No.11ベストアンサー
- 回答日時:
「成立していますか」という質問なら「成立はしています」という回答になります。
ただ……自然な日本語かというと、疑問を感じます。
まず「私太郎」が固有名詞という話は除外します。固有名詞なら自然な日本語でしょう(あまり見ませんが)。
あと、No.10の方のコメントにある〈ネットでは「一人称+名前にありがちで性別が決まるような言葉」で「その性別である自分」を表わす仮名として使う〉のは見たことがないので、パスします。
さて、まず問題になるのは「私」の読み方です。
昔は常用漢字音訓表には「わたくし」しかなかったのですが、いまは「わたし」もアリです。
どちらで読むかによってけっこうニュアンスがかわる気がします。この場合は「申します」なので、丁寧度の高い「わたくし」のほうが合う気がします。「私太郎という名前です」ならどちらもアリかもしれません。
あとは話し言葉か書き言葉か、という問題もあります。
ここからが本題です。
これは「助詞の省略」(あるいは「無助詞」)の話だと思います。
「助詞の省略」(無助詞)でネット検索すると、本格的な論文などもヒットします。
【”助詞の省略” 論文】約 3,900 件
https://www.google.com/search?q=%E2%80%9D%E5%8A% …
【”無助詞” 論文】約 5,060 件
https://www.google.com/search?q=%E2%80%9D%E7%84% …
このテの論文は一般人が読んでもよくわからないと思います。当方もわかりません。
何年か前に下記のようなエントリーを書きました。このときに読んだ論文はわかりやすかったのですが、いまはリンクが切れているようです(さっき見たら復活していた。ニ『無助詞文の分類と段階性 - 早稲田大学リポジトリ』。リンクが張れない。)。
【学者の言葉〈1〉──無助詞文あるいは助詞の省略 〜〈3〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12515390970.html
長い話ですが、ポイントになるのは下記の部分かと。
===========引用開始
●「無助詞文」になりやすいのは話し言葉である。
これは大前提で、論文の冒頭に書いてある。ただ、文字で書かれている小説のセリフは話し言葉か書き言葉か、と厳密に考えると泥沼にはまる可能性が高いのでスルーする(個人的には話し言葉だと思う)。
●「呼びかけ」(「注意喚起」と考えるほうがいいらしい)は「無助詞」になりやすい。
●「目上の人」に対しては「無助詞文」になりにくい。
同じ内容でも、「親しい同格以下の人に話す場合」は「無助詞文」になることがある。言葉づかいがラフになればなるほど、その傾向が強くなる。相手が子供だと、「無助詞文」だらけになることもある。
●「省略」(もしくは「無助詞」)が「省略」(もしくは「無助詞」)を呼ぶ傾向がある。
●「聞き手の情報を求める文」と言うか、要するに疑問文だと「無助詞文」になる傾向が強い。
こういうことをどこかに書いてあるのかな。
===========引用終了
あとは、話し言葉の場合は助詞を省略した場合、少し間をおく傾向があります。
書き言葉ならば、読点を打つことが多いでしょう。
話し言葉で助詞を省略するのは、比較的ラフな場面です。
改まった会話では、省略することはあまりありません。
原文が「わたくし太郎と申します」だとすると、「わたくし」「申します」を使った言葉で、助詞を省略するのはやや不自然では。
常識的には「わたくしは太郎と申します」でしょう。
特殊な文脈を用意すれば「わたくしも太郎と申します」もアリですかね。
助詞を省略するのなら、「わたくし 太郎と申します」と間をおきたいところです。書き言葉なら、省略せずに助詞を使うほうが自然でしょう。もしくは、省略するなら読点を打つべきです。
早速のご回答ありがとうございます、
今までの情報の総括を、簡明にしていただきました。
<「無助詞文」になりやすいのは話し言葉である>ですね。
*
*
私の愚考です。
古代、日本語ができた際には、格助詞は無かったと思います。
現在口語はで「私は朝パンを食べた」とは言わず「朝パン食べた」とだけしか言いませんね。
中国語が入ってきてやむなく格助詞を使い始めてきたと思います。
したがって、現代の口語では、先祖帰りのように格助詞がなくても、特に不自然とは思わないのでしょう。
ご退屈さまでした。
No.10
- 回答日時:
文法では成立しているが、解釈が複数ある。
○I am Taro. の意味なら、「私」が「I」だとわかるようにする方がよい
「私、太郎と申します」と読点や空白を入れて分ける。
「私は太郎と申します」と助詞を入れる。
○「私太郎」が1まとまりならこのままでよい。
ネットでは「一人称+名前にありがちで性別が決まるような言葉」で「その性別である自分」を表わす仮名として使うことがある。
例) 私子 (「私」+女性名にありがちな「子」)、俺男(「俺」+男性名にありがちな「男」)
早速のご回答ありがとうございます
<文法では成立しているが、解釈が複数ある。>ですね。
<ネットでは「一人称+名前にありがちで性別が決まるような言葉」で「その性別である自分」を表わす仮名として使うことがある。>のですか。将来定着するのか見ものですね。
No.9
- 回答日時:
あなたは日本語としてどうですか、と問いながら、中国語の話を持ち出しており、支離滅裂です。
1.回答は何?
*
*
2.日本語だけの狭い視野でなく、中国などの広い見方を利用してもらいたい。あなたはどうせ関心がないだろうが。
No.6
- 回答日時:
日本語の口語では、いろいろな「省略」が行われます。
従って、正しい文章としては成立しませんが、口語としては成立します。
お示しのものは、「文章」としては成立しませんが、口語では助詞の「は」を省略して使います。
文章では「私は、太郎と申します」。
口語では、助詞の「は」を省略し、そこに一瞬の「間」を置くことで
「私、太郎と申します」
と言えば意味は通じます。
レストランで、やって来た家族が
父親「何食べる?」(「何を食べる?」の「を」を省略)
男の子「ぼくはラーメンだ」(正確には「ぼくが食べたいものはラーメンだ」もしくは「ぼくはラーメンを食べたい」)
女の子「あたし、ハンバーグ」(全く文章にはなっていない)
という会話も成立します。
これを聞いた外国人には、男の子の顔が「丼に入ったラーメン」に見えたかもしれません。
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