現在30代後半で、中堅のソフトハウスでSEをしています。
このご時世ですので、いざ会社の倒産あるいはリストラされたときのための備えをしておこうと考えています。
この歳なので転職は難しいと思うので、独立ということを前提に考えています。
そこで「技術士情報工学部門」に注目したのですが、この資格持っていると受注に役に立つとかということがあるのでしょうか?(プロマネは取得済みです)
また、SEとは直接関係ないのですが、「弁理士」にも注目しています。ソフト関係の特許などは、SE経験があると活かされるものなのでしょうか?(弁理士は超難関と伺っていますが。ちなみに、弁理士の実務経験はありません。)
アドバイスよろしくお願いします。
No.1
- 回答日時:
行政書士はいかがですかね?
以前副業行政書士などというメルマガを読んだことがありますが、その方はSEとして勤務しながら行政書士業をされていましたね。
行政書士の知識があれば、独立開業等の際の法務知識として役に立つことでしょう。
ソフトウェアのプログラムをどこまで守るか次第ですが、プログラムソースの著作権登録などもあると思います。著作権は文化庁管轄ですので、弁理士の直接の業務ではなく、行政書士の業務だと思いますからね。
専門分野が一本ですと、独立では安定性が見いだせないこともあります。しかし、行政書士として許認可業務などをいくつか扱えるようにしておけば、行政書士だけでは厳しくとも、独立SEの収入を補えたりしますからね。
行政書士SEなどとして、士業などの個人事務所向けシステムを作ることもよいかもしれませんね。
ご回答ありがとうございます。
なかなか、面白いご提案ですね。
実は行政書士も考えたことがあります。
ですが、弁理士の資格があると、行政書士の登録もできるみたいです。
なのでそのためにも弁理士を取ってみたいなとも思って(迷って)いるのですが、どこかで修業を積まないと弁理士としても開業が難しいとなると、取る意味があまり無いですね。
(すみません。弁理士のことはよく知らずにこんなこと書いています。)
こんなこと書くと資格マニア風に見られてしまうと思いますが、私は社労士の合格者でもあるのでSEをやりながら、発注元(土木建設と同じ下請け体質の業界なので、おそらく発注元はソフト会社)の会社の労務相談や就業規則の改定などの相談に乗ったりとかそういうことも考えてます。でも、経営的なセンスがないとダメかも。
なにせ地方に住んでいるので、東京や大阪みたいに専門分野を深く掘り下げてというのが難しいところです。
No.2
- 回答日時:
まあ、どんな資格を取得しても、向こうから仕事が飛んでくる訳ではありません。
つまり、営業活動をすることが必要なのは理解していますか。
資格を取ることと、仕事を得ることは別問題だと思いますよ。
まあ、弁理士も、どこかの特許事務所に勤務経験があり、在職中に人脈を作ることなどの努力をしていないと、独立しても仕事は来ないでしょうね。
ご回答ありがとうございます。
>つまり、営業活動をすることが必要なのは理解していますか。
>資格を取ることと、仕事を得ることは別問題だと思いますよ。
私の説明不足でした。すみません。
営業活動が必要なのは、十分理解しています。
資格があれば、すぐに仕事が来るような甘い時代ではないということも知っているつもりです。
例えばですが、仕事をもらうにしても、必ず競合他社がいるものです。
受注競争に勝ち残るためにも、実務経験が問われるのは間違いないと思いますが、同じぐらいの技術レベルの会社が何社かあった場合、どこで差別化しますか?基本情報合格者しかいない会社VS技術士あるいは高度情報処理合格の技術者がいる会社、どちらを取りますか?
私が発注するなら後者を選びますが、現実はどんなんでしょうか。
あと、特定の資格(例えば技術士)を持っている人がいる会社でなければ入札資格や受注資格がないなんてことも(そうすると仕事が取りやすくなる)たまに聞きますが、これも現実はどんなんでしょうか。
弁理士については、恥ずかしながら実情をよく知っていません。
やはり特許事務所で修業を積まないと仕事ができないものなのでしょうか?
だとすると、特許事務所に転職って、35歳過ぎた未経験者では無理ですよね?
それとも、SE経験者を積極的に採用しているものなのでしょうか?
No.3
- 回答日時:
ANo.1です。
> 同じぐらいの技術レベルの会社が何社かあった場合、どこで差別化しますか?
それは、社会人としてマナーができる社員(担当者)がいるかとか、契約書の内容がしっかりしたものか、財務状況とかですけど。
> 基本情報合格者しかいない会社VS技術士あるいは高度情報処理合格の技術者がいる
> 会社、どちらを取りますか?
これも、資格で取得だけで比較するのは、ナンセンスだと思います。
いくら難関資格の取得者がいても、契約通りに契約を履行してくれるかは別問題なので。。
> 弁理士については、恥ずかしながら実情をよく知っていません。
> やはり特許事務所で修業を積まないと仕事ができないものなのでしょうか?
知的財産系は、そもそも業界が狭いので、ほとんど仕事も人から人への紹介です。
なので、仕事で失敗するとその噂は業界全体に広がるので、そこで終了です。
あとは、最難関と言われる資格ほど実務で必要な知識と資格を取得するための知識は大きくかけ離れているので、資格だけを取っても実務をこなすことは無理があると思います。
弁理士資格だと、現在では一次試験では「特許法、実用新案法、意匠法、商標法、工業所有権に関する条約(パリ条約、特許協力条約など)、著作権法、不正競争防止法」などの法律知識が必要となります。一次試験を合格しないと、二次試験を受験できるようになります。
なので、資格を取るにはどちらで言うと法律学の知識の方が必要ですが、実務は工学系の知識の方が必要になります。
ご回答ありがとうございます。
>それは、社会人としてマナーができる社員(担当者)がいるかとか、契約書の内容がしっかりしたも>のか、財務状況とかですけど。
いまいちよく分らないんですが、社会人としてマナーができているというのは当たり前の話で、差別化できるできない以前の問題かと。
それと、ソフト関係の仕事は、ユーザである顧客が要求仕様書を出してこういう仕事をして欲しいというのを提示して、仕事を取ろうとする人はそれに対する提案書を出して「こういうことができます」とアピールする、という流れになると思います。
なので、提案書の良し悪しで差別化を図るというのは分かるのですが、契約書というのは仕事の受注競争に勝ってからの話なのではないかと思います。
>これも、資格で取得だけで比較するのは、ナンセンスだと思います。
>いくら難関資格の取得者がいても、契約通りに契約を履行してくれるかは別問題なので。。
契約通りに履行してくれる会社かどうかというのは、仕事を受注する段階では分りませんよね?
ただし、大手などそれなりに名前の知られているとことはある程度安心かもと考えるのではないでしょうか。
個人事業者の場合はもともと信用はゼロですからこれをどうやってカバーするかです。
難関資格があるから信用できるとは限らない、というのはご尤もです。
しかし、技術士の場合は登録型ですから信用失墜になるようなことがあれば登録を抹消される(つまり技術士でなくなる)ことがあるので、せっかく苦労して取った資格をそのために水の泡にするようなバカな技術士っていますかね?
そういう意味では、無資格の所と比べたら発注する側としてはリスクは小さいのではないかと考えてしまうのですが、どうなんでしょう。
ところでkanstarさんは、弁理士の先生、もしくは特許事務所の職員の方でしょうか?
ソフト業界の経験もおありなのでしょうか?
そういう方からのアドバイスですと説得力を感じます。
私は基本的には会社を辞めたり転職するようなことは考えていません(ここで書いているのは、万が一リストラにあったりした場合の話です。今は、何が起こってもおかしくない時代ですから)。
なので、会社を辞めてまで資格取得に励むなんてことは考えていません。社労士は、普通に仕事しながらでも独学で金かけずに合格できましたが、弁理士ってそんなに甘くないみたいですね。取るまでのコスト、エネルギーと、取ってからのメリットと実現性というのを考えると、取る意味があるのかなと思ってしまいます。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
技術士を多く抱える職場に在籍している者です。
(私も、当然ながら技術士を取得しています。)
情報処理関連ですと、かつては第1種情報処理技術者がそれなりの評価を
受けていた記憶があります。2009年より応用情報技術者に変更になった
ようですが。
一方、情報処理分野に関連する技術士の部門はといいますと、情報工学
があり、専門とする事項としては、情報システム・データ工学、情報応用
などがあります。
技術士試験は、一次と二次に大別され、一次は大学卒業程度の知識が求め
られ、合格率は30~40%ほどです。
一次に合格すると、申請すれば技術士補の資格が得られますが、技術士を
受験するためには、一次の合格証があって、指導技術士の下で4年、あるいは
受験しようとする分野に関連した職種での実務経験が7年経ると、二次試験
の受験資格が得られます。
筆記と面接(口頭試問)の合格率は15%ほどですから、一次、二次を突破
した割合は、5~6%となります。
従いまして、たとえば1級建築士などよりは、かなり難関です。
二次合格者で、職場が当該合格部門に関連する場合は、技術士として登録可能
となります。つまり合格しただけでは、技術士資格は得られません。あくまで、
その資格を発揮できる場のあることが必要です。(あなたの場合は、おそらく
大丈夫でしょうが。)
国家資格である技術士は、古くは事務所を開業するために必要な資格とされて
きましたが、近年は資格保有者として、それぞれの企業(主として建設コン
サルタント会社)に籍を置く人がほとんどです。
技術士の部門にはいくつかあり、当該部門の技術士がいると、会社はその部門
の登録を行い、当該部門の業務受注ができることになります。
多くの企業では、代表者1名を定めて登録しています。
そのほかの技術士は、業務遂行の場面で発注者の信頼を得ることなどの面で
メリットがあります。
この業界では、資格を取得しただけでは業務のやってくるこることはなく、
通常は技術士としての業務実績が重視されているのが実態です。
また、最近、公共事業を受注するためには、技術提案書を作成して、審査を
受けて受注することとなっています。
提案書には当該業務を遂行する技術者リストと、それらの業務経歴を記述する
ことになっており、無資格者や低レベル資格保有者でスタッフ構成すると、
受注はほとんど望めそうもありません。
従って、技術士でスタッフを固め、かつ他社以上のインパクトのある技術提案書
を作成しなくては受注できないことになり、技術士資格を保有するだけでは、
意味がないことになります。
(大手企業では、技術者の半分以上は技術士を取得しています。しかし、地方の
企業には、技術士不在のところも多いと聞きます。)
技術士試験は、片手間では合格が難しいと思われ、しかも二次試験では、公共事業
などや専門的事項についての記述式問題のほか、業務上での経験論文も試験項目
に含まれていますので、所属学会などでの発表などを通じて自己研鑽を図る
必要があります。
ご回答、ありがとうございました。
たいへん、参考になりました。
ベストアンサーにさせていただきたいと思います。
会社に在籍していても、技術士持っているとをそれなりのメリットがあるんですね。
地方在住者ですと、なおさらですね。(地方とはいっても、東京から1~2時間のところですけど)
もちろん、実務を残すことがいちばん大事であることには、変わりはないでしょうけど。
上司が「資格を取れ(情報処理技術者試験)」と言ってる意味が少し分ったきがします。
よく考えてみようと思います。
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