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英語の小説を、翻訳されている方にお聞きします。

英語の小説を読んでいると、日本の小説以上に、

sb. said.  (~が言った。)

というのが、出てくるような気がします。

日本の小説では、英語の小説でほど、「~が言った。」とは、
いちいち書かれていないような気がします。

だから、日本語に翻訳する時、すべて忠実に訳していたら、
くどいような印象を受けるのですが。。。

でも、翻訳は、やはり原著に忠実であるべきと考えて、
このような "sb. said." も、すべて、原著通り、訳すものなのでしょうか。

それとも、時々、省略してもいいのでしょうか。

教えてください。

A 回答 (1件)

>でも、翻訳は、やはり原著に忠実であるべきと考えて、


>このような "sb. said." も、すべて、原著通り、訳すものなのでしょうか。

まったく逆です。中高生の英訳は、どこをどう訳しているかを示す必要があるので「誰かが言った」というような「直訳」をしますが、「翻訳」はもっとかみ砕いて訳すものです。

小説のようなフィクションや娯楽なら尚のこと、意訳も交えて、「書いてある単語の意味」よりは「筆者が与えたい感動」をそのまま伝えることに重きを置きます。

ただ、「省略」というのともちょっと違うと思うのですが。要するに、英文和訳だとしたら、英語圏の読者が原文を読んだ時の感覚をそのまま、日本語圏の読者が味わえる訳文を作ることが大事なわけで、例えば、その登場人物がセリフとしてその言葉を言ったことが重要である場合もあるので、そのあたりは、原文をきちんと読み解いて訳す必要があります。

何であれ、すでに翻訳されている小説の原書と翻訳版を並べて比べてみればよくわかります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「翻訳」は、直訳ではなく、もっとかみ砕いて訳すもの...というのは、
分かるのですが、あまりにも意訳しすぎてもいけないように思うのです。

どの程度、自由に訳すかは、翻訳者の裁量なのでしょうけど、
やはり、原著あっての翻訳のような気もいたします。

何年か前、「赤と黒」の誤訳論争というのが、ありました。
新訳を絶賛する人もいる一方で、酷評する人もいて(「誤訳の博覧会」とまで、
言っていましたが。)
あれも、どこまでの意訳が許されるか、考え方の違いの論争のような
気もしました。
(もちろん、誤訳を指摘されてる百数箇所(?)の中には、本当の誤訳が
 あったかもしれませんが。)

ある人にとっては、許容範囲でも、別の人にとっては、「ここまで訳したら、
原著の意味から、離れてしまってるだろう。」と思うことなのかもしれないし。

でも、おっしゃられるように、できるだけ、たくさんの原著と翻訳を
比べてみることは大切ですよね。(さらに、自らも翻訳をしてみて。)

どこまでの意訳が許されるかは、ケース・バイ・ケースですし。
(ルールがあるわけではないし、ましてや、一言で、まとめられるものではないし。)

"sb. said." の訳出に関しても、日本語の文章にして、誰が話し手なのかわかるなら、
ある程度、会話ばかりが続いても、いいものなのでしょうね。

でも、翻訳って本当に、むずかし~い (>_<)

お礼日時:2011/04/23 19:30

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