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当期純損失の処理で、別途積立金を充当するとき、仕分けの借方に別途積立金、借方に未処理損失を振り分けます。

その前の仕分けで「損失」に対して当期の純損失を借方に計上するので、損失を相殺するため充当するものを借方にするのは分かるのですが、積立金が減るのに借方に入れるのが今ひとつ納得いきません。
当座預金や現金が増える時、借方に入れるためです。同じ預金残高なのに、方や減る時借方でそれ以外は増える時借方…。

どなたか分かりやすくご説明ください。お願いします。

A 回答 (2件)

isyansiiさん、こんにちは。


お手もとにあるテキストに載っているものなら何でも良いのですが、貸借対照表を見て下さい。
借方は資産です。貸方は負債と資本になっています。資産=負債+資本の関係が成り立っているのはこれまでの学習でご存知だと思います。

『別途積立金』は銀行の積立預金のような物でもなければ、社内の金庫で保管している物でもありません。科目名は~積立金ですが資本の仲間です。
 
ですからもし、ある会社(会社名をA社・資本金が1,000,000円・負債はなしと仮定)へ行って「おたくの資本金を見せて下さい」と言ったとすると相手は困ります。そして、相手は「私の会社の資本金の内訳は現金500,000円と商品200,000円、それに車両300,000です。」などと答えます。
ここで現金は資産、商品も資産、車両も資産ですね。資本金は資本でしたので資本が資産になっています。
時間を逆戻しするとして、この会社A社の設立時の仕訳をちょっと見てみましょう。
A社は設立に当たり、1株@1,000の株式を1,000株発行し、その全額の払い込みを受け、原則どおり全額を資本金とした。
当座預金1,000,000 / 資本金1,000,000
この時点で資本金を見せろと言われると「私の会社の資本金は今、当座預金に入れています。」と答えが返ってきます。
資本金(資本)⇒当座預金(資産)*資本が資産になっています。
ついでにこの時点の貸借対照表は借方:当座預金1,000,000 貸方:資本金1,000,000 となっています。
資産=資本の関係(この会社は負債なしの仮定)です。
この後、A社はこの1,000,000を元に商品を仕入したり、車両を買ったりして営業が成り立っていきます。

 以上は資本金を例にとってみましたがご質問の別途積立金も資本金と同じく、資本の仲間です。企業の活動はこの資本を元にして、商品を買ったり、販売費を払ったりして売上をあげ、利益を上げてなりたっています。

へたな文章です。少しでも参考になれば良いのですが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
別途積立金は銀行預金と同じようなものと思っていたのですが、形態は別にあるものとする「資本の仲間」なのですね。納得がいきました。
とても丁寧にご説明くださって、ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2006/05/02 11:11

>同じ預金残高なのに



本当にそうでしょうか?
別途積立金が積み立てられるときの仕訳をしてみてください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
確かに未処分利益の振り分け仕分けで貸方に計上しています。
そう考えると、配当金や役員賞与金のような“費用的性質”のようにも思えるのですが、単純に「残高が減るのに変!」と思ってしまうのです。これが今回ここに質問をさせていただいた真意です。
そのあたりを具体的に噛み砕いてご説明いただけるととても理解しやすいと思うのです。

お礼日時:2006/05/01 03:46

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