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自己振出 約束手形の受け入れによる売上
という意味がわかりません

仕訳は支払手形/売上
となっています。
なぜ支払手形になって戻ってくるのでしょう?
考え方を教えてください>_<

A 回答 (1件)

そもそもの話からさせて頂きます。



例えば自分がA商店だとしますと、約束手形の振り出しとは「A商店は、○月○日にB商店に対して××円支払います」という約束を紙に書いて相手(B商店)に渡すというイメージです。
この時、(貸方)支払手形を計上します。これは、“手形を持っている人に代金を支払う義務”を表します。

同時にB商店では(借方)受取手形を計上するわけです。これは、紙そのものというよりは、“A商店からお金を受けとる権利”を表しています。これを「手形債権」といいます。
B商店は、A商店から受け取った手形を他店に渡して商品代金などを支払うことができます。手形の裏書譲渡です。例えば、

B商店は、C商店から商品を仕入れ、代金はA商店から受け取った手形を裏書譲渡して支払った。

という場合、B商店では
(借方)仕入 (貸方)受取手形
という仕訳をします。現金の代わりに、“A商店からお金を受けとる権利”をC商店に渡したというわけです。だから受取手形を減らします。

このように、既に振りだされた手形は裏書譲渡によって巡りめぐってくる場合があります。

だから、過去に自分が振り出した手形が自分の所に戻ってくる、ということもあるわけです。たとえば、
C商店に商品を売り上げ、代金として手形を受け取った→おっとこれは昔自分が振り出した手形じゃないか!
という場合もあるわけです。お待たせいたしました。これが本題ですね。

この場合、手形を受け取ったからといって受取手形は計上しません。“自分からお金を受けとる権利”というのはおかしいですから。
むしろこれは、手形を振り出した際に発生した“代金を支払う義務”がなくなったと考えるのです。

ですから(借方)支払手形 となります。
支払手形になって戻ってくる、というのではなく、振り出した際に計上した「支払手形」を取り消すんです。

勉強頑張って下さい。
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