初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

学部生が書いた卒論から不正(剽窃・改ざん等)が卒業後に見つかった場合、当該学生の学士号は取り消されることはあるのでしょうか?
修士や博士での学位取り消しは事例がありますが、学士での事例は見つからなかったので、ふと気になりました。

A 回答 (5件)

制度上は、その卒論の単位取り消しで卒業資格を満たさないので剥奪、改ざんや盗用にかんしては学内規定に従って処分、ということは可能でしょう。



ただし、博士号が一般的に原著論文による査読ありの審査を経た正式な成果に基づくものであるのに対して、学部や修士レベルの学位ってのは課程単位をクリアしたら普通はとれるものなのでわざわざ遡って取り消すほど暇じゃないってだけです。

実際、学位論文がリトラクトになった場合等であっても、学位を取り消すためには教授会や調査委員会などの正式な合議が必要だし、その取り消すプロセスだって学位取得者の異議の場面なども必要ですからそれなりに労力が伴います。よって、単にその辺で言われてる程度の疑惑だったら何年も前の話を遡って取り消す行動に移すのすらめんどくさくてスルーされることもよくあります。ただ、最近はきびしくなってるので、近いうちに取得する人に限ってはそういう盗用などの観点でもルールが厳しく定められてる傾向にはあるでしょう。第一、その場合こまるのはその学生の指導教官であって、学生だけでなくて場合によっては指導教官自体の責任だって問われることになります。

学部、修士レベルの話であれば、そもそも査読審査があって広く公開されてるものを対外的に出さないと卒業単位を満たさないってこと自体がないので、仮に学部生が出版した論文が後からリトラクトされても直接的には卒業基準には接触しません。結局、学内規定での不正の扱いでしかなくて、遡って個人の人生に影響を与えるならばその調査の中立性などもかかわってくるので、誰が得なのか?みたいな議論になるだけです。結局大学教員もひまじゃないのでそんな優先度の低いことに時間を割いてまで内部の不正を咎めたりする暇はないです。
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あるよ。


いかなる行為も「遡って処分」の可能性を秘めている。

もっとも学位の場合は、同じことだけど「学位取消」というより「卒業取消」の方がインパクト強いだろうね。
だから「学位」の方が印象に残らない。
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博士号の取消は時折ありますが、学士号については聞いたことがありません。



理屈上は何であれ不正が判明すれば単位が取り消されるので卒業も取り消されて然るべきですが。

博士がそれ以外と違うのは、学位論文は1923年以降すべて国会図書館に所蔵され誰でも見られる、2013年からはネット公開が義務化されさらに見やすくなっている点です。

対して学部生の卒論は、あえて公表している一部の大学を除き、一般には学外の人の目に触れないところにあります。加えて、もともと質が低い。いや、素晴らしいものもありますが、かなり酷いものでも通ってしまっているので、改ざんをいちいち疑う価値もありません。出てきたデータをいじるのが改ざんですが、最初からいい加減なやり方で実験して出したデータは何と呼ぶか、という話です。

学生の実習レポートに毛の生えた用なものと言ったら言いすぎかもしれませんが。「卒論生が出したデータは信用できぬ」と、大学教員が愚痴ってるのをよく耳にします。
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可能性としてはある.



現実として生じるかどうかはしらん.
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事例は聞いたことないですね。


ないんじゃないかな。
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