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こんにちは。
現在高2で興味がある職種について教えていただきたいことがあります。

○臨床検査技師と薬剤師では給料に差がでますか?

○それぞれのメリット・デメリットは?
↑例:定年がない、専門の人材が少ないので就職には困らない、など・・。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 tyutyu23さん こんばんは



 大学は修士を修了し、今は薬局を経営している薬剤師です。

 給料について
 臨床検査技師と薬剤師の給料比べるのは難しい点もありますけど、まずどちらも病院に務めた場合で比べてみますね。昔から病院では医師・看護師・各種技師・薬剤師と言う序列が有り、その序列に従った給料を支払っています。ですから新卒者で比べると一番給料が安いのが薬剤師と言う事が出来ます。ただし私が大学を卒業した15年位前と比べても、薬剤師の仕事は病院内の薬局での調剤や病院内の医薬品の管理と言う仕事以外に入院患者のベットサイドまで行って色々な仕事をする様になった関係で、新卒者でも臨床検査技師と同等な給料を得ている様です。
 薬剤師の場合は、仕事は病院で薬剤師として働くばかりではないんです。たとえば町場の薬局で働いている薬剤師もいれば、私みたいに薬局を経営している薬剤師もいれば、製薬会社で研究者としてまたは医薬品のセールスマンと呼ばれているMRさんとして働いている方もいます。変わったところでは役所に努めて医薬行政に携わっている薬剤師や麻薬Gメンと称して麻薬管理(麻薬捜査等)をしている薬剤師・川や湖等の水質検査している薬剤師、警察の科学捜査研究所に務めて科学捜査をしている薬剤師等色々な仕事で薬剤師は活躍しています。ですから臨床検査技師と違って資格を生かした職業は多いんです。そしてその仕事によって給料は様々です。ですから一概に臨床検査技師と薬剤師の給料を比べる事は難しいです。

 メリット・デメリット
 資格を生かして働くとなれば臨床検査技師の場合は、病院で血液や尿の検査をする部署で働らくか、街場のクリニックの先生方から請け負った血液や尿等を検査する会社で働くのが一般的です。いずれにしてもどこかに勤めて働くわけですから、その会社の会社規定に則った定年は有ります。それは勤め人として病院や検査会社で働くわけですから、一般のサラリーマンとなんら変わりません。それが言ってしまえばメリットでもありでメリットでもあります。メリットは私たち薬局経営者にはない定年したら退職金を受け取る事が出来る事です。しかし定年となったら幾ら体力や気力的に働けるレベルに合っても強制的に退職しないとならない事がデメリットです。今は定年後でも役所のシルバーセンター等で年齢や体力に合った色々な仕事を斡旋して頂けますから、あまり気にしなくても良いでしょうけど・・・・。
 薬剤師の場合は、薬局を開局してしまえば定年なんてありませんから極端な話をすれば死を迎える時まで薬剤師として働く事は可能です。どこかにお勤めするとなると一般のサラリーマンと同じですから、定年は有ります。ただし私が所属している地元の薬剤師会の会営薬局の場合では、製薬会社等で定年退職された方(年齢78歳の方)が薬剤師として調剤業務をしていますから、上手に仕事を探す事が出来れば資格を生かして働けるのは薬剤師の方が長いのかもしれませんね。
 それ以外の違いは学生時代の学ぶ内容です。臨床検査技師になる為に学ぶ内容は、臨床検査技師として働くために必要な知識を学ぶわけです。ですからある意味専門的な事しか学ばないと言っても良いですね。薬剤師の場合は、薬剤師として働くために必要な「薬学」と言う学問を学びます。ですから臨床検査技師と同様で専門的な事を学ぶのですが、「薬学」と言う学問が色々な学問の寄せ合わせみたいな学問で色々な事を広く浅く学ぶ学問ですから、一般の方では想像もつかない内容も学びます。例えば薬学の1分野の薬用植物学を研究されている教授の中には、植物の飼育を専門にされている方もいます。私が修士時代の専門は有機合成化学ですから、言ってしまえばマンガに出てくる博士が試験管を振って色々な化合物を合成するあの世界です。この様に単に「薬学」と言っても研究の世界では色々な事を研究しているので、学部の学生レベルでも色々な事を広く浅く学ぶのが学びます。したがって結果的に就職出来る先は幅広いんです。これが給料の所で説明した就職先となります。これが薬剤師の一番のメリットだと思います。私の例で言えば、大学4年生の時に消防局の化学職(火事が起こった後で、火事が起こった理由を調べる職種)を受けました。結果は一般教養の勉強不足で落ちましたけど・・・・。こう言う職種にも就こうと思えば就けるのが薬剤師なんです。
 デメリットとしては、病院に勤めた場合給料の所で説明した通り患者のベットサイドに行って色々な仕事をしなければならなくなった関係で私たちが学部学生だった頃より最低限学ばないとならない知識量が増えた関係で6年間大学に通わないと国家試験を受けられなくなった事ですね。これが最大のデメリットかもしれません。臨床検査技師の場合は、確か専門学校に通えば2年間で資格取得試験を受けられたと思います。この差をどう考えるかは、tyutyu23さん次第です。間違えなく言える事は、なる為の学費は薬剤師の方が高いです。

 以上取り留めない事を記載しましたが、何かの参考になれば幸いです。
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 この2者の一般的なイメージとして、化学的分析を行う、さまざまな試薬や薬品を扱う、微生物や病気の知識が豊富であるなどを私は思いつきますが、貴方はどうでしょうか?



 臨床検査技師:医師の依頼(命令)のもとに血液検査、尿検査、心電図検査、微生物学検査など多岐にわたる業務を行っている。これらの検査は元来、医師が行っていたものであるが、近代に分業化が進んだために生まれた医療技術者の一員。就職先は病院や臨床検査センターがほとんどですが、病院規模の抑制と分析機器の自動化などにより、求人は退職者の補充に止まってるため、免許を取得しても希望地域で就職できない場合もある。養成機関は3年制専修学校~4年制大学。

 薬剤師:医薬分業により、医師はくすりの処方、薬剤師はくすりの調剤に分離している。ただし、薬剤師が薬の銘柄や量を決めるわけではなく、医師が処方箋に記載した薬品名、数量のとおりに患者に渡している。外来患者や病棟患者に薬の副作用の指導など、薬学的側面から処方の提案や監査を行うようになったことに対応するため、他の先進国並に薬学部の6年制大学化が3年前より導入された。薬剤師の就職先は一般に病院や製薬会社などであったが、医療費増大と薬剤の過剰な処方を防ぐためや、かかりつけ薬局制度の推進などにより、院外処方(町内の薬局で薬を受け取る)制度の推進されたため、町内の薬局で薬剤師の求人が急増している。そのため薬学部を新設する大学が相次ぎ年間で千人以上増加しているため、今後は薬剤師の余剰人員が増加することが懸念されている。ただし、病院では医師の指示のもとに業務を行いながらも、他の医療資格者と異なり、業務の場が医療機関だけに限定されておらず、医薬品に関する開発、製造、流通、販売までほぼすべての分野で薬剤師免許が活用できる。病院定年後であってもドラッグストアに勤めたり、自分の薬局を開業することもできる。

 臨床検査技師と薬剤師はその制度や身分は大きく異なっているので、充分に検討して進路を決めてください。
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