牛、豚、鶏、どれか一つ食べられなくなるとしたら?

昨年、建築物(防火設備)の定期検査を致しましたが検査結果報告書に防火扉の運動エネルギーが10J(ジュール)を超えているという指摘がありましたが10Jとは、何を表しているのか?また、10Jを超えた場合どのような支障(弊害)があるのか、だれか分かり易く説明をお願いいたします。(検査を実施した業者に尋ねましたが専門的な言葉が多くて理解できませんでした。)

A 回答 (2件)

根拠法令は建築基準法施行令第112条(防火区画)です。


以下に(かなりw)抜粋。

第112条第19項
防火区画に用いる戸は、それぞれに定める構造のものとしなければならない。
第1号
区画に用いる特定防火設備又は次に掲げる要件を満たすものとする
ニ 常時閉鎖していないものは、火災により煙が発生した場合又は火災により温度が急激に上昇した場合のいずれかの場合に、自動的に閉鎖又は作動をするものであること。

>10Jを超えた場合どのような支障(弊害)があるのか

ここで、火災の火炎の勢いには抵抗するけど、人間が避難する、閉鎖した扉から脱出できる(パニック時に手で開けて抜けられる)レベルでないといけない。
ここが機能しないと重たい鉄製の防火扉が一瞬で
「バン!」
とギロチンのように閉まるわけで、挟まれたりで危なくて逃げられない。
閉まった扉も重くて開けられない。
ゆっくりと作動させるんです。

防火設備で定期報告時に確認するのは、防火戸の検査項目の中に
「閉鎖作動時の運動エネルギーが10J以下であること」
があるから。

確認する方法としては検査機器で実測するのと防火戸の重量と閉鎖速度から計算で求める2通りがあります。
質問者さんの管理物件の場合はこれを超えていたので(おそらく速度超過)扉が閉まるエネルギーが大きい=閉まる速さが速すぎた。
ジュール量についてはアプリで計算していると思う。
法律でこの単位を使っているわけで、あまりこの単位そのものにこだわる必要はないと思う。
定期点検の報告で、建物がどのような状態なのか、どこをどう是正すればいいのか、にご理解を。
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J(ジュール)はエネルギーの単位で、1Jは1Wの電力を1秒間使ったときのエネルギーでもあります。



なので、10Jだと、10Wの電力を1秒間(または1Wの電力を10秒間)使ったときのエネルギーということになります。

成人男性が出せるエネルギーは、めいっぱい頑張って100Wです(ただし短時間です)。成人女性がふつうに出せるエネルギーは10Wくらいでしょうから、10Jならふつうの成人女性が1秒で防火扉を閉められるパワーだということになります。

10Jを超えるほど防火扉を閉めるのにより屈強な男が必要になったり、女性なら1秒ではなくてもっと時間がかかることになります。
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この回答へのお礼

わかりやすい説明をいただきありがとうございました。

お礼日時:2021/04/05 06:32

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