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来年大学受験を控えているものです。日本国内外の大学でパラグラフライティングのアカデミックな訓練をされた方に質問なのですが、大学入試の際にその知識があればもっと楽に英文が読めたのに・・・と思われますか?というのも実は先日ある予備校で日本文と英文の構成の仕方の違いについて学んだのですが、もしかすると筆者の思考回路を多少なりとも知っていた方が英文を読みやすくなるのでは?と思い質問させていただきました。

A 回答 (1件)

>大学入試の際にその知識があればもっと楽に英文が読めたのに・・・と思われますか?



思います(というか私は受験というものをしたことがないのですが)
ま、自分でparagraphを書けるようになれば、次に何が来るだろうことは予測できるので読みやすくはなると思います
ただ、writingに慣れるには非常に時間がかかるので、paragraphや全体がどういう構成になって書かれているかを理解しておけば読みやすいと思います

paragraph writingは、図で示したりすれば「ふーん、そんなものか」という程度の反応になると思います
でも、いざ自分で書いて見ると、1paragraphをすぐには書けないと思います
1paragraphで、"読む人"にその情報がいかに理解されるかを考えながらparagraphを構成するので以外と大変です
このparagraph単位の構成を作れないと、essayなどは書けません

writingを別にして
学術論文などのparagraphは大体次のように構成されています
〇Topic sentense (もしくはmain idea)
〇topicをsupportする理由や説明のsentenses (1~3ぐらい)<Firstly, Secondly, Finallyなどの表現は、この部分の頭出しです>
●前段の理由や説明"ごとに"、具体的な例(たとえ話でもいいです)
●「でもこういうこともある」のようにcontrastやcomparisonを行って、別の側面などの情報を付加させます(これをしないと、筆者の知識が偏っているという判断がされるので、「いやいや、こういうことは知っているんだけど、私は違う意見を持っている」などのように論理展開させます)
〇そして最後に、Thereforeとかでconclusion(結論)を持ってきます
(よく、「英語は最初に結論が来る」と言う人が多いですが、それはmain ideaのことであって、結論は最後に来ます つまり、最初に話すのは「これから話すことはこういうことです」というのを事前に提供するということ)

この流れは、essayやthesisの全体の構成と大体同じです 
違うとすれば、全体には"introduction"という、これから書くことを予想させる非常に重要なpartがあることでしょうか(ここがヘタクソな論文などは、中を読んでいっても何を言いたいのかわからないものが多いです)

長文問題とか見ればわかる思いますが、論文形式のものは大体この構成なはずです
(ただ、fictionのような物語形式は全く異なる書き方をしています)

ま、もっと簡単に言えば、ピントの合っていない望遠鏡をのぞいて、大体「ここを見せたい」というところに方向を向けます
そして、少しずつズームを合わせて、ピントも合わせながら、「そこらあたり」のくっきりした映像を手にするような感じです
このズームのとり方が間違うと、情報が多すぎますし、言いたいこともフォーカスできないので、読者は迷ってしまうわけです
「えっ? あのかわいい女の子を見ればいいの? いや、その反対側から歩いてきたどハデな服装のおばさんを見ればいいの? どっち」という具合です

結局writingの話しをしてしまいました
長文問題や何かの短いessayなどを見てもらえばわかると思います
ニュースについてはややこれと構成が違うのですが、大まかには同じです
違うとすれば、内容によってconclusion的なところがないものが多く、わざとぼかして含みをもたせて終わることが多いです(特に、書いた人が結果を出さず、インタビューした人などが言ったことで締めくくって、それを結論のようにして、あとは読む人にまかせるような構成です)
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この回答へのお礼

懇切丁寧な説明ありがとうございます。受験に差し支えない範囲で参考書を一読しようか迷っておりました。是非参考にさせていただきます。

お礼日時:2013/07/23 00:30

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