家の中でのこだわりスペースはどこですか?

 高校生の娘から質問されたのですが、下記の(  )の穴埋め問題についてアドバイスください。

  English is easy ( ).

いくつか選択肢がある中で正解はto learn なのですが、何故to be learned ではダメなのでしょうか。
 主語がEnglishなのだから、受身形のto be learnedの方が正確ではないかと思いますが、違うので
しょうか。
 
 どう考えればいいのか、単純な英文ですが疑問なので教えてください。

 よろしくお願いします。

A 回答 (10件)

「easy」の定義は、「done or obtained without a lot of effort or problems(大した努力や


問題もなく為されたり、手に入れられる)」ということです。
だとすれば、
「English is easy.」は「英語という言語は努力せずに身につけられる」と話し手は断定(判断し認定)しているということなります。
では、
「English is easy to be learned.」としたらどうでしょう。
先ず、
「English be learned.」という「想定(接続法)」されたイベントの意味を考えます。
「英語という知識が(誰かによって)手に入れられるということなら」くらいの意味ですね。
そうすると、全体では
「英語は努力せずに手に入れられるのだ!英語の知識が手に入れられるということならね。」となりますね。
これは論理的にへんですね。あやふやな前提から結論を断じていますよね。
以上から、この英文はいかがなものでしょうねということになるのですね。

次に、
「English is easy to learn.」はどうでしょうか。
これも同様にして、「英語は努力せずに手に入れられるのだ!英語が知識を手に入れるということならね。」となりますね。
この英文もへんですよね。論理がめちゃくちゃですよね。
以上のことから、どちらの英文もへんであるということに、「ここまでのところでは」、なります。

そこで、気分を変えるために次のような英文を考えてみます。
「To learn English is easy.」=「英語の知識を手に入れるということならそれは努力せずに為されるのだ。」=「英語の知識を手に入れることは容易である。」
これは問題のない英語のように思えますね。実際には
「It is easy to learn English.」という形で実現されることの方が普通ですね。
ということでこの英文の「存在理由」(raison d'être )は一応証明されたものとしましょう。
「to learn English」の部分は接続法を使った想定のイベント(出来事)です。
「It is easy」の部分は直説法を使った断定のイベントです。
このことはしっかり押さえておいて下さいね。
話し手が「English」という言葉をトピック(話題化)として強調したいと思ったとしたらどうでしょう。
そういう場合はその言葉を主題化するために主語の位置に持ってこようとするのが人情ですよね。
案の定「English」を主語の位置に、それも断定のイベントの世界に、持ってきてしまいました。
ところがこの「English」は想定のイベントの目的語の所にいた言葉ですよね。
そういう具合で、「English is easy to learn.」という変てこな英文が出来てしまったのです。
でも、話し手の心情は「It is easy to learn English.」として活きていますので、話し手としては問題の異常性を異常と感じないのですね。「当然」を「当たり前」としても異常と感じない心情と全く同じということなのです。
ということで、「English is easy to learn.」は文法的に言って変てこな英文ですが、以上説明したようにある種の強調文として定着してしまったのですね。言葉は習慣の奴隷なので、一端使われるようになってしまったものは文法を持ち出して文句を言ってもどうにもならないということです。それは使われなくなるまで使われるという運命なのですね。
以上で、質問の回答は終わりますが、最後にこれに似た現象の文法事項を紹介しておきます。

1.He seems to be busy.「彼の様子は、忙しいように見えます。」
It seems that he is busy.「彼は忙しい、というように見えます。」

2.He is said to live abroad now.「彼については、今海外に住んでいると言われている。」
It’s said that he lives abroad now.「彼は今海外に住んでいる、と言われている。」
People say that he lives abroad now.「彼は今海外に住んでいる、とみんなが言っている。」

3.He is believed to be the murderer of his wife.「彼のことは、奥さんを殺した人、という風に信じられている。」
It’s believed that he is the murderer of his wife.「彼は奥さんを殺した人である、と信じられている。」
People believe that he is the murderer of his wife.「彼は奥さんを殺した人である、とみんなが信じている。」

等々。


以上、参考になれば幸いです。ኩ
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この回答へのお礼

大変詳しい説明をしていただき、ありがとうございました。わかりやすくて、大変参考になりました。英文法は単純そうで複雑な部分があって、時々解釈にとまどうことがあります。質問した英文もそうですが、こんな短い英文にも奥が深い解釈が含まれていることに今更ながら英語の深みを感じました。ありがとうございました。

お礼日時:2014/08/19 22:22

そもそも、こういう遡及的な不定詞というのは形容詞的用法で顕著です。



something to eat などで、eat something という関係が成り立ち、
something は食べられるから something to be eaten などとはしないわけです。

不定詞の前にある名詞が動詞に対して主語として受動、などとはならない。

この形容詞的用法の名詞+ to 原形に is が入ったようなものです。

さらに、英語の歴史を考えると、不定詞というのは動詞の名詞形のようなもので、
原形のみで成り立ち、to be 過去分詞のような受身形などありませんでした。

そういう名残が残ったようなものの1つとして
You are to blame. あなたのせいだ
というのがあります。

現代英語的な考え方としては目的語の関係にあるものが前に出たり、
主語になったりする、とすればいいです。
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こんにちは。

正解はすでに出ているので補足です。
受け身にしたい場合は「English is not easily learned.」とします。
「English is easy to be learned.」は文法的には誤りです。
それでも通じますけどね。

http://forum.wordreference.com/showthread.php?t= …
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形容詞にto 不定詞をくっつける表現力方法です。



easyと言う形容詞にto learnが付けば「学ぶことが簡単な」になります。

形容詞に説明を付け足す時に使う感じです。


ちなみに名詞にto不定詞を付ける場合もあります。
例:time to go
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申し上げたように、tough 構文と言われることがあるのですが、


もともと向こうの学者の用語で、(今は知りませんが)予備校などでは好んで使います。

専門的には不定詞の繰り上げとか、遡及的不定詞と言われます。
遡及的、非遡及的というのを専門的に学べばわかります。

http://www.geocities.jp/jukeneigo_biotope/gramma …

tough 構文と言われるのは tough が代表例なんでしょうが、
日本人的には easy/hard/difficult がわかりやすいです。

確かに難しいところがあって、
impossible は遡及的に使えても、possible はだめ、などとなります。

このサイトでも It is ~ to という書き換えがなされていますが、
本当は=ではありません。

ただ、構造上、動詞の目的語にあたるものが主語として使える、という関係上のこと。
こういう私もうまく説明できません。
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私は


It is easy to learn English.
と同じようなもの、と説明しましたが、
申し上げたように、=というのでなく、
構造上、この形の to learn English となる
English の部分を主語にしたような形になるのが

English is easy to learn.

It is easy to learn English. の to learn English の
English という learn の目的語が主語になったのが
English is easy to learn. である。

learn の目的語がなくなって、主語となっている時点で、
for me などと考えるまでもなく、English が learn の主語でなく、
目的語である、もともと目的語であるものを文の主語にしたもの。

これが tough 構文です。
for me などを補って、などというのはこの構造を説明できない人が持ち出すことでしょう。
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これにははっきりとした定説はありません。

英語が得意な人ほど陥りやすい落とし穴です。

It is easy for me to learn English. の me のような「意味上の主語」が省略された形である、との説明があります。しかし、私には (まさに for me) こじつけにしか聞こえません。私も大概の文法事項や熟語などでも、成り立ちや語源を考えながら学習してきましたが、この点については、「覚えるしかない」との処理しかできませんでした。
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すみません、#2 の最後の「しかし」は余計です。



一般に
English is easy to learn.
= It is easy to learn English.
などと言われるのですが、まったく同じ意味、というわけではありません。
主点は違います。

しかし、これで構造的な説明となるのです。

Engish is easy to learn.
こういう S is easy to ~. という書き方をする場合、
S は後の動詞の目的語になるような関係であることの説明になるのです。

This book is worth reading.
こういう be worth ~ing についても同じことが言えます。
主語 this book は read の目的語となるもの。
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俗に、というか、業界的には、というか、専門的には tough 構文というものです。



learn English という動詞+目的語の関係があって、
この English を主語にして、「~しやすい」とか「しにくい」という場合、
English is easy/hard/difficult to learn. とするのです。

Learning English is easy.
It is easy to learn English.
と同じ内容です。

特に後者の形式主語構文において、
learn の目的語である English を形容詞 easy の主語として繰り上げて
English is easy to learn. として不定詞の繰り上げ、などとも言われます。

English is easy で、どんな点で? learn の点で、と付け足すとも言えます。

人間の場合、He is easy とは普通言いません。
(easy-going 的にとれなくもありませんが)
He is easy to learn English.
これで彼は(賢くて)英語を学ぶのがやさしい、
などとも言えません。

しかし、He is easy to talk to.
「彼は話しやすい人だ」とは言えます。

これも、It is easy to talk to him. の意味になります。

この構造は主語そのものが easy というのでなく、
「~しやすい」という意味になって、後にくる動詞の目的語になるような関係の語が主語になります。

この構造では主語 English が「学ばれる」という受身、というふうには考えません。

easy to とあれば、その主語は、to の後の動詞の目的語となるような関係の語なのです。

しかし、
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学ぶより学ばされるほうが楽だからto be learned の方が正解です。


学ぶのは大変です。
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