ギリギリ行けるお一人様のライン

Nowhere else in China more than in Beijing is the generation gap more visible.

訳は「中国では北京ほど世代間のギャップが顕著な場所はない」という感じでしょうか。

Nowhereなどの否定語が出てきた際に、主語the generation gapと動詞isが倒置されるというルールは理解しています。

もともとの文章は、
The generation gap is more visible in Beijing than anywhere else in China.
になるかと思われますが、nowhereを使うことにより倒置が起こるのであれば、

Nowhere else in China is the generation gap more visible than in Beijing .
で十分な気がするのですが、なぜthan in Beijingをあえて前に持ってきて、

Nowhere else in China more than in Beijing is the generation gap more visible.
という文章にしているのか理解ができません。文法的な説明ができる方がいらっしゃったら是非おしえてください。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

はじめまして。



ご質問文:
<Nowhere else in China more than in Beijing is the generation gap more visible.>

これは、誤写ではありませんか?おっしゃる通り不自然な英文です。理由は

(1)このelseは「以外に」という意味の副詞で、「何もない」という動詞句を修飾しています。つまり、No~else than=No~other than「~以外の何も(誰も/どこも)~ない」という慣用句になります。

(2)No~else~more thanという表現は、ここでは誤法です。

(3)正しくは
Nowhere else in China than in Beijing is the generation gap more visible.
となるはずです。

(4)ご質問文には
<もともとの文章は、
The generation gap is more visible in Beijing than anywhere else in China.
になるかと思われますが、>

とあります。この倒置の起こらない文でも、moreはvisibleについてだけ、1つ使われているのみです。この文に2つ目のmoreは入るところがありません。

(5)従って、この英文は誤写・誤植であると思われます。


以下ご質問への解説は、moreを省いて正しい英文に直した形で行います。


ご質問:
<なぜthan in Beijingをあえて前に持ってきて、
Nowhere else in China than in Beijing is the generation gap more visible.
という文章にしているのか>

それはこの文では、Nowhere else in China than in Beijing全体で、場所を表す副詞句になっているからです。

(1)ここで起こっている倒置は、強調のためです。

(2)この文で強調されているのは、(直訳)「中国で北京以外どこにも(~ない)」という、場所を表す副詞句です。

(3)倒置を元に戻した英文で確認すると、
The generation gap is more visible in Beijing than anywhere else in China.
で、副詞句はin Beijing than anywhere else in Chinaになっています。

この副詞句の否定形、Nowhere else in China than in Beijingを強調したため、副詞句全体が前置されているわけです。


以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。上記の例文は現在勉強している学校のテキストからのものです。テキストの誤植の可能性もありますが、ネイティブスピーカーの先生もそのまま読んで何も指摘しませんでした。moreが二度も出てくる文章で非常に不自然で気持ち悪いですが、ネイティブでも読み飛ばしてしまうこともあると思います。Nowhere else in China than in Beijingの部分については納得できました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/07/21 11:14

#1です。

わたしもmoreがだぶっているのに気がつきませんでした。
文章の正確さよりも文が言いたいことを先に読み取ってしまったので、ネイティブもmoreのケアレスミスには気がつかなかったのかもしれませんね。
私は一瞥したら、あまり見返さないという悪いくせで気がつきませんでした。すいません。

倒置の強調(その制限,否定する)がかかる部分については、説明したとおりです。
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この回答へのお礼

実は別のネイティブに確認したところ、moreが二度出てくる表現で間違いはないということでした。なぜかという文法的な説明までは分かりませんでしたが、「とにかくこれで合ってる」と言ってます。私の場合は今の時点では文章が読めれば十分なので、これより先の追求をあきらめました。文法や語彙力のレベルがまだまだ細かいことまで突き詰めるほどまでに到達してませんので。
回答を締め切った後でも、親切にご回答いただきまして本当にありがとうございます。

お礼日時:2007/07/23 17:10

私も“Nowhere else in China is the generation gap more visible than in Beijing.”で十分だし、この方がずっと自然だと思います。



#2の方のおっしゃるように、ご質問の文章は、moreがダブっているので、文法的には少し怪しいと思います。

moreがダブっていないとしても、“nowhere else (in~)”の後すぐに“than in ~”と続ける言い方は、あまり普通ではないと思います。
同じような言い方を少しぐぐって見ましたけれど、どれも“Nowhere else ... is AA more BB than in ...”という順番のものばかりで、“Nowhere else ... than ... is AA more BB”の例は、すぐには見つかりませんでした。

http://www.google.com/search?hl=ja&q=%22Nowhere+ …
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%22Nowhere+ …
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%22Nowhere+ …
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この回答へのお礼

あまり普通ではないのですね。こんな使い方もあるんだーというくらいにしておいて十分ですね、私のレベルでは。
本当に本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/07/21 16:53

倒置のとき、平常文が疑問文になるときと同じように、語順の逆転がおきます。

おきますというか、おこすから倒置なのですが、その文ではisを中心に逆転させます。
ただ倒置は疑問文ではないので、最後に述べる結論のようなものは最後にきます。

その文では、the generation gap がmore visibleであることをいわんとしています。
Nowhereのような制限,否定が先頭にくる倒置は、その制限,否定する対象が原文と同じでなくてはなりません。

最後に書かれた文は、似たくさい文でしかありません(つまり倒置文の本来のにおいがしない)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
「倒置文の本来のにおいがしない」という表現、絶妙ですね。すごーくすっきりしました。もともと何を強調したいのかということですもんね。
本当に助かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/21 11:25

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