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アメリカなどで使用されている通貨の単位ドルは複数形を取りますが、円などは複数形を取らないのは、なぜなのでしょうか?

単位なら通常可算扱いになり複数形を取ると思うのですが。

複数形を取らないのは、漢字圏の国の通貨に多いように思いますが、このような国の通貨は不可算として扱う、または単複同型の名詞として扱うとかいう法則があるのでしょうか?

A 回答 (4件)

複数形を取らないのではなく、単複同形の名詞だということです。


もちろん、単複同形と不加算とは違います。

dollar や pound は、英語国の通貨ですから、普通に 複数 -s です。
英語国にとって外貨は、大きく2つの複数形がわかれます。
・(1) その国の言語の複数形をそのまま使う。
・(2) 英語の複数形 ( -s , -es ) を使う。
単複同形は、(1) の場合に含まれるのがほとんどです。
紙幣などに表示されているものも影響するでしょう、そのままです。
欧米の人が読めない通貨は、耳で聞くのが強いかもしれません。
yen, won, Rand, baht などは、通常 単複同形です。
ただ、(2) も使われるものもあります。 たとえば bahts も使われますが、
間違いかは、微妙です。
ドイツの旧通貨 Mark は、ドイツ語では単複同形ですが、英語では
Marks の方が使われます。

EURO は、特別注意が必要です。アイルランドでは、自国通貨です。
ところが、イギリス・アメリカでは外貨です。また、フランス・ドイツなどの
通貨でもあります。欧州中央銀行は公式に、EURO を単複同形として
いますし、紙幣も複数となる額面ですが EURO のままです。
しかし、フランスでは、EUROS と書かれる方がほとんどです。
(フランス語では、-s は発音されず、発音上は単複同形)
アイルランドでは、単複同形がやや優勢ですが、イギリス・アメリカでは
-s 複数が優勢です。ただ、外貨ですから、日常生活で使われるので
はなく、ほとんどマスコミなどでの使用です。
今後、権威ある辞書でどちらの複数が優先表示されるか楽しみです。

↓ユーロに関する複数の記述
http://en.wikipedia.org/wiki/Euro
http://en.wikipedia.org/wiki/Linguistic_issues_c …

この回答への補足

>複数形を取らないのではなく、単複同形の名詞だということです
お礼欄に書き忘れたので
明確なご回答ありがとうございました。単複同型の可算名詞であるとはっきりしたのは重要な情報です。

補足日時:2006/05/12 17:23
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この回答へのお礼

>欧米の人が読めない通貨は、耳で聞くのが強いかもしれません。
なるほど。アルファベットに似たような文字なら英語風に読むことはできるでしょうが、漢字で表される単位は英語圏の人には読み方は全く推測もできないことでしょう。日本人が円を複数にしないからその音をそのまま表記。
大変納得できました。回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/12 16:49

わたしは円に限らず、新しく英語の世界にお目見えした通貨は、英語によるメディアの変遷(昔の活字媒体からラジオ、テレビ時代)の中で、それまで英語で触れることのなかった新興国の通貨をどうあつかったか、また英語圏の各界や辞書を扱う人たちがどう捉えていたか、さらにその通貨の発行国が望む形によるのでないかと感じています。


しかし新興国の通貨は、多くの場合メディアでなんとなく使われてきたものが、その形でのこったのではないかとも感じます。

円は日本語においては複数でも円のままです。英語など外国語では日本側はどう扱ってほしいといっているのかはわかりません。
ただ手元の英語(英国系)の辞書には plural yen としてすでに紹介されています。
同じ辞書にはユーロは、複数ならびに可算かどうかまで載っています。
plural euros [countable]

中国の元ですが、これも国内では元でyuanとアルファベットでかかれたり記号では¥とかかれたり(注意:PCでの記号ではなく、街中で手書きでかかれるもの)しますが、口頭ではkuaiともやりとりされます。

これが英語のメディアで取り扱われたとき、yuanにもなるでしょうしyuansにもなるのかもしれません。
ちなみに私の同じ辞書ではyuanは
plural yuan [countable]

となっています。

どこかの機関で、「この通貨は英米かぎらず英語ではこの表記である」と決めていればはっきりするのですが、メディアに限らず辞書によってもこのようにブレがあります。

この回答への補足

>英語のメディアで取り扱われたとき、yuanにもなるでしょうしyuansにもなるのかもしれません。
「ギョーテとはオレのことかとゲーテいい」でしたっけ?
日本のメディアでも人名をカタカナ表記する際に、現地での発音がわかるものはそれに近い表現、現地の発音がよくわからないものは英語の発音に近い表現にするなどの取り決めがあるらしく、ある時機から同じ人物の表現が変わったりすることがありますね。

補足日時:2006/05/12 16:30
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この回答へのお礼

いきさつは3つぐらいの理由があり、その中で最も慣習化したのが使われているということですね。回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/12 17:20

sanori さんの理系ならではの頭脳の明晰さには感銘しています!今回も驚嘆させられるリサーチ能力ですぅ!



さて、どうして「円」yen は複数でも yen なのかというと、うーん、と唸ってしまいます。でも、

侍 Samurai 複数でも、 Samurai
忍者 Ninja 複数でも、 Ninja
という連想から yen 複 yen というのはなるほどと思いました。

彼らは貿易商以外、円の多寡など生活に無縁なので、複数と単数を区別する必要性が薄かった。そう言った場合、単複両形になる、というのが私の推理です。

この回答への補足

漢字圏は複数形にならないと考えたのは、単独で1つの言葉が表現できる表意文字にs(円sなど)をつけるのはなしで、英語のように文字の組み合わせでスペルを構成していく言語圏のものはsをつけてもおかしくない、と感じているからではないかと推測してみました。

補足日時:2006/05/12 16:38
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この回答へのお礼

いつもお世話になっています。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/12 16:45

法則はあります!


(私が知る限り)
「Yenだけが、ただ1つの例外」
という法則です。(笑)



下記は、全部、最後にsが付きます。
(例えば、Litas は Litases になります)

Afghani
Ariary
Baht
Balboa
Birr
Bolivar
Boliviano
Cedi
Colon
Cordoba
Dalasi
Denar
Dinar
Dirham
Dobra
Dollar
Dong
Dram
Escudo
Euro
Franc
Gourde
Guarani
Guilder
Hryvnia(Khrivna)
Kina
Kip
Kroon
Kuna
Kwacha
Kwanza
Kyat
Lari
Lat
Lempira
Leone
Lev
Lilangeni
Lira
Litas
Loti
Manat
Marka
Metical
Naira
Nakfa
Ngultrum
Ouguiya
Pa'anga
Peso
Pound
Pula
Quetzal
Rand
Real
Rial
Riel
Ringgit
Riyal
Rouble
Ruble
Rufiyaa
Rupee
Shekel
Shilling
Sol
Som
Somoni
Sucre
Sum
Taka
Tala
Tenge
Togrog
Tolar
Tugrik
Vatu
Won
Yuan
Zloty
(以下は、現在ユーロに)
Markka
Mark
Lira
Schilling
Punt
Peseta
Forint
Escudo
Diner
Gulden
Frank
Franc


不規則な複数形になるもの
Koruna → Koruny
Krona → Kronur
Krone → Kronor
Lek → Leke
Leu → Lei

現ユーロのドラクマ(ギリシャ)は
Drachma → Drachme


変わらないもの
Yen

この回答への補足

Wonって韓国のウォン(円・元)ですよね。これも複数形は取らないと聞いていたのですが。 
念のためyahooの辞書で調べたら、複数形がYen同様(複 ~)という表示になっているのですが。ちなみに中国の元(Yuan)も同じ表記になっていました。これは複数形に何もつかないという表記だと思うのですが。

補足日時:2006/05/11 18:31
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この回答へのお礼

いくつもの通貨をご紹介して頂きました。時間を裂いて頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/12 16:37

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