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エミッタ接地回路でバイパスコンデンサをはずすと電圧利得が大きく下がってしまう理由を教えてください
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A 回答 (3件)

直感的に説明しましょう。



入力信号によりベース電圧が上がって、ベースに電流がより多く流れると、コレクタからエミッタに流れる電流もトランジスタの増幅率にしたがって増えます。これが増幅の基本です。

ところがエミッタ抵抗があると、コレクタから流れて来た電流が増えることで抵抗により大きな電圧が生じます(E=IR)。もともとエミッタの抵抗はベースとエミッタ間でバイアス電圧を作るためのものです。エミッタの電圧が上昇することで、ベースとエミッタ間の電位差が小さくなり、みかけのベース電圧が下がるようになってしまいます。

つまり、もともとベース電圧は入力信号で高くなったハズなのに、エミッタ抵抗のせいでベースとエミッタ間の電位差が下がってしまいます。これは負帰還がかかったのと同じであり、結果として増幅率が下がってしまうのです。
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 エミッタ抵抗が負帰還抵抗になるためです。

こちらをご参考に↓
http://www-nh.scphys.kyoto-u.ac.jp/~enyo/kougi/e …

参考URL:http://www-nh.scphys.kyoto-u.ac.jp/~enyo/kougi/e …
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エミッタバイパスコンデンサは、交流信号に対して抵抗REを短絡する役目をしてます。

元々、エミッタ抵抗は、熱暴走などの対策として、安定度を上げるために入れた帰還抵抗でした。この働きは、直流電圧だけで充分です。(詳しくは電流帰還バイアス回路の説明にあると思います。)
コンデンサをつけないと、交流信号もエミッタ抵抗で消費されてしまうので(電圧降下となってしまうので)、コレクタからの出力がその分小さくなってしまいます。増幅度は当然小さくなってしまいます。
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