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私立の医学部の問題って、応用問題が多い?

A 回答 (3件)

元塾講師です。



私立の医学部と言っても千差万別です。私立トップの慶應医学部と帝京の医学部ではやはり違います(むしろ帝京は数学を避けることもできますし)。
また私立医学部は「難問奇問が多い」と言われており、それが「応用問題が多い」と認識されているのではないかと思います。以下は難問奇問が多い理由を書きます。

1:倍率が高い
2:倍率が高い・多浪が多い
3:医学部予備校の戦略

1:倍率が高い
私立医学部の倍率は非常に高く、その為問題を難しくする必要があります。日本の大学入試の状態では、得点率7割程度が一番実力を反映したテスト(合否)になるといわれています。そのため、合否ラインが7割程度にするために、問題が他の学部よりも難しくする必要があります。他の理系学部と比べると定員が少なく、それでいて志望者が多いので倍率が高くなるのです。

2:倍率が高い・多浪が多い
1:倍率が高いだけでなく、多浪が多いこともあります。倍率が高いために何年も浪人している人も多く、そうなると「何年も頑張っているのに合格できない」という状態を正当化するために「問題が難しい」とするのです。私立医学部受験で何年も浪人できる受験生は裕福な家庭出身者です。また、中高で大した受験をしていない場合も多く、大学受験が最初の挫折ですが、金にものを言わせている親を見て、自分も万能であると勘違いしている人は結構います。ただ、受験で不合格という事実はあるわけで、その事実だけが邪魔なわけです。そのため、「問題が悪く、自分は悪くない」という結論として、問題のせいにしたがります。

3:医学部予備校の戦略
医学部予備校は普通の予備校よりも割高で、そのプレミアム分を「難しい医学部受験に特化した講師による授業」としていいますが、ほぼ全員の講師が他社(非医学部予備校)でも授業をしています。しかし、そうした「口実」で高いお金を金持ちから吹っかけているわけで、逆にそうした理由が必要になります。「普通の予備校で頑張っても合格できます」なんて医学部予備校は絶対に言いません。ただ、実際はそうした予備校に通っても普通の予備校と大差ない結果になります。医学部予備校の合格実績を見ると分かりますが、ほとんどが底辺大医学部ばかりです。彼らからすればそうした大学でも医学部に合格できているので万々歳ですが、あれだけの大金を積んで予備校に通った成果としてはどうかと思います。

実際、最近の医学部の問題は普通に正解できる問題ばかりです。また地方の国公立大学の医学部の数学も驚くほど簡単になっています。正直、塾・予備校に通わなくても独学で十分合格を狙えるくらい簡単になっています。
ご参考までに
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私立の医学部の入試って、偏差値がそこそこ高いわりに


易問が多いのは、No.1 の回答にあるように、
医師の資質としては、思考力や想像力よりも
ルーチンワークでミスを犯さないことのほうが
ずっと重要だからなんでしょうね。だから、
合否ラインの高い凡ミス比べの戦いになる。
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入試問題はその大学学部学科にできるだけ優秀な合格者を迎えるのが役目です.



医学部(医学科)では応用問題と見なされる問題の比率が高くなるでしょう.基礎問題の易問を並べたら,「凡ミスの少なさ」を測定する戦いになってしまって頭脳のタフさやキレを評価できない.

医療現場では凡ミスの少なさも必要な才ではありますから,小問を工夫したり共通テストを課したり,それぞれ工夫もしてます.
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