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ある英文法事典に次の(a)の組で#1が文法的に正しく、#2は誤りであると書かれています

(a)
1.  Charles is a strange character who dislikes parties.
2. *Charles is a strange character that dislikes parties.

  
この本はwh-系の関係代名詞とthat関係代名詞が別種のものであるということについて論を展開しているものの、上の組のそれぞれ#2がなぜ文法的に誤りといえるのかについて明確な理由を示していません。ただし、間接的な補足のように思われるものとして同書には次の2点が書かれています。

(1) 上の(a)の和訳を「パーティーが嫌いだなんて、チャールズは変わったやつだ。」としています。

⇒私はこの和訳が、例えば「チャールズは変わったやつで、パーティーが嫌いだ。」となっていないことが何かヒントになっているのかとも思いましたが、よくわかりません。というのもこの英文法事典は日本語を英語に翻訳することを趣旨とするものではなく、あくまで英文の用例[この例では(a)の2つの英文]を挙げて説明をする、というものです。


(2) 次の組
(e)
1. *We are blessed with the sun which ripens the rice.
2. We are blessed with the sun that ripens the rice.
を挙げて、

関係詞that[つまり#2]は記述的なもので、[the sun][the sun ripens the rice]としてあらわすことができるが、関係詞をwhichにすると、[つまり#1は] [the sun][a sun ripens the rice]という構造で示される制限的な関係詞節になり、「いくつかある太陽のなかで、米を実らせる太陽」という意味になってしまう

と説明しています。

⇒私はこのこと自体は理解できるのですが、かといって最初に挙げた(a)で#1のみが文法的に正しい、という点はよく理解できません。


どなたか関係代名詞の用法に詳しい方、(a)において#2は誤文であるのかどうかご教示ください。

A 回答 (6件)

こんな奥の深いことにコメントする資格はなかったと反省していますが、できる範囲で調べてみました。



図書館で「英文法シリーズ(研究社)」の関係詞の部分を見てみました。禁帯出で時間もなく、ざっと目をとおしただけなので正確ではありませんが、fwkk8769 さんが参照された「現代英文法事典」の内容に類似した説明はありませんでした。
面白いなと思ったのは、Othello の中にある次の文です。

she's a simple bawd That cannot say as much.

これは It is ~ that の it が she になったものだと説明されていました。訳はわすれてしまいましたが、「どんな~でも、... しない」という一般論のような訳だったと思います。

この文と、
Charles is a strange character who/that ...
は似ているように感じました。一般的な he/she が具体的な Charles になってはいますが、根底にあるのは同じかもしれないと思いす。そうなると、that だと非文だという考え方には疑問があります。
fwkk8769 さんが No.2の補足で示された (b), (c), (d) の例文を見たときから、「現代英文法事典の説明には疑問を持つようになりました。

余談ですが、「教師のためのロイヤル英文法(旺文社)」(1994年) の182ページに<that か which か>という項目があり、以下のようなコメントがあります。
--- quote ---
GEG(p.388) に that, which, who について、Fraserが、「騒ぐな」と、短く鋭い助言をしているが、依然として騒ぎ続ける人もいるとある。見てみると、確かにPlain(p.202)に Don't fuss. とある。(以下略)
--- unquote ---

英語学としては議論することに意味はあっても、実用としては意味がないということだと思いますので、これ以上の追求はあきらめます。
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この回答へのお礼

改めてご回答をいただきありがとうございます。

確かにおっしゃるとおり、「英語学としては議論することに意味はあっても、実用としては意味がない」ことなのかもしれませんね。

お礼日時:2006/07/09 17:56

>John is a man that Sally likes. が自然な文と考えられる状況はありえないのでしょうか?



No.4です。多分、どうこの英文を解釈するかで、変わって来ると思います。つまり、that が制限的性格が強いと感じれば、the manの方が自然と感じるでしょうし、そうでなければ、このままで自然と感じるはずです。

多分、日本語の、「公園へ行く」と「公園に行く」の違いのように、非常にあいまいな部分があり、文法家自身が、あまりきちんとした感覚をまだ持てていないのだと思います。
その一つの表れが、
「強勢のない不定冠詞を伴う不定名詞句はthatで導かれる関係詞節の先行詞にはなることができない」
と言う記述の「強勢のない」という言い方だと感じます。「強勢のない」と言う表現は、ある意味あいまいですから。

ともあれ、自分の考えはこれ以上進みません。他の方の回答を自分も知りたいと思います。
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No.3です。

結局、問題は、次の文で、a strange character が、新情報のaで、実質的に特定のことを指しているのか、それとも、複数あるうちの任意のある一つを表しているのかが、問題です。

>>1.  Charles is a strange character who dislikes parties.
2. *Charles is a strange character that dislikes parties.

characterをLongmanのオンライン辞書で引いてみると、次のようになっています。

http://pewebdic2.cw.idm.fr/display/display.html? …  
より:

1.all somebody's qualities [countable usually singular] the particular combination of qualities that makes someone a particular type of person [↪ characteristic]:
He has a cheerful but quiet character.
Children grow up with a mixture of character traits (=character qualities) from both sides of their family.
his temper and other character flaws (=bad qualities)
in character/out of character (=typical or untypical of someone's character)
He swore, which was out of character for him.
the English/French etc character
Openness is at the heart of the American character.
character sketch (=a description of someone's character)

2.person [countable]
a) A a person in a book, play, film etc:
Candida is the most interesting character in the play.
main/central character
In the story, the main character has left his girlfriend and baby.
Everyone recognizes Disney's cartoon characters.
b) a person of a particular type, especially a strange or dishonest one:
a couple of shady characters standing on the corner
I'm considered a reformed character these days (=someone who has stopped doing bad things).
c) an interesting and unusual person:
Linda was something of a character.


問題の文では、人格と言うよりも、人物と言う意味なので、2.の意味だと思われます。
よって、任意のものと言う意味合いだと考えられ、そのため、先行詞を強く制限する感覚のあるthatがおかしく感じられると言うことなのではないでしょうか。

ただ、ここまで書いてきて、果たしてこれでいいのかと言う疑問があります。新情報のaにも色々あり、上の書き方だと一面的なものの見方になっていると感じます。

多分、具体的なもの、例えば、ご質問者の方が引用されている He’s got a new car that goes like a bomb. の例なら、はっきり、新情報のaで実際には特定のものを指しているとイメージできますが、characterとか、personality となると、元々抽象的なものなので、どうしても、判断があいまいになると思います。

この質問に答えさせていただき、色々自分も考えてしまいました。ある意味、とても勉強になりました。
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この回答へのお礼

再度のご回答をありがとうございます。

繰り返しになるかとも思いますがまとめると、

(1)
「a+名詞のときの意味は二つあり、
(1) 一つは聞き手に取り新情報だからaが付くと言うこと、
(2)もう一つは、実際、名詞が意味するものが具体的に複数あり、その内のどれでもいいから一つと言う意味でaが付いている場合」がある。

(2)
件の(a)
1.  Charles is a strange character who dislikes parties.
2. *Charles is a strange character that dislikes parties.
の2の英文の ”a strange character” が
「任意のもの(つまり上述の(2))と言う意味合いだと考えられ、そのため、先行詞を強く制限する感覚のあるthatがおかしく感じられる、つまり任意を意味するaと指示代名詞でもあるthatでは、意味の衝突が起きる(回答#3より)、と言うことなのではないか」

という主旨と理解いたしました。


やはり私には難しい点を含んでいますので、もう少し考えさせてください。

お礼日時:2006/07/04 21:49

補足ありがとうございます。


ご返事が遅れてすいません。

>「強勢のない不定冠詞を伴う不定名詞句はthatで導かれる関係詞節の先行詞にはなることができない」

これは、もともと、that は、itの強調形のように意識されるので、the tallest boy that のように使われると言うことを言っているのでしょう。

ただ、質問者様がご自分でお書きになっているように、「手元の他の文法書には上の(1)で引用したルール(?)に反する例文がいくつも見られます。」ということですよね。

ただ、John is a man that Sally likes.
については、自分もthe man の方がこの場合は自然かなと感じます。理由はthat Sally likesとすると、Sallyさんが好きな人はいっぱいいるわけではなく、一人だけだと言う感覚があるからだと思います。
thatは、the とも共通した感覚があり、それだけ先行詞を制限する感覚があるのだと思います。
もちろん、Sallyが色々な人を気に入っていて、その内の一人と言うニュアンスのときもありますよね。a man who がその意味になるのでしょう。


つまり、a+名詞のときの意味は二つあり、一つは聞き手に取り新情報だからaが付くと言うこと、もう一つは、実際、名詞が意味するものが具体的に複数あり、その内のどれでもいいから一つと言う意味でaが付いている場合です。

「強勢のない不定冠詞を伴う不定名詞句はthatで導かれる関係詞節の先行詞にはなることができない」
と言う意味は、上記の後者の場合のa のときは、thatを付ける事がいけないと言う意味だと思います。

つまり、任意を意味するaと聞き手に取り新情報を意味するaは本来別物ですから、任意を意味するaと指示代名詞でもあるthatでは、意味の衝突が起きるということではないでしょうか。

最初の問題に戻りたいのですが、今ちょっと急ぐので、今晩また書きます。

この回答への補足

「お礼」の字数制限からはみ出た部分を以下に書きます。


(2)
話が分散することは建設的でなくなってしまう恐れを感じますので、次のようにお尋ねに全てを収束させた方がいいのかもしれません。

(f)の
2.*John is a man that Sally likes.

が自然な文と考えられる状況はありえないのでしょうか?


他の皆さまからのご意見もお待ちいたします。

補足日時:2006/07/04 21:16
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

私にはやはり難しすぎてよく理解できないところがあります。もし、お答えいただければお願いいたします。

(1)
●「John is a man that Sally likes.
については、自分もthe man の方がこの場合は自然かなと感じます。理由はthat Sally likesとすると、Sallyさんが好きな人はいっぱいいるわけではなく、一人だけだと言う感覚があるからだと思います。
thatは、the とも共通した感覚があり、それだけ先行詞を制限する感覚があるのだと思います。
もちろん、Sallyが色々な人を気に入っていて、その内の一人と言うニュアンスのときもありますよね。a man who がその意味になるのでしょう」

●「任意を意味するaと聞き手に取り新情報を意味するaは本来別物ですから、任意を意味するaと指示代名詞でもあるthatでは、意味の衝突が起きるということではないでしょうか。」


この部分では、ご回答#1の「補足」でご紹介した
(f)
1. John is a man who Sally likes.
2.*John is a man that Sally likes.

について触れてくださいました。

もちろん、Sallyに好きな男性がいて、その人は一人しかいないことが前提である場合はおっしゃるとおり

3. John is the man that[またはwho] Sally likes

が自然であることはよくわかります。

ただ、私の正直な感覚からすると
1は何の前提もなくJohnの説明[紹介]をするきわめて何の前提もない、中立的・一般的な文

であるのに対し、

2にはアステリスク(*)が付いていますが、でも次のような場合には私には自然に感じられます。例えば、

Sallyには好きな男性が一人か複数かあるいは何人いるかはわからないがとにかくSallyが好みの男性がいる(つまり、Sallyには好きな人がいることははっきりしているのだが、その人が一人しかいないとは言い切れないという事態)ということが前提としてあり、Johnがその男性(もしくは好きな複数の男性のうちの一人)である、と言っている場合、

という気がします。

よって、
「任意を意味するaと指示代名詞でもあるthatでは、意味の衝突が起きるということではないでしょうか。」
の部分にはそうとは言い切れない場合(上述)もあるような気がしますがいかがでしょうか?

以下「補足」に続きます。

お礼日時:2006/07/04 21:13

面白い質問なのでいろいろ調べてみましたがわかりませんでした。


回答はできませんが、関連した質問という意味で考えたことを書かせてください。

Charles is a strange character who dislikes parties.

意味を考えると、この文の本来の形は、

Charles, who dislikes parties, is a strange character.

なのではないかと思います。非限定用法であれば that はあまり使われないということがあり、2. の文に違和感があるのかもしれないと考えました。

この回答への補足

最初の質問で字数制限のため載せられなかった点を以下に補足します。

同書は次の(b)の組においても#1が正しい、さらに (c)、(d)の組においても#1が正しく、#2は疑問であるという趣旨で「?」を付しています。

(b)
1.  Smith is now a famous personality who is often interviewed on television.
2. *Smith is now a famous personality that is often interviewed on television.

(c)
1. Smith has a strange personality which repels many people.
2. ?Smith has a strange personality that repels many people.

(d)
1. Charles has a fine character which he inherits from his father.
2. ?Charles has a fine character that he inherits from his father.

補足日時:2006/07/02 11:52
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ただ、補足の(c)、(d)の組をご覧いただくと関係代名詞の先行詞はどうも直前の名詞であって、主語までは遡っては考えられていないように思えます。

もちろん、よくはわからないんですが。

お礼日時:2006/07/02 12:04

まず、ご質問の文法書の名前を教えていただけるとありがたいと思います。

著者と出版社も。

さて、googleで引いてみると、次のようになります。

"a character that" の検索結果 約 1,710,000 件
"a character who" の検索結果 約 1,570,000 件

つまり、実際に、どちらも良く使われていると言うことになります。

>1.  Charles is a strange character who dislikes parties.
2. *Charles is a strange character that dislikes parties.

多分、ある程度、その文法書の著者の気持ちを推し量ってみると、次の2点が問題として意識されているのかもしれません。

1.character は、ここでは、Charles その人の意味で使われているので、固有名詞を制限的に修飾することは出来ないので、制限用法の感覚があるthatはおかしいと感じる。
2.dislikes parties と、「パーティ一般が嫌いだ」という、ある程度普遍的な性質(つまり、そのときそのときの動作ではなくてと言う意味です)を述べているので、それが、that dislikes parties のようにつながると、いかにも本質的な修飾、つまり、関係代名詞の制限用法のような感覚が出てしまい避けたくなる。

と言うことかと感じました。

ただ、あまり自信はありません。

>この本はwh-系の関係代名詞とthat関係代名詞が別種のものであるということについて論を展開しているものの、上の組のそれぞれ#2がなぜ文法的に誤りといえるのかについて明確な理由を示していません。


とのことですが、thatとwh系の関係代名詞はその用法としては重なる部分が非常に大きいので、基本的な区別さえ理解しておけば、十分に使えると感じています。「(2) 次の組」 で挙げられていた例なら、ご質問者の方同様、自分も納得です。
何を、その著者の方は問題にされているのでしょうね?

この回答への補足

(1)
今日7月2日に、近くの図書館で出会った文法辞典が次のように書いてあることを知りました。
(荒木一雄編『英語正誤辞典』(研究社出版、1986年、pp.452-453))

「強勢のない不定冠詞を伴う不定名詞句はthatで導かれる関係詞節の先行詞にはなることができない」

として次の例を挙げています。

(f)
1. John is a man who Sally likes.
2.*John is a man that Sally likes.

そこには参考文献として、Berman, A. “Adjectives and adjective complement construction in English” (Diss., Harvard Univ., 1974) が挙がっていました。

先に挙げた(e)の組の解説とあわせて考えてみると(f)の1(つまりwh-関係詞)は
「何人もいる男性のなかで、サリーが気に入っている男性」という意味になるというように理解すべきなのかなあ、と今は思い始めています。

(2)
でも、なぜ(f)の2(つまりthat関係詞)はダメなのか、まだ十分には得心がいきません。
例えば、手元の他の文法書には上の(1)で引用したルール(?)に反する例文がいくつも見られます。例えば、

(g) He’s got a new car that goes like a bomb.
(M. Swan ”Practical English Usage” 3rd ed. p.485)

(h) This is a problem that occurs regularly.
(That is a problem which occurs regularly. の ”alternative with ‘that’”として挙げられており、関係詞thatは関係詞whichの代わりにinformal styleでは広く用いられると解説されています。 ← R. Carter & M. McCarthy著『ケンブリッジコーパス英文法』 p. 571)


引き続き皆さまのお知恵をお貸しください。

補足日時:2006/07/02 20:28
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

質問文としての制限字数内におさめるために出典や他の用例を削ってしまい、失礼いたしました。

出典は次のとおりです。

安井稔編『[例解]現代英文法事典』(大修館書店、1987年、pp.407-409)

ご回答いただいた2点についてはまだ十分消化できていませんので、もう少し考えさせてください。

お礼日時:2006/07/02 01:48

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