分を次期に繰り延べた。
5.決算日に、支払地代勘定の残高を損益勘定に振り替え、支払地代勘定を締め切った。(決算振替仕訳)
6.決算日に、前払地代勘定の残高を繰越記入し、前払地代勘定を締め切った。

<私が行った仕訳>
1.1/1 前払地代 90,000/支払地代 90,000
2.1/1 支払地代 90,000/前払地代 90,000
3.4/1 支払地代 360,000/現金 360,000
4.12/31 前払地代 90,000/支払地代 90,000
5.12/31 損益 270,000/支払地代 270,000
6.12/31 次期繰越 90,000/前払地代 90,000
です。

<模範解答>
・支払地代 90,000/前払地代 90,000 ・・・期首に、前期末に計上した前払分(3か月)を前払い地代勘定から支払地代勘定に振り替える仕訳です。
・支払地代 360,000/現金 360,000 ・・・期中に、4月1日に12か月分の地代¥360,000を現金で支払った時の仕訳です。
・前払地代 90,000/支払地代 90,000 ・・・決算日に、当期分でない地代(3か月分)の前払分を支払地代勘定に振り替える仕訳です。
・損益 360,000/支払地代 360,000 ・・・支払地代残高を損益勘定に振り替えて締め切ります。
以上の仕訳が書いてありました。

<疑問点>
私は支払地代勘定の残高が¥270,000だと思ってしまいました。
なぜなら、自力で行った仕訳で残高が¥270,000になってしまったからです。
そのため、損益 270,000/支払地代 270,000 と答えてしまいました。
「支払地代勘定の残高¥360,000を損益勘定に振り替えて締めきります」
と書いてあり、支払地代勘定の残高を損益勘定に振り替えて締め切るのはわかります。
残高が¥270,000になってしまった自力で行った仕訳は以下の通りです。(---は/の位置を合わせるためにいれています)
1.1/1 (借方)‐‐‐‐‐‐‐‐‐-------/(貸方)支払地代 90,000
2.1/1 (借方)-支払地代 90,000/(貸方)
3.4/1 (借方)-支払地代 360,000/(貸方)
4.12/31 (借方)--------------/(貸方)支払地代 90,000

そもそも、模範解答には仕訳が4つしか書いてありません。
私は6つの仕訳をしました。
なので損益¥270,000以外の仕訳が合っているのか間違っているのかさえよくわかりません。
1.の仕訳は模範解答にないのですが、なぜないのですか?

長くなってしまって申し訳ありません。
頼れる先生もおらず困っています。
知識をお持ちの方、ご教授くださると大変助かります。
宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

こんにちは。



>そもそも、模範解答には仕訳が4つしか書いてありません。
私は6つの仕訳をしました。//

rose_belleさんが列挙された仕訳のうち1.と6.は不要なのです。

勘定科目には、損益計算書に記載する科目と貸借対照表に記載する科目があります。本問で言えば、支払地代は損益計算書に、前払地代は貸借対照表にそれぞれ記載する科目です。
それぞれの科目に関する勘定(俗に「T字勘定」と言います)を作成する場合、損益計算書に記載する科目は期首には何も記載のない状態から始まり、期末には貸借の差額を損益勘定で埋め、貸借の金額が一致します。この損益勘定でT字勘定を作ると、借方に費用科目が、貸方に収益科目が集積され、ちょうど損益計算書のようになります。
一方、貸借対照表に記載する科目は、期首には前期からの繰越分が記載されていることが通常です(たとえば前期末に残って貸借対照表に記載された現金はその金額が当期の現金のT字勘定の借方に「前期繰越」として期首に記載されています)。そして、期末には貸借の差額を「次期繰越」として埋め、貸借の金額が一致します。この「前期繰越」と「次期繰越」は勘定科目ではありませんので、「前期繰越」と「次期繰越」が登場する場合には仕訳を切らないことになります。

1.の開始記入は、上記で現金を例に挙げたことと正に同じことを言葉にしているのです。ですから前払地代のT字勘定の借方に90,000を記載し、適用として「前期繰越」を記入するのです。これを、rose_belleさんさんは、

>1/1 前払地代 90,000/支払地代 90,000//

と仕訳を切ったため、支払地代のT字勘定の貸方に90,000が余計に記載されたのです。上記で「前期繰越」が登場する場合には仕訳を切らないと述べたとおり、1.は仕訳不要です。これは6.も同様です。これが模範解答に仕訳が4つしかない理由です。

なお、開始記入時に記入が必要なのは貸借対照表に記載する科目だけであって、損益計算書に記載する科目は何も記入しません。損益計算書に記載する科目はへの記載は早くても再振替仕訳の時が最初です。

損益の金額は、1.で貸方に支払地代90,000を記載してしまったために360,000円が270,000円になった訳です。

1.でrose_belleさんが切った仕訳って4.の仕訳に似ていませんか?そうこれは期末の次期繰延べ時に切る仕訳で、この時の貸方側の支払地代90,000が次期に持ち込まれることはありません。支払地代という科目は損益計算書に記載する科目ですから、期首には何も記載のない状態から始まるよう、期末には何も残らないようにするのです。その時の相手方勘定科目が損益勘定です。
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この回答へのお礼

Major123さま、ありがとうございました。
丁寧なご説明で理解することができました。
>支払地代という科目は損益計算書に記載する科目ですから、期首には何も記載のない状態から始まるよう、期末には何も残らないようにするのです。その時の相手方勘定科目が損益勘定です。
Major123さまが解説してくださったこの部分を、私は間違えていたので、結果として¥270,000という額になってしまったようです。
損益勘定についての理解がやはり不足しているようです。
このたびは、本当にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。

お礼日時:2013/06/01 17:16

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