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こんばんは。
私は歯科研修医です。
研修が始まり数週間が経ちますが、1年後自分がどの程度の技術を身につけられるのかが見えてこないような毎日で不安です。歯科業界の厳しい面も伝え聞くこの頃です。
私は某大学病院で1年間研修しますが、何かこの1年を将来にいい形でつなげるアドバイスを頂けないでしょうか?開業医の先生や経験豊かな勤務医の先生からのアドバイスがいただければ幸いです。
ちなみに将来は開業を考えていて、他の医院との差別化が出来る技術をいずれは身に着けたいと思っております。

A 回答 (3件)

研修医義務化となり、時代の波が押し寄せてきた感を受けました。


 大切なことは山のようにあって、どこから手をつけていいのか途方にくれると思います。ですが、素朴に、一年目研修医がすべきことといえば
なんといってもベーシックな治療を真面目に身につけることに尽きると私は考えます。
スタートが大切です。
患者さんとまともに会話して問診が取れること
きれいな根治ができること、
インレー形成がきれいであること
クラウン形成のマージンが美しいこと
ブリッジの支台歯がテーパーが付きすぎずなおかつ平行性が保たれていること
的確なレジン充填ができること
咬合調整の基礎を学ぶこと
きれいな印象が取れること
・・・・
本当に基礎的なことですが
これらができて初めて治療がおこなえることばかりです。
あとは・・・
とにかく最初は患者さんの口の中を「みる」こと
は大切です。
義歯に関してですが・・・・
まず口腔内を手で触る。
粘膜の性状、骨の形態、教科書的に圧負担域といわれていることろを指先で「見る」。無理な負荷がかかっているところはDulになっていなくとも粘膜のきめがあらいです。唾液の状態もみるひつようがあります。長年無理な負荷がかかっている部位はやはりそれなりの感触がします。
とにかく義歯に関しては粘膜を触らないと理解できないです。あまり強調されないことですが、もっとも大切な事の一つであるようにおもいます。
義歯の大家である某先生がそうおっしゃったということを聞き、心を強くしたばかりですのでこれは強調したいとおもいます。
直ぐに解らなくてもとりあえず義歯のたびに粘膜に触っててください。一年ぐらいやれば教科書に書いてることがだんだん理解できてきます。
粘膜の性状も理解しないで私費の義歯などいれるとトラブルの元ですね。

ベーシックなことができないことには
自信を持って私費治療なんて勧められませんし、
患者さんの信頼なんてえることができません。
根拠のない自信は空しいばかりです。

私費診療のウエイトがますます高まってくるであろうと言うながれのなかで、やはり
高額な費用を支払うのだからそれに見合った良質な治療を求める患者心理を無視できません。
今現在でも私費診療を求める患者さんの目はほんとうに厳しいです。
一年なんてあっという間です。ベーシックなことを身に着けるには到底足りない時間です。厚生労働省が歯科医の研修医一年という期間に定めたことにわたしは個人的に疑問を持っているぐらいです。
せっかく大学にいるのだから
大学の良いところを吸収してください。
各々の科に得意分野をもった先生がいると思います。
わからないことがあったら
レントゲンや模型(礼儀として、咬合器につけましょう)をもって
ずんずん質問しにいくべきです。
今は忙しいといわれたら、アポイントを取って聞きに行きましょう。
(大学の先生とつながりを持つことは後で役に立つことが多いです。)
大学を離れてしまうと
残念なことですが
人に教えを請うことが困難になってしまいます。

 歯科医院冬の時代と言われてからさらに時間が経ち、ますます厳しい時代になるようですが、私は良質な医療は必ず必要とされるものであると信じています。
お互い、がんばりましょう。
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この回答へのお礼

はじめまして、こんばんは。
丁寧なアドバイス、誠に有難うございます。

ベーシックな分野をまずきっちりできるようになった上でないと、いかなる高度な処置も成功しないし、最悪訴訟を起こされたりする事になりかねないですね。今日も役所の先生が大学で訴訟や免許停止について講演されたので、そうならないためにもまず基礎の充実、ですね。

歯科医師になったばかりで高度な処置がカッコ良く見えて、そちらの勉強に時間を割いていましたが、まず、ベーシックな根治やCRFについて勉強すべきですね。

デンチャーは本当に知識が乏しく、何をどうしたらどうなるのかがまだほとんど見えていませんが、先生のおっしゃる「粘膜を手指で見る」ということは初めて聞きました。気をつけて診査してみたいと思います。

それと、患者様はもちろん、ドクターやコデンタルの方とのコミュニケーションも大事ですね。各先生の貴重なテクニックを教えていただく、という姿勢を大事にして丁寧に学んでいきたいと思いました。

連日、歯科界が厳しいという話を耳にするこのごろですが、向上心をもって勉強に励みたいと思いました。
がんばります。ご多忙のなか、アドバイス有難うございました。

お礼日時:2006/04/26 20:41

当方しがない歯科技工士です。



研修中と、大変お忙しい事と思います。
ある程度お慣れになって、時間がとれる時で結構ですので、ぜひ多くの「歯科技工士」とお話をなさって下さい。

歯科技工士はその技量、考え方も実に多くの物があります。
本来料金に技術が左右されてはいけないこの世界で、自らの仕業で現在のようなダンピング価格を作り上げてしまった我々ですが、それにも負けず懸命に良い物を作ろうとしている場合から、価格成りの低品質に流されている場合、信念を持って良い品を適正な技工料金で提供している場合、「等技工料金:技術」の面を見ただけでも実に様々です。

将来、どのような考えの歯科技工士とパートナーを組むか、ぜひこの時期に見極めていただきたいと思います。

今後の歯科医療ではひょっとすると歯科技工士の役割は少なくなって行くかも知れません。
予防医療や再生医療が進歩して行けば間違いなく我々の仕事は少なくなるでしょう。

しかし現時点では、例えば前歯の審美的表現や義歯の機能的で美しいデザイン等まだまだ我々が歯科医師に協力できる点は多く有ります。
医療に加え工芸的な面も多く持つ歯科の補綴分野で、ある意味芸術作品としてその治療を完成させるには、歯科技工がその役割を多く持っていると思います。

歯科医師を縁の下から支える良きパートナーとしての歯科技工士を支えるためにも是非正しい「歯科技工」の理解者と成って頂ければと思います。
技工士の、歯科医師に対する技術的要求にも耳を傾けて頂きそれををある程度でも理解されれば、基本的な形成等には必ず役に立つと思います。
(経験豊かな歯科医師でも我々からの要求を全く理解して頂けない場合も多く有ります…)

とんでもない歯科技工士も実に多くなってしまいました。当方のように?口ばかりの者もいます。
ぜひこの1年間で、歯科技工士や技工の質の良し悪しをを見定める目も養っていただければと思います。

長くなって、しかも「たかが歯科技工士」の愚痴のようになってしまって申し訳有りませんでした。
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この回答へのお礼

歯科技工士様からもアドバイスが頂けるとは、大変ためになります。

私の父は歯科技工士でして、手伝い等もしていたので勝手に親近感がわいております。

父からも良く実情を聞くのですが、歯科医師は歯科技工士がいないと、できることは本当に少ないと感じます。だからこそ私は専門家である歯科技工士の意見を真摯に受け止め、良好なパートナーシップを形成していきたいと思っております。

幸い大学の技工主任は真面目で優しそうな方だったので、積極的にコミュニケーションを図りたいと思います。

患者様からすれば、補綴物は治療の評価の大きなウエイトを占めるものだと思います。将来自費診療の審美補綴などを行う際、低品質な補綴物では納得していただけませんね・・

技工料金との兼ね合いも将来的には出てくると思いますが、真面目にやっておられる歯科技工士に「あの人になら率直なアドバイスができる、一緒に仕事がしたい」と言っていただけるような真面目で器の大きい歯科医師になることも大事だなと感じました。

ご多忙のなか、誠に有難うございました。がんばります。

お礼日時:2006/04/26 21:00

 今、一番要求されているのは、患者さんとのコミュニケーションでしょう。

学問上の理論も大切ですが、幅を持って理解し、患者さんの要求にどうやって応えるかが大切です。「学問上こうだから、これ以外は認めない」では患者さんの信頼を得る事は出来ません。
 治療法は幾通りもあります。それぞれについて利点と欠点を患者さんに伝えて選んで貰うようにしましょう。また、欠点を欠点だからではなく、欠点をフォローする方法も覚えましょう。

 開業医として一番大切なのは「先を読む」力だと思います。これからは保険医は非常に厳しい時代です。何とか誤魔化して請求を通してしまえ、と言う考えはこれからは出来ません。患者さん側への問い合わせで簡単に査定対象になってしまいます。
 初期には保険治療を採用しても、将来的にはむしろ、場所や患者層にも寄りますが、治療物ではなく治療プログラムとしてトータルの自費治療を考えた方がいいでしょう。
 また、先生が脂が乗り切った頃になると再生治療も始められるかもしれません。最新治療に関しては貪欲になって下さい。

 私はあと15年をめどに進退を考えています。それまでに有能な先生が多く出てくれる事を切望しています。頑張ってください。
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この回答へのお礼

はじめまして、こんばんは。
貴重なアドバイス誠に有難うございます。

コミュニケーションですか・・なるほど。
私は外来で患者さんに接してみて、知識も技術も少なく精神的にも余裕が無い今は、選択肢を提示するところまで出来ていませんでした。
双方向の交流が信頼を得るには大切なのですね。それと選択肢に対する知識と技術が伴う必要がありますね。

また、自費診療で患者様に納得していただけるように、自費の領域もこの1年でベーシック+αとして貪欲に学ぶ必要があるという事ですね。

大変参考になりました。
先生のように歯科界全体を考えられるような大きな歯科医師になりたいという思いを強く致しました。

お礼日時:2006/04/24 19:07

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