準・究極の選択

配線図を見ると、トランスの中性点から、接地線が「アース」がとられていますが、中性点とアースは、同じなのでしょうか?中性点から、アースをとっても、同じなのでしょうか?地中から、トランスに電流を逃がすのと、直接中性点に逃がすのと、違いは、?あるのでしょうか?

A 回答 (6件)

中性点とアースは、同じなのでしょうか?


@どちらも大地に接地極を埋設しているのですが目的は全く違います。変圧器内で高圧と低圧が混食すれば電灯やコンセントの100V回路に6,600Vの高電圧が印加されて大変危険です。B種アース(トランスの中性点のアース)があれば高圧側(変電所等)でその電流を感知して地絡継電器が動作し高電圧を遮断できます。
中性点から、アースをとっても同じなのでしょうか?地中から、トランスに電流を逃がすのと、直接中性点に逃がすのと、違いは、?あるのでしょうか?
@中性点にアースを接続しては絶対ダメです。もし接続すれば電源線から負荷を通じて中性線に流れる電流(負荷電流)がアースを接続したところから分流して漏電電流になります。当然漏電ブレーカーはトリップします。
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こんにちはぁ


分かる範囲で回答しますー
まず、アースについてですが、電気設備技術基準で電気工作物の接地工事は以下4種類
・A種 高圧以上の機器接地
・B種 高圧以上の電路を変圧する変圧器の混触防止用接地
・C種 300Vを超える低圧の機器接地
・D種 C種以外の低圧の機器接地

今回のご質問で、トランスの中性点接地ですと一般的には、
3相200V,単三 → 1相直接接地
400V Y結線 → 中性点接地
400V Δ結線 → 電路非接地で混触防止板で接地
です。(あくまで一般的にですよぉ)

それで、本題ですが

>中性点とアースは、同じなのでしょうか?

中性点とアースは一緒ではありません。

>中性点から、アースをとっても、同じなのでしょうか?

前述の通り一般的には、中性点を混触防止用として接地します。

>地中から、トランスに電流を逃がすのと、直接中性点に逃がすのと、違いは、?あるのでしょうか

これから見ると、すこーし勘違いがあるかと・・・
変圧器二次接地には、混触防止の他に確実にELBの動作させるという目的もあります。
例えば、200Vの機器側で絶縁が悪くなった場合、漏洩電流は、
200V電源片相(R相)→ELB→機器→絶縁抵抗→D種接地線→D種接地極→B種接地極→200V電源片相(S相)
となりますので、漏洩電流はELBの1相分しか通ら無い為、検出されますよね。

ちなみに、
>D種とB種、または、その他と一緒に混用すれば、どんな事態が予想されますか?教えてください。

私の会社でも、A~D種までを一つの接地極で賄っているとこもありますが(^^;
漏洩電流が接地線を介した場合、キュービクル側で短絡されることになりますので電流が大きくなります。
ほぼ短絡電流に近い。
漏洩電流が機器から直接大地に流れた場合は一つだけ接地極を通りますのである程度制限されます。

ちょっと、図面無く言葉だけなのでわかりづらいかもしてません(泪)もしそうなら、個別に書けるだけ図を書いて解説します。

ちなみに。。。
No4様の最後の方...
混触してもD種接地があれば感電しない・・・は、違います。
D種では、電路との間に絶縁抵抗がありますので必ずしも混触防止しきれません。
混触防止は、B種のみでしかできません・・・
もし、下記違いならごめんなさい(^^;
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家電屋です、実は私も以前貴方のような疑問を感じ試しにIHクッキングヒーターのアース端子を中性線に接続してみました。



数日間は何の問題も無かったのですが週に一度位の頻度で分電盤内のELBが切れます。メガーでIHの絶縁チェックをしてみましたが異常有りませんでした。

今でも理由は分からないのですが別に正規のアース工事をしましたらそれ以来1年以上全く切れません。以前その理由が知りたくて教えて!gooで質問してみたのですが納得出来るものがありませんでした。

IH加熱コイルと筐体との間の電磁誘導、AC200V左右入力側と筐体の電気的なバランス、パルス性のノイズ、などが微妙に関連してELB内のバランスを崩したのかもしれません。例えば抵抗負荷などの場合には電磁誘導やパルス性のノイズなどの影響は殆んど無いでしょうけどやはり同じように切れるでしょうか?切れない可能性があります。

回答ではなくて申し訳有りませんが私もその違いが良く分かりません、どなたか分かる方いらっしゃいますか?


以上は全てが正常に働いている時の話しです。
ところが

>地中から、トランスに電流を逃がすのと、直接中性点に逃がすのと、違いは、?あるのでしょうか?

機器のアースはその筐体の電位を大地と同じに保つ事で感電やノイズの発生を防ぐのが主な目的でトランスの中性線と接続する事が目的ではありません。

仮に中性線に接続した場合柱上トランスのアースが不完全だったとするとその機器は大地に対して不安定な電位になりNo.3の方がおっしゃっていますがトランスの絶縁劣化による一次側の高電圧が襲ってくる危険性があります。

そのような場合でも機器本体をD種接地しておけば感電は防げるというわけです。
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中性点をアースする目的は、この接地線に流れる微弱な電流を検知することで地絡事故などの被害を軽減するためではありません。


電柱に揚がっている変圧器の中性点は、1本の電線で地面につながっているだけで、微弱電流を検知するセンサー類は一切ありません。

中性点をアースする目的は、「高低圧混触」といって、万が一低圧側に高圧が混入したとき、低圧側の電線を大地と同じ電位に、つまりゼロボルトにするためです。
これを「接地式電路」といいます。

>配線図を見ると、トランスの中性点から、接地線が「アース」がとられて…

配線図を見られるからには、少々は電気の知識がある方かと思いますが、接地の種別が違うように書かれているでしょう。
中性点の接地は「B種接地」、機器の接地は「D種接地」です。
古い図面ならそれぞれ「第2種接地」、「第3種接地」と書いてあるかも知れません。

機器の接地「D種接地」は、機器が漏電したとき、機器の外箱などに、ビリビリと来ないようにするため。
電路の接地「B種接地」は、変圧器が故障したとき、低圧側に高圧が侵入しないようにするため。

目的が違うので混用してはいけません。

この回答への補足

お答えありがとうございます。
混用は、しては、いけないと、ありますが、
D種とB種、または、その他と一緒に混用すれば、どんな事態が予想されますか?教えてください。

補足日時:2006/09/13 22:30
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1番さんの通りでいいと思います。



なので、安全のため、シャーシを接地しますが、
これは、直接、接地しなければいけません。

3相もそうですが、単相も同じです。

100Vのコンセントで考えると、
1本は、ライン。もう1本は、中性点で、接地してますが、

だからといって、「アース」の代用はしません。

「アース」は、直接、「接地」した、ラインとは、別のものを使います。

この回答への補足

返答ありがとうございます。最後のアースは、接地したラインの別のもの、とありますが、その理由を教えてください。配線図を見ると、同じ用に思うのですが?

補足日時:2006/09/13 16:21
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まずいえることは、中性点=アースではありません。


中性点は必ずしもアース(接地)されているものではありません。
言葉としては「中性点をアース(接地)する」という使い方が正しいのではないでしょうか。
中性点からの接地線には正常であればほとんど電流はながれていません。中性点をアースする目的は、この接地線に流れる微弱な電流を検知することで地絡事故などの被害を軽減するためです。
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