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電気回路理論において、導線は等電位とされています。しかし、等電位だと導線内の電子は動かないはずです。
よく「いや、実際は導線も僅かに抵抗をもち電位差があるのだ」という説明がなされていますが、理論上は導線は完全導体であり電気回路理論において導線に電流が流れないというのはなんとも納得がいきません。
なぜ、完全導体の導線に電流が流れるのでしょうか。

質問者からの補足コメント

  • ありがとうございます。私の理解では、電池等の起電力が電位差を発生させ、導線内の電子が電位差を「感じ」て電子が動く=電流の発生、と考えていました。
    しかし、導線が等電位ならば電子は動かない。これは矛盾していないか?
    というところから疑問が湧いて質問したのですが、この私の理解は間違いということでしょうか?

    No.7の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/06/22 10:32
  • 詳細なご説明感謝です。
    すみません、ますます混乱してきました。
    私は高校で電圧(電位差)によって電流が流れると習いました。
    しかし電気回路において電圧は電流が流れる要因になり得るだけで電流が流れるのは他にも色々な要因がある、ということでしょうか。
    電流には向きがあると思います。
    その向きは、まさに電位差に従って、電位の高い所から低い所に流れるのではないでしょうか。
    超伝導における完全導体には電場がない。それは、電子は動くが一定方向に動かない=電流は流れないのではないのでしょうか。
    あるいは、超伝導では電場がなくとも電流を一定方向に流す他の要因があるということでしょうか?

    No.8の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/06/22 15:19
  • ありがとうございます。
    完全導体と仮定する導線を使って定電圧(電池)と豆電球を接続した回路において、導線に電流は流れているのでしょうか?
    もし流れているとすれば、それは何によって流れるのでしょうか? 端的に答えるとすると、どうなるのでしょうか。

    No.9の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/06/23 07:39
  • ありがとうございます。そう考えると非常に分かりやすいです。
    つまり、豆電球を導体を介して電池とつないだとき、最初に電流が流れる始めるのは負荷(豆電球)部分で、そこから電子の偏在が生じて全体に電流が流れ始めるということでしょうか。

    No.10の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/06/24 07:17

A 回答 (15件中11~15件)

もし完全に摩擦の無い板を発明したとしましょう。



それを水平に置いて、その上に物を滑らせたとします。

すると、ものには何故か急ブレーキがかかって一瞬で止まるのでしょうか?
なんの力で?

「電気回路理論において導線に電流が流れないという」という話を何処で
聞いたか解りませんが、話としては同じです。
電流の流れを妨げる抵抗が全く無いとき、何が電流を遮断するのでしょうか?

抵抗が無いということは、電流の流れに逆らう逆電圧が発生しないということ。
電気抵抗のない電線に流入した電流は何の抵抗も受けず
電線を通り抜けます。それだけです。
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まず完全導体は現実世界には存在しません


ゆえにこの話は理想世界でのみ通用する話です
理想世界において 回路図の導線は伸ばしたり縮めたりすることが可能です
ですから、導線を長めに書いてある回路図がほとんどですが、それは図を書きやすくするためなどという便宜上の理由から書かれたにすぎず
本来回路図には導線を書かないで電源と素子だけで表現しても良いのです

例えば9V電池と 豆電球からなる単純なループを回路図にすると
書きやすさという点を考慮して普通は、電池の両極から適当に導線を伸ばして、その両端を豆球に結びつけるという回路図になります
しかし、導線は縮めることが可能なので、導線を極力まで縮めると
市販の立方体型の9V電池のプラス極とマイナス極の間に直接豆球を挟み込んだような回路図になるわけです
すると導線は完全に排除され、質問者さんのような疑問は生じないことになります

ただ、回路によってはどうしても導線を書かないとループが成立しないというケースもあります
こういう場合は 導線は本来は存在せず導線の端と端はもとは同じ1点であったとものを引き延ばしたものだとみなせばよいのです
つまり素子と素子を便宜的に導線がつないでいるが本来は素子と素子は直接くっ付いている
だから等電位の導線を考慮することなく 素子と素子が直結でその電位差で電流が流れているのだと捉えるのです

このように理想的世界では導線は排除して考えることができるので、そもそも等電位の導線をどうして電流が流れるかなんて言うことは考える必要がなくなるのです(導線は1点を拡大視したものに過ぎないと捉えるべき)
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電位差があるから電流が流れる、と言うのは起電力に対する言い方です。


起電力以外の電圧は、電流経路の抵抗によって生じる電圧降下、です。

電気回路における「配線部分」は、抵抗値ゼロと解釈します。
実際の配線になれば少なくても抵抗分が存在しますが、
多くは部品のそれに比べれば無視できる値として扱います。
その配線が影響する場合は、
仮想的な抵抗やインダクタンス、キャパシタンスとして、
回路上に記載することになります。
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導線の元に電源があり、先に負荷があるから。


電源を水道に喩えると、導線はホースです。
ホースだけでは自ら流れません。水道から流れ出た水がホースを通るだけです。
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現実には導線に長さがあり抵抗がある以上は等電位になりません。


そういう場合の電気回路は分布定数回路と言って、大学の電気工学の守備範囲です。

高校より下級の場合は、そんな事を考えられるほど頭が良くないので、無視して簡単にしているだけです。
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