次のような英文の解釈について意見を聞きたいです。
(1) The device 1 generated an image to send it to the device 2.
英文(1)は次の2通りに訳せると思います。
(1-1)装置1は画像を生成して装置2に送信した。(to不定詞の「結果」)
(1-2)装置1は装置2に送信するために[の]画像を生成した。(to不定詞の「目的」)
つまり、次の2通りに解釈できると思います。
(1-1)画像は送信された。
(1-2)画像は送信されていない。
どちらの解釈が正しいのでしょうか? それとも、どちらの解釈も正しく、どちらを採用するかは文脈や使われる動詞によるのでしょうか?
No.12ベストアンサー
- 回答日時:
>私の理解できる範囲で要約すると、「V1 to V2」型の文において、「実際にV2した」ことが濃厚だと言えるかどうかはV1に依存する。
そして、厳密に言えば、「実際にV2した」と確実には言えない、ということでしょうか。そうですね。私の意見と一致します。
ちなみに、なぜ私が、つい、このスレッドにこだわってしまうのか考えてみたのですが、駆け出しの同業者の中には、あまりにも(ここでいう)「V2」の裏を取らない(つまり、事実関係をきちんと調べずに思い込みで訳す)人が多いからだと思います。「あと一歩調べてくれれば、誤訳にならずに済んだのに」と思うことが多々あります。
No.13
- 回答日時:
再投稿ですが…
翻訳をやってれば感じるともいますが、そもそも英語と日本語なので、100%同じように訳すことというのは不可能なことがあります。
たとえば、generateという単語だって生じる、生成する、描く、生む、引き起こすなどの様々な対語があるように、どれが意味として一番正しいかどうかというのは、言っちゃえば厳密な議論が非常に難しい。数学でA=B, B=CならばA=Cだけど、語学というのはそこまではっきりした一致なんてありえないのだからA≒B , C≒B ならば A=Cとしてしまう作業のことが大半だと思います。ある意味、映画を字幕版で観ればわかりますけど、かなり意訳してることがわかるでしょうし、映画の世界ではそれが正解なんです。
英語ってのは基本的には”意訳”しないと日本語としては不自然になります。小説とかならばこれでいいんですが、技術翻訳の場合は情報を付加したり減らすことが一番まずいのだから、意訳よりも日本語の多少のぎこちなさを犠牲にしても正確さを重視するわけです。だから、原則は英語の文章構造や中心構文を素直に捉えるべきなんじゃないかなあということです。
つまり、(1)の文章はあくまで The deviceが主語であって、to send it 移行の情報は不定詞なのですから、文の構造上は時制のことについては全く述べられていません。不定詞の基本的な用法はあくまで形容詞的あるいは副詞的に名詞や動詞を補うことなのですから、まず初めに1-2として読むことが最も素直な解釈となります。
一方で、
I grow up to be a doctor.
hey came home to find that the window was broken.
などの、いわゆる結果的用法の使い方では、あくまで上のように訳すと日本語がさすがに意味不明になってしまう。そこで初めて、原因と結果を明示的に日本語で示した結果、不定詞の部分の時制がはっきりするのです。ただし、本来の英文構造上の情報を損なってしまっているという見方もできるでしょう。なぜなら逆に訳したときに素直に1の文章に戻るかどうかわからないからです。
つまり、述語ではないのだから、それ単独で動詞としてとらえるのは文の構造上はあくまで「the deviseがgenerateした」という訳し方にとらわれる方が正解なんじゃないかということです。
英語書学者用の英英辞典なんかでも、結果を示すところに「特定の動詞とともに用いらて…i.e find grow ..」と動詞を限定した解説がなされていたり、「only toとonly をつかって”悲観的な”結果を示す場合に、」と説明されることもあります。だから、英語初級者には「一部の動詞やonly to などの特殊な時には、こうなることもある。」というぐらいの認識でもいいというぐらい、to不定詞で積極的に結果的な意味と副詞的な意味どちらにも取れるような文章をつかって結果を意味する文章を書くことは少ないのでしょう。
時系列情報をはっきり書くなら
The device 1 generated an image and sent it to the device.
という風に普通は書くし、あくまでdevice 1がイメージを生成する。という文章を修飾するならば、1の文章だろうということです。
長くなってすみませんが、自分はこのケースは1-2であって、1-1と解釈したらむしろ不自然だと考えますし、どっちかというと誤訳じゃないかなあと思います。
更なる回答ありがとうございます。
>to不定詞で積極的に結果的な意味と副詞的な意味どちらにも取れるような文章をつかって結果を意味する文章を書くことは少ないのでしょう。
そうですね。私も、本質問で皆さんのご意見を伺って、「実際にV2した」ことが重要な文ではto不定詞を使うべきでないと思うようになりました。(今までさんざんto不定詞を使って訳してきたので、冷や汗ものなんですがw)
>I grow up to be a doctor.
>hey came home to find that the window was broken.
>などの、いわゆる結果的用法の使い方では、あくまで上のように訳すと日本語がさすがに意味不明になってしまう。そこで初めて、原因と結果を明示的に日本語で示した結果、不定詞の部分の時制がはっきりするのです。
そもそも私は、この解釈手順に疑問があるんです。日本人(特に受験生)がこの文を解釈するときに有効な手順として、to不定詞の部分を一旦「目的」として読んで、でも、それでは意味が分からないから「結果」として読むということは知っています。しかし、ネイティブの人もそんな手順を踏んでいるのだろうかと疑問に思うのです。おそらく、踏んでいないですよね。
to不定詞というものを、日本人は無駄とも思えるくらいに多くの用法に分けて理解しますが、ネイティブの人は「何か1つのもの」で理解しているのではないかと思います。いわゆる「コア」です。
to不定詞のコアは、やはり「目的(に近い何か)」なのではないでしょうか。例えば、(2) 「She grew up to be a doctor」においては、「結果」で訳すのは日本人の勝手な想像なのではないかと、私は邪推しています。ネイティブの人は、ひょっとすると、「彼女は医者になるために大人になったようなものだ」くらいの意味に捉えているのかもしれない。そして、そのように捉えるからこそ、「実際に大人になったかどうか」が不確定なのではないでしょうか。
今度、ネイティブの人にも訊いてみます。もちろん、本質問で皆さんから頂いた回答も、私にとって貴重な収穫ですよ。
No.11
- 回答日時:
>>「The device 1 generated an image *only* to send it to the device 2.」などという文であれば、まったく違うお話になり、実際にsendしたことになるとともに、言わんとしていることも変わってきますが。
「V1 only to V2」だと、「V1したけど(残念ながら)V2」の意味になるということでいいんですよね?上記の補足をいただきましたが、はい、その通りです。
No.10
- 回答日時:
>ucokさんの感覚では、「I persuaded him to take a rest」だけだと、「彼」が「実際に休憩を取った」かどうかは判別できないということでしょうか? その上で、常識的に考えて、「納得させた」んだから「実際に休憩を取った」だろうと解釈するのでしょうか?
違います。休憩するよう納得させ終えた(というのは変な日本語ではありますが)、つまり説得に成功し、相手は納得したわけですから、結果的には、彼は休憩したとしか考えられません。(ただし、あくまでも”厳密には”という意味ですよ。人間はわりと文章をいいかげんに書きますから、実際には無限大の可能性があります。)
>あとついでに、ucokさんの感覚では、次の文はどのように解釈されますか?
>
>(2) She grew up to be a doctor.
>(3) She studied hard to be a doctor.
>
>これらの文でも、「実際に医者になった」かどうかは判別できないということでしょうか?
ええと、”感覚”と”厳密”は違います。厳密に言えば、医者になったかどうかは判別できないと私は思います。ただし、感覚的には、特に(2)は医者になったと考えるのが”自然”ではあります。grow up(成長)しきってしまったのですから。persuadeの例とちょっと似ていますよね。とはいえ、なぜ厳密にそうかというと、例えば、こんな文脈だったらどうでしょう。「彼女は医者になることだけを考えて生きてきた。幼い頃から、頭にはそれしかなかった。She grew up to be a doctor. But...」というような小説があった場合は、彼女は双六のアガリまで来て、「さあ、アガリは医者だ」と思ったら、不意打ちがあった、という可能性はあると思います。
ちなみに、繰り返しますが、私は、「She studied hard to be a doctor.」とだけ書いて「医者になった」と解釈させることが”できない”と言っているのではありません。なので、それこそ”感覚的”には、例えばこれが見出しか何かだったとしたら「ああ、医者になった勤勉な女性の話なのだろうな」と考えて当然でしょう。ただし、ここだけを見た限りでは「医者になっていない」という可能性もかなりあります。
で、したがって、中高生の英語の授業でなら「彼女は医者になるために頑張って勉強した」と訳せばいいのですが、本格的な翻訳をする場合には、実際に医者になったかどうかなどを調べて、「彼女は必死で勉強して医者になった」などと訳す必要があるわけです。そして、医者になっていなかったら「彼女は必死で勉強して医者になった」は誤訳になるので、慎重に調べる必要があります。どうやって調べるかというと、小説なら続編を読み、ノンフィクションなら、ネットや図書館などの資料をあさって、「彼女」の経歴を調べます。医者になったかどうかがどうしてもわからない場合は、どうとでも解釈できるような訳をひねりだします。
まとめますと、”感覚的”には結果が出たと解釈するのが当たり前な場合が多いのですが、こういう文型だからといって、必ずしも結果が出ているとは限らないので、慎重に訳す必要がある、ということを私は申しているのです。
丁寧な回答をありがとうございます。何度もすみません。
私の理解できる範囲で要約すると、「V1 to V2」型の文において、「実際にV2した」ことが濃厚だと言えるかどうかはV1に依存する。そして、厳密に言えば、「実際にV2した」と確実には言えない、ということでしょうか。
No.9
- 回答日時:
>(1-1)装置1は画像を生成して装置2に送信した。
(to不定詞の「結果」)が間違いと思う。
結果を表すto不定詞の副詞用法は使い方が限定されている。
http://www.ravco.jp/cat/view.php?cat_id=4404
http://www.wayaku.jp/column/column02.html
回答ありがとうございます。
引用先のサイトでも
The people in the town used water to generate electricity at the time.
を「結果」として訳せると言っているようですが。
とはいえ、大半の文法書でも解説サイトでも、「結果」の意味で使えるとして紹介してる例文は同じですので、それ以外の動詞を「結果」を表わすために「V1 to V2」型で使うべきでないのでしょうね。
No.8
- 回答日時:
余計なことになるかもしれませんが、ずっと気になっていました。
あくまでも、私の経験的な話ですから、筋違いなら、そのまま放っておいてください。俯瞰的な言い方をすれば、ここでは、翻訳文の扱いをどうするかであって、訳がどうとかではないような気がするのです。
忠実な英語の訳と、テクニカル翻訳と、特許翻訳は、それぞれ違う立場だと思います。
究極的には、ご質問者さんの仕事で、その置かれている位置・立場によって、変わるものだと思います。別の言い方をすれば、誰が読むかによっても違ってくるはずなのです。その環境を無視して訳したとしたら、それは学校であって、仕事ではありません。
切りだされたセンテンスに対してだけを、純粋に訳せば、Device2に送るための画像が生成されたということになるでしょう。送られていないのは分かります。でも、それは学校のテストなどの引っ掛け問題ではありません。
インストラクション・マニュアルなら、
仮に、操作Aというものがあって、その次に、Device1の結果を表し、次にどうなるかと書きます。
あえて言うなら、
>文脈があれば「実際に送信された」と解釈することも可能ということですよね。
というよりも、なぜ、[過去形]になっているか、ということです。マニュアルでは、理由なく[過去形]にする必要は考えられないからです。
確かにご指摘のように文法的には正確ではありません。しかし、仮に、操作Aがあったとしたら、何のために、操作Aをするか、というよりも、それがどうなるか、どうなったかに視点が移るはずなのです。
Device1 と Device2 は、どのような接続になっているか、それをここでは分かりませんが、Device2 に、それを送るための操作が必要なら、「Device2 に送られるために画像ファイルが生成されます」なんていう文言は意味がありません。
単に、
(操作Aをすると)
Device1 側に送信用の画像が生成され、その後、Device2 に送信します。
というような時系列に順序立てた文章にし直します。ただし、[過去形]など出てくる余地などありません。
これらは、あくまでも、全体が分かっていることと、翻訳する立場に依存してきます。それに大事なことは依頼主の意向に従うしかありません。また、特許翻訳の場合は、私は、あまり多くない経験ですが、文章だけで、その装置全容がみえていないわけですから、その場合は忠実に訳すしかありません。
>これは、「装置1は装置2に送信するために[の]画像を生成した」と訳した上で、「画像は送信された」ものと解釈するということでしょうか?
私自身は、このご質問に対しては、何とも言えません。まず、そのシステムに詳しくないという場合や、某大会社の下請け翻訳なら、絶対に、私が上記で書いたような勝手なことは許されません。忠実に訳す必要性もあるかとは思います。さもなくば、二度と仕事などもらえなくなってしまいます。(一応、Deviceも、デバイスまでは許されますが、デバイスの意味は広いので、その名称すら決められているはずです。)
翻訳を全面的に任されいるなら、順序立てて、読み手が想像できるように書くべきですから、項目の事項が後先が逆になったり、前置きのような書き方は避けなくてはいけません。そんなことをしたら、某大会社のソフトのヘルプの翻訳のように、間違ってはいなくても、非常に分かりにくい翻訳になりかねないのです。それは、明らかに失敗している典型的な例だと思います。
回答ありがとうございます。
>というよりも、なぜ、[過去形]になっているか、ということです。マニュアルでは、理由なく[過去形]にする必要は考えられないからです。
マニュアル等では現在形で書くというのは、ご指摘の通りです。私が本質問で過去形にしたのは、過去形にした方が、「実際にV2するのかどうか」を議論しやすいと思ったからです。現在形で書くと、文全体が厳密には「実際に行われる」とは言えなくなり、ひいては、V2が「目的」であっても「結果」であっても、解釈として大差がなくなってしまうと思ったのです。その点、過去形にすると、「実際に行われたかどうか」を議論しやすくなると思ったのです。(奏効したか分かりませんが。)
もちろん、一文だけでは解釈が確定できないということは理解しています。ただ、私が訊きたいのは、「The device 1 generated an image to send it to the device 2」だけから、読み手が「実際に画像が送信された」と一義的に理解するのかどうかです。不明確であるならそれでいいのです。別の表現に書き直しますから。
No.7
- 回答日時:
#6にいただいたお礼を拝見しました。
#6では、ご質問文に書いてくださった例文に限って回答しましたが、考えてみたら、同じ形のセンテンスなら常に同じことが言えると思います。ただし、私は文法用語は苦手なので(母語感覚で英語を身につけ、翻訳を生業としています)、皆さんがおっしゃる「V1 to V2」型が私の解釈と一致しているかは別問題ですが。いずれにしても、「名詞+過去形動詞A+to 動詞B」という形は慣用句でも何でもないと思いますので、直訳すれば「名詞はBするためにAした」となり、確実なのはあくまでも「Aをした」点でしかないと思います。
例えば、お礼欄に書いてくださった例文に関しても「persuaded」を「説き伏せた/納得させた」と解釈すべきです。日本語でも「休憩を取るよう納得させた」と言えば、基本的には休息をとったことになりますよね。
ちなみに、「説得した」もデジタル大辞泉によると「納得させた」ということのようではありますが。
https://kotobank.jp/word/%E8%AA%AC%E5%BE%97-87392
ついでに、persuadeの語義もあげておきます。
http://eow.alc.co.jp/search?q=persuade&ref=sa
念のために申しますと「説得する」だと、まだ説得という作業が完了していないので、相手はまだ”納得”していない可能性が大いにありますが、「persuaded」は過去形ですから、「説得」や「説き伏せ」という行為が完了したということになります。
余談ですが、これが例えば「The device 1 generated an image *only* to send it to the device 2.」などという文であれば、まったく違うお話になり、実際にsendしたことになるとともに、言わんとしていることも変わってきますが。
更なる回答ありがとうございます。
>「名詞+過去形動詞A+to 動詞B」という形は慣用句でも何でもないと思います
はい。私が説明しやすいように便宜的に「V1 to V2」型と呼んでいるだけです。
>直訳すれば「名詞はBするためにAした」となり、確実なのはあくまでも「Aをした」点でしかないと思います。
やはり、B(V2)は「実際に行なった」とは確定できないのですね。
>「persuaded」を「説き伏せた/納得させた」と解釈すべきです。日本語でも「休憩を取るよう納得させた」と言えば、基本的には休息をとったことになりますよね。
「persuaded」の理解については、私が誤解しているかもしれないです。なるほど、「persuaded」を「説き伏せた/納得させた」と解せば、より良く理解できますね。
ucokさんの感覚では、「I persuaded him to take a rest」だけだと、「彼」が「実際に休憩を取った」かどうかは判別できないということでしょうか? その上で、常識的に考えて、「納得させた」んだから「実際に休憩を取った」だろうと解釈するのでしょうか?
あとついでに、ucokさんの感覚では、次の文はどのように解釈されますか?
(2) She grew up to be a doctor.
(3) She studied hard to be a doctor.
これらの文でも、「実際に医者になった」かどうかは判別できないということでしょうか?
No.6
- 回答日時:
いかなる場合でも、このセンテンスだけを見れば「(1-2)画像は送信されていない。
」としか解釈できないというのが私の意見です。しかし、たいていの場合は、文脈から自然と「(1-1)画像は送信された。」と”判断”できたりします。つまり、周辺のセンテンスからそう判断するということです。
だからこそ、翻訳作業の大半は調べ物であると言われるのです。つまり、適当に判断して「送信された」としてしまったものの、よくよく背景を調べてみたら、まだ送信していなかった、ということがよくあるのです。
わかりやすく言うと、「お母さんは出かけてったよ。デパートに行くと言ってた。さっき、携帯から電話があって、中央駅行きのバスにこれから乗ると言ってたから、もう買い物は済んで帰りだろう」と言われれば、デパートに行ったのだと判断するのが自然ですが、実はよくよく聞いてみたら、デパートはやめて映画を見ていた、という場合もありますよね。って、かえってわかりにくいか。
回答ありがとうございます。
例え話、よく分かります。「肉を買いにスーパーに行ったけど、閉まっていた」みたいなことですよね。
>いかなる場合でも、このセンテンスだけを見れば「(1-2)画像は送信されていない。」としか解釈できないというのが私の意見です。
この「いかなる場合でも」というのは、全ての「V1 to V2」型の文でもということでしょうか? それとも、「generate to send」の場合だけでしょうか? なぜこんなことを訊くかというと、「V1 to V2」型であっても「実際にV2した」と解釈される動詞V1があるからです。
例えば、ご存知と思いますが、「persuade」(説得する)です。「I persuaded him to take a rest」を「休憩を取るよう彼を説得した」と訳すのは間違いだと言われています。正しくは「説得して彼に休憩を取らせた」です。なぜなら、「persuade to V」で「実際にVさせた」ことまで含んでいるからです。
だから、日本語では「休憩を取るよう彼を説得したが、彼は働きつづけた」と言えるのに対して、英語では「I persuaded him to take a rest, but he continued working」と言えません。言うとネイティブの人は怪訝な顔をするそうです。矛盾しているからです。
こうした動詞があることから、私は、「V1 to V2」型の文において「実際にV2したかどうか」はV1によるのではないかと思うのです。
「V1 to V2」型の文において、一般には「実際にV2したかどうか不明」で、特定の動詞V1が使われたときだけ「実際にV2した」と解釈される、と考えた方がいいのでしょうか?
No.5
- 回答日時:
技術とか特許英語の場合だと、この場合は1-2のに該当すると思います。
つまり、「装置2に送るための(目的)、イメージを生成した。」です。
この場合のイメージとは、ある特定のデータファイルを何らかの規格にそって送信するために必要なイメージ(ファイル形式?)かも知れませんから、日本語としてちょっとぎこちなくても状況としては意味が通ると思います。
つまり、送った、という事実を述べるならばand sent it などと時系列を明確にすべきなので、既に回答されてるように好ましくないです。
ちなみに、
(1-1)画像は送信された。
(1-2)画像は送信されていない。
については、はっきりしないので分かりませんというのが正解でしょう。別に上の1-2だからといっても既に画像が送信されている可能性だってあるわけです。ただし、分からないのだから当然かってに解釈することは技術翻訳では誤訳になります。よって、日本語としては元文章以上の意味が不可されてしまう訳し方をするのは間違ってるでしょう。どうしても、意図が分からないが、逆に曖昧だと都合が悪くて正確に解釈する必要がある部分については、依頼者本人にどっちの意図が正しいかの解釈を聞く必要があります(特許出願とか)。逆に、既に公開されたもの(公開された特許文章の日本語訳とか)ならば、解釈できる範囲で正しい”和文英訳”をするべきです。もちろんこれは、文芸関係の英訳では悪文になることだってあります。
回答ありがとうございます。
>既に公開されたもの(公開された特許文章の日本語訳とか)ならば、解釈できる範囲で正しい”和文英訳”をするべきです。
まさにこの点が気になっています。私も特許業界に関わる人間です。今までさんざん「V1してV2する」型の和文を「V1 to V2」と英訳してきたので、不安です。ネイティブの人にチェックされているはずなんですが、訂正されたことはありません。
私の挙げた例文(1)について、文単体では「画像が送信されたか否か」が不明確なのは確かでしょう。しかし逆に言えば、どちらにも取れるということだと思います。そして、そうであれば、文脈があれば「実際に送信された」と解釈することも可能ということですよね。
文脈から「画像が実際に送信された」ことが読み取れるのならば、英文(1)は「装置1は画像を生成して装置2に送信した」と解釈されるべきなのでしょうか? それとも、あくまで不明確なのだから、「送信した」と解釈されるべきでないのでしょうか?
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「V1 only to V2」だと、「V1したけど(残念ながら)V2」の意味になるということでいいんですよね?
すみません、お礼欄で書き間違いました。
>そして、そのように捉えるからこそ、「実際に大人になったかどうか」が不確定なのではないでしょうか。
正しくは”「実際に医者になったかどうか」が不確定なのではないでしょうか”です。