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国内の高圧(6.6kV)発電機等の接地方式は、一般的に非接地(orリアクトル接地)とし
ている場合が多いとインターネットで
掲載がありました。
なぜ非接地が多いのか?非接地にすることでのメリット&デメリットをご教示頂けれ
ばと思います。参考サイト等ご存知でしたら、合わせて回答頂ければ助かります。
よろしくお願いします。

電気素人の考え大変恐縮ですが、
高圧機器で非接地だと、対地間電圧が高いことによって感電等の原因にならないか危惧しております。

A 回答 (2件)

日本の高圧配電線路は、ほとんどが非接地方式です。


その特徴は
・超高圧に比べて電圧の低い高圧(6.6kVなど)で、かつ亘長が短い場合に採用される。
・変圧器の結線を△結線にできる。
・したがって、高調波成分は、△結線内で循環し、外部に出ない。
・地絡の場合、接地していないので、インピーダンスは線路の対地間静電容量のみとなり、地絡電流が小さい。
・地絡電流が小さいため、地絡点でのアークが継続できず、間欠アークとなる。
などです。
しかし、全く接地していないわけではなく
・系統電位の動揺や乱れを防止する。
・比較的小さな地絡エネルギーで地絡事故を検出すれば設備破壊などの影響を抑えられるので、そのために小さな電流で保護継電器を動作させる。
などを目的に、接地形計器用変圧器(EVT)を介して接地しています。
これは保安のための系統中性点接地というより、むしろ計測のための高インピーダンス接地であり、電力系統的には仮想中性点と言えると思います。
中性点接地方式には、ご承知のように
・直接接地方式
・抵抗接地方式
・消弧リアクトル方式
などがあります。
このうち、直接接地方式には、次のような特徴があります。
・系統電位の動揺・乱れが起きにくい。
・地絡電流が大きく、継電器の動作は鋭敏となる反面、事故点の破壊が進みやすい。
・通信線への電磁誘導障害が起きやすい。
・アークが発生した場合は、継続し易い。
などです。
なお、消弧リアクトル接地方式は、電線路の対地静電容量で共振させた空隙(ギャップ)のある鉄心リアクトルで接地してあり、1線地絡点のアーク電流を共振により自動的に消滅させる方式です。
なお、電気は閉回路が構成されないと電流は流れません。
しかし、高圧機器で非接地の場合は、対地間の静電容量によっては、危険となる電流が流れることがあります。
一般の人が、高圧機器に触れることはまず無いと思いますが・・・。
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 わが国では、6600Vの電力系統は、非接地方式です。




 >高圧機器で非接地だと、対地間電圧が高いことによって感電等の原因にならないか危惧しております。

 これは全く逆で、家庭用の配線で感電事故が起こるのは、電柱のトランスで片方の電線が接地されているからです。
 感電事故は、家庭内配線-人間(または他の物)-大地-電柱の接地線-トランスという回路ができて、電流が流れるからです。
 接地をしていなければ、電線と大地間に電圧は発生しません。

 それではなぜ電柱のところで接地してあるかというと、高圧電流が家庭の配線に流れるという事故を防止するためです。

 6600V系統には保安装置があり漏電(地絡といいます)などの場合瞬時に送電は停止されます。

 非接地のメリット・デメリットなどについては、添付のサイトをご覧ください。

 wiki 中性点接地方式

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%80%A7% …

 日本電気技術者協会 中性点接地方式

 http://www.jeea.or.jp/course/contents/04102/
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