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論文で、ある人物の生い立ちを記す際、出典はどのようにつけたらよいのでしょうか?

卒論として、ある音楽家の伝記的研究をテーマに論文を書いています。
大まかなアウトラインは、「生い立ちを紹介」→「手記から精神病理を考察」→「さらに作品と精神病理の関係を考察」という流れになっています。
この生い立ちのパートで大まかに音楽家の人生を概観しています。
この場合、「18××年に○○で誕生する」といった事実であっても、一文ごとに注釈をつけ参考文献を挙げなければならないのでしょうか。基本的な情報(出生地、出身校等)について参考にしている資料は、一番正確であるとされている年表です。
現在は一文ごとに注釈をつけていますが、注釈が膨大な量になっています。
すると、論文が読みにくい上に、注釈が「同上, p.xx」で埋まってしまい、他の注釈が見づらいです。
章の冒頭で「基本的な情報は△△の『○○』を参照した。なお、注釈が膨大になるため、この資料を参照した部分の注釈は割愛する」といった宣言をして、この資料に関する注釈を省略してもよいのでしょうか。具体的には、音楽家の出生した年、出生地、親兄弟、出身校等にまつわる部分です。

あるいは、ほかに何かアイディアがありましたらご教授下さい。

A 回答 (1件)

ものすごく有名な音楽家であれば、特に参考資料を挙げる必要はないと思います。


たとえばモーツァルトとかベートーベンとか、ちょっとした辞典、入門書、はたまたCDに入っている解説書を見れば、生い立ちなどはすぐ分かります。
そういう「誰でも知っている(知らなくてもすぐ調べがつく)」人については、基本、参考文献は挙げなくてもいいように思います。

別の言い方をすれば、生い立ちがはっきりしている人については、どの資料を見ても同じことが書いてあるので、もし何か参考資料を挙げるのであれば、何故、その参考資料を使ったのかということを書かねばならなくなります。

とはいえ、同じ人物であっても生い立ちに複数の説がある場合があります。
その場合は「○○氏の説によると、18××年に○○で誕生したとされる(参考資料名)」という具合にしないとまずいとは思います。

学部、学科、ゼミによって論文の書き方(資料の扱い方)には違いがあると思いますが、私が書いた時の経験では、注とは別に、論文末尾に「参考資料」として読んだ資料すべての書誌情報を記載しました。
そういうふうな書き方をすれば、「あ、この人はこの資料を読んで、この人物の生い立ちを書いたんだな」と指導教授に分かってもらえます。

生い立ちについての参考資料をどうしても記載したいのであれば、質問文にある

>「基本的な情報は△△の『○○』を参照した。なお、注釈が膨大になるため、この資料を参照した部分の注釈は割愛する」

と書いておけばいいでしょう。
あるいは、その「生い立ち紹介」の末尾に、

以上、生い立ちについては『○○』(△△著、□□出版、2013年刊)を参照した。

としてもいいでしょうし、「生い立ち紹介」の末尾に注番号、たとえば(1)と付けておいて、論文末尾に

(1) 以上、生い立ちについては『○○』(△△著、□□出版、2013年刊)を参照した。

という具合に書いてもいいでしょう。

もし大学の卒論であるならば、指導教授もしくは先輩の大学院生に聞くのが一番です。
それができないなら、参考にしている書籍、論文等でどのように処理されているか参考にしてみては如何でしょうか。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。
ご回答ありがとうございました。大変参考になります。

すぐに調べがつくような人物の場合は、参考資料を挙げなくてもよいのですね。
指導教授が体調不良の為休職中で、他に相談できる方もなく困っていました。
様々な説が混在する部分は、適宜引用を用いて注釈をつけ、
そうではない部分を書くに当たって参考にした資料については、生い立ち紹介の末尾に記そうと思います。
そのほうが、章の導入部がごちゃつかずに読みやすくなりそうです。

また、回答を拝見してから、大学の図書館で修士論文を確認してみたところ、
生い立ち・来歴に関しては本文中に注をつけずに論文末尾に参考資料を挙げる形式がほとんどでした。
私もこの方法で論文を書こうと思います。
ご丁寧にお教え頂き、本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/12/20 00:27

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